東濃IFR

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自隊飛行訓練(2021年5月4日その1)

2021年08月15日 07時00分14秒 | 航空機
世間はゴールデンウィークだが公僕は通常業務。
防災航空隊も例外なく、この日は午前中に3号機で自隊訓練を行うという。
自分はまだ行ったことが無い訓練場なので事前に確認。
かなり覚悟が必要な場所っぽいのでそれなりに装備を持って行くことにした。

道中、連絡が入り実働で1号機が出るという。
3号機は何かあった用でスタンバイとのこと。ただ、早く1号機が戻ってこれば訓練を行うという。
それでは現地でお待ちしております。

高速を降りて山道へ入りかける。
そこから見かけた高圧鉄塔群に違和感を覚える。


何だかいつもと違うような…


あ、塔頂部が曲がってる。ここだったんだ。


 2020年12月の大雪の時に被害を受けた鉄塔で架空地線着雪で重みに耐えられず塔頂部が折れてしまった。
 架空地線だから送電には影響がないようだが、この先どうやって改修するのかな。

 場外に向かって走っているとゲートが出没。
 近くにある案内板を見ると場外まで6.5キロほどある。
 訓練開始時間までにはまだあるから頑張って歩くか。



なるほど、こりゃ通行止めだわ。自転車担いで来た人がいたときにはびっくりした。


歩くこと1時間ちょい。ようやく場外に到着。伊吹山が綺麗。


 まるで見計らっていたように電話が入る。
 今日の午前の訓練は中止にして午後から行うという。
 こんなこともあろうかとお昼も持って来ていて正解だった。
 さて、3時間待つか。

 木陰を探してスタンバイ。
 対岸に見える伊吹山から時折聞こえるバイクの音。
 カメラで見ると結構交通量があるみたい。

 13時半を過ぎてFR24に3号機の機影が出る。
 よかった、訓練GOだ。



13:43 場外に到着。


13:44 まずはぐるっと回って異常が無いか確認。


ファイナルアプローチ…


13:45 スキッド後ろから接地させて


着陸、エンジンアイドル。お、今日は機長席にMさんだ。


 降機して自分のそばに来てくれたのはTさん。
 今日は飛行訓練を行うという。
 しかしここは狭い場外で移動はままならず。
 隅っこで転落しないような場所でじっと撮ることを伝える。



13:47 訓練開始。そういえば降ろす機材は少なかったな。


13:48 場外にアプローチして来てホイスト準備。


13:50 ホイストケーブルを出して降ろした先には…


13:51 T隊員が確保。そして巻いて~


手を放して巻取り。


そして離脱。


 ここまでが一連の動作で繰り返し行われる。
 地形的にここでのホバリングは難しそう。



13:53 再進入してきて


ケーブルを延ばす。


13:54 フック確保。しばらくそのままにしてから…


13:55 巻いて~


13:56 ゆっくりと巻取り中。

 
 注目はT隊員の足元。
 約50センチの輪があり、そこから片足が出ないようにフックを確保している。
 M操縦士が求められている操縦精度なわけだ。
 もちろん空港(岐阜基地)でも訓練はしている。
 しかし平野部と山間部では難しさは変わる。
 だから訓練して体に覚えさせるわけだ。
 


13:57 場所を移動して


13:58 ヘリ進入開始。


ここだよ~


風の状態を見つつアプローチ。


ホイストケーブルを延ばして


T隊員がキャッチ。しばらくして巻いて~


巻取り中…


続きます。
コメント
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