私の居住する地域には緊急事態宣言・まん延防止等重点措置は発出されていませんが
隣接する府県は緊急事態宣言の期間が延長されました。
鉄分補給の為の出撃も再度制約を受ける状況となりましたが流石に1カ月以上我慢した上に再び
20日間も耐えるというのも辛いですね。
という事で緊急事態宣言・まん延防止等重点措置が発出されている府県を避けて地元で
久しぶりの鉄分補給を行いました。
向かったのは信楽高原鐵道。
ほぼ1時間1本の運行頻度でJR草津線・近江鉄道と連絡する貴生川とタヌキの置物で有名な
信楽焼の信楽間14.7kmを結んでいます。
久しぶりに訪れるので下調べをすると現在はSKR400・500形、SKR310形が運行中という事で
以前、撮影した事の有るSKR200・300形は引退し紀州鉄道に譲渡されて第2の人生を歩んでいるそうですね。
取り敢えず雲井駅に到着しスマホで到着時刻を確認しようとしたら遠くからタイフォンの
吹鳴とジョイントを刻む音が響いて来ました。
慌ててカメラを取り出し構えると程無く単コロの気動車がやって来ました。
OLYMPUS OM-D E-M1 markⅡ+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
Avモード f4 1/500sec -0.3EV ISO500 (100mm)
新緑の映える中、やって来たのはSKR500形でした。
転換クロスシートを備えるSKR500形は私の好みにドンピシャと言えますがまだ乗った事も無く
今日が初体面でしたが今の季節にはこのカラーは文句無しですね!
撮影中に気付かなかったのですが何と鳩が車両に被っていました。
1991年(平成3年)5月14日に起きた信楽高原鐵道列車衝突事故は古い鉄チャンなら
記憶に有る痛ましい事故でした。
その事故以来、輸送力増強の為に設置された小野谷信号場も今は廃止されて上下列車の
行き違いも無くなりましたので1時間に1本という頻度で運行されています。
という事で恐らく今日はこのSKR500形との付き合いとなりそうですが
場所を移動して次のカットを狙います。
OLYMPUS OM-D E-M1 markⅡ+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
Avモード f4 1/500sec -0.3EV ISO500 (100mm)
正に萌える新緑を額縁に見立て1両を引き付けて撮影です。
撮影に関して1カ月以上のブランクが有りましたがE-M1Ⅱの俊敏性は
撮影者の衰えたレスポンスをしっかりカバーしてくれました。
次も折り返しのSKR500形という事で新鮮味が薄れていくのは仕方ないのですが
私が好む圧縮撮りで新緑萌える一枚を狙いました。
OLYMPUS OM-D E-M1 markⅡ+LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH. / POWER O.I.S.
Avモード f5 1/500sec -0.3EV ISO400 (150mm)
緑+緑の組み合わせが続きましたので今度は前ボケに彩りを加えてみました。
単コロだけだと単調になりますのでレールの曲線とツツジの前ボケをあしらってみました。
画質的には望遠レンズによる圧縮撮りには向かない好天による陽炎が道床から
立ち上がり精鋭度に欠ける状況ですが目をつぶりましょう(笑)。
梅雨の中休みの今日は好天に恵まれて少々汗ばむ陽気となりましたが
ファインダーを覗き込み列車を狙う瞬間はやはり良いものですね。
早く何処の地域でもコロナ禍を意識せず自由に鉄分補給出来る日が来るのを心待ちにしています。
昨日は長良川鉄道を北濃駅を撮りに訪れましたが、1時間に1本運行でした。ない時間帯もあり、これで経営が成り立つの?複雑な気持ちになります。とにかく我々が生きている間は元気で運行されて欲しいと思います。
>よく観ると左下に赤い一輪の花。
よくぞ気付いて頂きましたね!
列車到着までこの花(アザミ?)をフレームに入れるか入れないかで相当悩みました。
緑の中を行く緑の車両が狙いでは有りますがこの花の赤紫色がワンポイントで活きるかな?
そう思い本番ではこの花を入れました。
その思いを写真から汲み取って頂いてとても嬉しく思います。