国立がん研究センター 院内がん登録生存率集計 が今月に公開されました。特に10年は初めてですかね。
特徴は分類が詳細なことです。目次には記載されていませんが甲状腺には未分化型もありました。胃癌には4型(スキルス)も欲しかったけどキリが無いし仕方ないか。
2014-2015年 5年生存率(PDF)
2014-2015年版の29頁から癌の種別生存率が記載されています。一例として肺がんの小細胞型です。進行が早いことで有名ですよね。生存率は膵臓癌より低いです。悪性度を把握するのに使えます。肺がん全体の平均値で見てはいけません(猶予が少ないのです)
2011年 10年生存率(PDF)
見方は上記に同じです。ちなみに膵臓癌Ⅳ期で0.6%でした。
Amebaなどでは「絶対治す!」コメにも「強い意志を持って・・・」云々をよく見かけます。癌サバイバーとして気持ちは理解できますが、実態を念頭に今後の計画を考えた方が良いと思いまする。
70%を下回れば”もしも”を。
50%を下回れば”そうなるかも”で。
30%を下回れば”そうなってもおかしくない”のです。