私鉄王国関西において国鉄が初めて車両の標準化という殻を破り送り出した電車が117系でした。
特に京阪間において京阪3000系・阪急6300系・国鉄117系の熱いデッドヒートは
当時の関西鉄道ファンを大いに楽しませてくれました。
既に京阪3000系は引退しましたが阪急6300系は『京とれいん』や嵐山線専用車としてまだ活躍しています。
また京都近郊でも117系も改造を受けた300番台を中心とした6連編成がひっそり?と湖西線・草津線でローカル運用に就いています。
そんな117系ですが団体運用を主とした8両編成が2本存在しています。
T01・T02の編成番号を持つこの2本は団体用臨時列車が主たる任務で『金光臨』と呼ばれる団体列車は有名です。
今日はたまたま試運転中のT01編成8連を捉える事が出来ました。
K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
Avモード f7.1 1/1600sec ISO400 -0.3EV (210mm)
かつての関西急電52系電車を彷彿させるクリーム車体にブラウン帯の登場時まんまのカラーの8連は
117系が新快速時代に見せた輝きを放っている様に思えました。
編成に組み込まれた100番台の2両のクリーム色が他の車両とは少し違い浮いているのはご愛嬌でしょうか?
まだ末期に塗られた300番台よりはマシだと思いますよ?
・・・とか言いながら117-1と117-36しか原形がないのが、なんとも寂しい。。。
車端部ロング化もされないし、中身は新車のときのまま。
たまに湖西線でこの100番台が組み込まれた編成が来たら好んで乗っていますね~。
次はいよいよ冬シーズン。
堅田以北でどのように美しく見せてくれるか、117には期待です♪
使い勝手が悪いという事で213系と117系は追い出されてしまいました。
デビュー当初は、最新鋭のデザインでしたが、
地元で活躍していた113系、165系に比べて鉄ちゃんからは人気が無く、
見向きもされていませんでした。
しかし、現状これを撮ろうと思うと県を跨がなければなりません。
関西はたくさんの車種にあふれていますね!
117系デビュー当時の話題性を知る者として
ドア周囲のロングシート化改造を受け
亜幹線でひっそり生き延びている117系の現況を見るに付け残念に思います。
全車廃車という訳では無く走っているだけ有り難いのかも知れませんが・・・。
最盛期は6+6の12連が有りましたので原色の8連を見て嬉しくなりました。
京阪の3000系同様、末期はオリジナルカラーで看取ってやりたいというのが
本音ですね。
そう思えば6300系は幸せな末期かも知れません。
既に時代は料金徴収列車以外の2扉クロス車の存在を許さないのでしょうね。
関西では京阪・阪急のガチンコのライバル車として当時は117系は大人気でしたが
JR時代に突入後はマニア・一般利用者から好まれない車両になりましたね。
新快速の利便性・速達性の優位を定着させた221・223系の功績には敵いませんでした。
113系と共に117系の最後の活躍を見守りたいと思います。
私も撮影することができました。T01だったので本記事と同じ車体になりますね。
湖西線で運用されているものとは別に団体用で存在していることは初めて知りました。
編成が長くなるとカーブになっているポイントを探したくなりますね。
今回、いつもの様に最近お気に入りの225系新快速を狙うつもりで待っていたら
偶然捕捉出来ました。
団体用の2編成は6連か更に中間2連を挿入した8連で運用されています。
余り詳しくないのですが中間車はトイレ増設もされているそうです。
湖西線に入る6連は殆どがドア付近がロングシートに改造された
300番台で組成されています。