先日に、緩和医療の一環として「腹腔神経叢ブロック(内臓神経ブロック)」が可能な病院(リンク)をUPしました。長くなるので今回に分割しましたが「腹水」についてです。
「腹水ろ過再静注法(KM-CART)」(リンク要町病院)は保険対象ですが、可能な医療施設が限られます。また、主治医も否定的であったり知らなかったりもあるようです(とボケているのかも) しかも腹水・胸水は数日(2-3日)で溜まってしまいます。
「デンバーシャント留置術」は「KM-CART」できる医療施設が近隣にない場合は有効です。関東の対象医療施設(リンク先全国PDF)は以下となります。
担当は放射線科となりますので、今の担当医院に紹介状を書いて貰って留置して戴く流れとなります。治療自体は今の病院での継続となりますが、この段階では緩和病棟の有無を視野に入れて転院を検討しても宜しいかと思います(前もって緩和先にシャント留置を打診)
デンバーシャントとは(リンク先 IVR学会論文)を参照願います。国立がんセンター中央病院の医師曰く「難治性腹水
に対する臨床効果は絶大である。エビデンスに乏しく十分に浸透していない治療の一つ」とあります。