京阪電鉄旧3000系特急車は今日3月23日(土)を含め、あと24日(日)、30日(土)、31日(日)の
特別運行(中之島→出町柳・臨時快速特急)をもって引退します。
この特別運行は往事のイメージにより近づける為にダブルデッカー車を除いた7両編成で走ります。
私自身、今日の運行日以外は全て仕事なので京阪旧3000系の撮影は今日が最後となります。
静かに旧3000系を見送る為に他人がいない今まで撮った事のない場所でカメラを構えました。
K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
Avモード f10 1/800sec ISO1000 (70mm)
望遠の圧縮撮りと違って70mmでこの様なアングルで撮ると被写体ブレが起き易いので
天気が薄曇りという事もあり感度は高目のISO1000です。
f8の絞り優先AEでシャッター速度は1/1000sec前後の値が出ていましたが撮影データーを見てびっくり!
知らぬ間に絞り値が変わっていたようです。
ラストの撮影という事で緊張していたのでしょうか?ファインダー内表示を見る余裕も無かったようです。
前照灯と標識灯が点いていたのはラストランのサービスでしょうか?
編成中2箇所に赤文字の『テレビカー』のロゴが復刻され車体側面の車番表示も3000系時代の物に変わっていました。
旧3000系の最後に相応しい心憎い演出です。
通り過ぎる編成を眺めながらすかさずバックショットを狙います。
K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
Avモード f10 1/1000sec ISO1000 (300mm)
順光で引き立つ京阪特急色。このカラーも消えていくのかと思うととても残念です。
4日有る特別運行は片道だけとなりますが出町柳から回送となり折り返してくるので
撮影場所を移動してその回送を待ちます。
K-5+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
Avモード f8 1/500sec ISO400 (300mm)
この場所は昨年10月、このブログで『昔の名前で出ています ~旧3000系 クラシックタイプ~』という記事で
紹介した写真と同じ場所です。昨年初めて撮った場所なのですが個人的には気に入った場所なので
折り返しの回送の撮影は迷わずこの場所にしました。
鳩マークの目隠し板と「回」の丸サボを付けた7両編成の旧3000系。
これが私にとって本当の旧3000系ラストショットです。
さようならテレビカー ありがとう旧3000系特急車!
この言葉自体、昭和の香りがプンプンします。
引退するにはもったいないくらいきれいな外装と、
まだまだ現役としても通じる関西私鉄デザインですよ。
前照灯付きもラッキーでしたね。
とうとう僕は見ることなく終わりましたが、
しっかりとbigwest_1965さんの記録で拝見させて頂きました。
とうとう旧3000系と最後の対面を果たしました。
まさに昭和の幻影を引きずって今日まで走り続けたと思います。
京阪ファンではなく旧3000系ファンだっただけにとても寂しいのですが
これも時の流れ、仕方の無い事です。
京阪電鉄による数々のイベント、演出によって旧3000系を楽しく
見送る事が出来たと思います。
自分の中で昭和を代表するシンボルが、また一つ消えてしまいました。
最後にもう一度撮影に行きたかったのですが、それは叶いませんでした。
この塗装がなくなるのは、本当に残念です。
7両のおけいはんって寂しくもあり、一つの時代が終わった証拠でしょうか?
最後の『回』の看板を含め、四半世紀おつかれさまと言いたいですね(^^)
関西に育った我々世代にとって京阪旧3000系の引退は本当に残念です。
でも1編成だけでも今日まで活躍を続けてくれた事に感謝したいものですね。
いつの日か旧3000系の後輩特急車がリバイバルでも良いので
カーマインレッド&マンダリンオレンジの“本物”の京阪特急色で
走ってくれる事を期待したいです。
人が居ない場所でと移動していたらこの辺りまで来てしまいました。
最終の土日は恐らく凄い人手なんでしょうね。
こんなに旧3000系って人気が有ったっけ?と言うのが本音です。