東濃IFR

ACARS,グライダー、航空機

Cross wind from South

2008年11月02日 21時26分43秒 | Weblog
今日は昨日とは違って南からのクロスウインド。しかも4~5メートルとかなり強い。しかも朝はとても冷え込んだので格納庫のあたりで霜柱が立っていました。

 今日はJA2434(霧ヶ峰13)とKa6(赤鼻シックス)が耐空検査のため、練習で飛ばすのはJA2433(関東13)のみ、ということで整備道具を持ってピストへ向かいました。

 集まった人も結構いた関係で、10時には本日1発目の発航となりました。自分が1番目~後席はH教官。
 偏流とってエアボーン、風の影響もあって離脱高度は2060メートル。でも上空はまだサーマルがなく静穏、旋回や偏流の取り方の練習をした後に場周パターンに入りました。このとき高度は1900メートル。
 このままでは少し高いと判断したので、車山に近づいてと+1~2の上昇帯がありましたがもうファイナルパターンに入っているのでそのままコンティニューアプローチ。
 クロスウインドを考慮して偏流を取り、いつも最後に速度が抜けてしまうクセがあるので意識して速度を出して進入しましたが、風の影響で結構持ち上げられる感覚がありました。
 高めに進入したはずなのに気が付くと結構低い高度でした。風の影響がかなりあり、ちょっとダイブブレーキを開くだけで沈下速度が大きくなるようです。

 その後練習生1巡した後に耐空検査飛行、体験搭乗と続きました。お昼頃にはサーマルも出ていたのですが、車山の斜面風の上昇帯がずっとでていたようで皆さんそちらの方で滞空していました。

 13時15分頃に本日2回目のフライト、後席は引き続きH教官。今回も離脱高度2060メートル。さて教官、どちらへ進路を取りますか?「・・・。」返事がない。
自分「左へ90度旋回します。」
教官「・・・。」
自分「もう一度左へ90度旋回します。」
教官「・・・。」
 教官からの指示がないってことは自分で考えて飛べ、と判断。途中でサーマルがあったのでサーマリングして上昇する。相変わらず滑ってしまうが少しは高度が取れたようで車山方面へ。
 皆さんが今日、滞空しているあたりへ着いたもののなかなか捉えきれず、どんどん風下側に流されていってしまう。山頂の風下側は風が巻いていて下降風となるためすぐに風上側へ移動する。そしてまたサーマリングするも…。
 自分の技量では捉えきれないと判断、霧ヶ峰湿原の方面へ探りながら離脱したところピスト上空付近で+2のサーマルがありました。でも1旋回する間になくなってしまったのでもう少し粘ったのですがあきらめ。
自分「着陸します」
教官「はい」
 その後も着陸するまで教官は黙っていました。すごく緊張したフライトとなりました。
 着陸してから教官から指導がありました。機体の速度管理と初動から持続へ入るのがまだ早い、ということ。
 目標として「毛糸(キャノピーにつけてある風向きとかを見るもの。ラダーとエルロンのバランスがいいと機体に対して直線となる)の振れを1~2センチ以内にすること。」と申し渡されました。がんばります。

 今日は用事があった関係で14時半頃、霧ヶ峰を後にしました。来週は来れるかな…。自分は明日から仕事、他の方は明日も休みだそうで。3日連続で乗るとだいぶ変わるんだけどな…。
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Cross wind from north

2008年11月01日 21時36分24秒 | Weblog
今日は関東では木枯し1号が吹き荒れたということで…霧ヶ峰滑空場も北西風でとても寒かったです。でもグライダーの操縦席の中は暖かかった。

 午前中からお昼2時頃までは北から北西の間で3メートルくらいのクロスウインドでしたが、日射は強いのであちこちにサーマルによる雲ができていました。
 
 この日4発目の発航したとき、ウインチマンから「短索がなくなっている」との連絡が。霧ヶ峰ではパラシュートと機体との間に5メートル程の索を取り付けているのですがこれがなくなっている。これがないと発航できないのでピストの無線係を除いて全員でススキの藪の中を探しました。
 自分は機体がワイヤーから離脱したところまでしか見ていなかったので外れたところは見ていませんでした。他の人も一緒だったようで、「北へ偏流とって発航したのだから滑走路の北側後半ではないか」との意見。自分もそう思って探したのだが全然見つからず。
 1時間くらいして、滑走路南側後半で見つかりました。ワイヤーを巻き取る間にだいぶ南へ流されていて、その後外れたようです。でも、回収された短索は2本。どうやら以前ヒューズ切れした短索が行方不明になっていたようで、これもついでに発見、回収となったようです。

 そんなこんなで自分の番に、後席はH教官。12時半頃にテイクオフ。強いところではバリオメーターが+5を振り切るくらい強いサーマルがあり、離脱高度2000メートルから一気に2630メートルまで駆け上がりました。
 でも強いプラスがあるなら強いマイナスもあるわけで…その後30分もしないうちに着陸となってしまいました。
 2本目は15時頃、後席はF教官。F教官とは久しぶりのフライトで少々緊張してしまいました。途中2回くらいスピンの初動になりかけてしまい慌ててリカバリー。自分では操縦桿を水平に動かしているつもりでも右へ動かすときは引き気味、左へ動かすときは押し気味になってしまい、さらに初動から持続へ入るタイミングが早いため横滑りを起こし、最終的には失速してしまうという状態。なんとかしなくては。
 2本目は結局1時間半も飛んでしまい、気が付くとすでに夕日に。
 アプローチは御嶽山方面(西)に向かってするのでとてもまぶしい。滑走路を見ても、見えるのはセンターラインと滑走路中間点のマーカーだけ。こんなに怖い着陸は初めてでしたがいい経験になりました。

今日は宿舎にて一泊。
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