小林 旭さんのヒット曲ではありませんが京阪8000系30番台の前面がクラシックタイプと呼ばれる仕様に変更され
運転台窓下にあった『K』マークを撤去しそこへ3000系時代の車番を復活させました。
その車番の表示が京都方が『3505』、大阪方が『3006』となりました。
そして本来の車番は向かって左下の標識灯の更に下の隅の方へ目立たない様?小さな黒字で表示されています。
K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
マニュアル f8 1/500sec ISO200 (150mm)
出町柳へ向かう旧3000系クラシックタイプ。特急の『鳩マーク』が従来の列車種別・方向幕による表示から
かつての金属板に埋め込められた登場時の形態を模した物に変更されています。
旧3000系登場時は特急以外の運用や回送時にこのマークの前にボディカラーと同色に塗られた目隠し板を
わざわざ装着していました。でもこのクラシックタイプの『鳩マーク』は脱着式でマークを外すと
従来の種別・方向幕が現れる構造ですがそれにしても上手い事考えますね。
K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
マニュアル f8 1/500sec ISO250 (300mm)
こちらは淀屋橋へ向かう旧3000系クラシックタイプ。
先に述べた特急『鳩マーク』以外にも見た目が復元された場所が有ります。それは前面の貫通扉に有る渡り板です。
ダブルデッカー車を組み込まれた現在は8両固定編成化され渡り板と幌が撤去されましたが
旧3000系が登場した当時は3+3連や3+4連といった編成でしたのでこの渡り板と幌は必須でした。
連結幌は貫通扉と共々前面より一段窪んだ場所に装備され銀色に輝く幌枠が大きなアクセントとなっていました。
余談ですが現在の連結幌枠は8連固定化編成後は外観のアクセントとしてのダミーとなっています。
K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
マニュアル f8 1/640sec ISO320 (70mm)
京阪電車に余り縁の無い方には『クラシックタイプ』仕様に変わった姿を見ても「どこが変わったの?」という
感じだと思います。でも旧3000系ファンにとって『3000系』の表記と板式『鳩マーク』の復活は心躍る要素なのです。
欲を言えばワイパーの黒も銀に変えて欲しいですね。もっと旧時代の雰囲気が出ると思います。
K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
マニュアル f7.1 1/500sec ISO400 (108mm)
少し引いた位置から俯瞰気味に『クラシックタイプ』の編成を撮影しました。
やはり『鳩マーク』変更の効果か?ものすごく旧3000系時代の雰囲気が伝わって来ます。
最後の1編成が来春引退するのは大変残念ですがこの様な最後の演出を見せてくれる京阪電鉄に
旧3000系のいちファンとして感激すると共に大きな感謝をしています。
両車の違いが、パッと見では判りませんね。
bigwest_1965さんのブログでこの列車の存在を知ったわけですから、仕方ありませんが・・・。
一枚目の縦横カーブが、フェチな僕としてはたまらないカーブです。
町中を縫うようにして走る路線ですから、このような場所がいっぱいありそうですね。
でも本当は、もっと圧縮して撮りたかったのでしょうが、お尻までを入れようとすると、
中望遠で仕方なく・・・、といったお気持ちが読み取れます。
(違ったらごめんなさい)
『クラッシックタイプ』として復元されたのは車番表示と鳩マークの形状。
そして貫通扉の渡り板だけなのでパッと見は殆ど同じです。
ただその場所が復元されただけでも3000系時代のスタイルを良く知っている
人間には十分昔の印象を伝えてくれるのです。
一枚目は仰る通りで立ち位置の引きが取れず、また手前の踏切りに有る
障害物検知装置を避けるとこの様な雰囲気でしか撮れませんでした。
8両全部が綺麗に納まるポイントがなかなか見つからず苦労しますね。