所謂「オイル粘度」とは一般的にはSAE規格だっけ?のことです。最近のエコカーは0W-20が多く、スポーツカーは5W-40とかも使いますね。
RB26DETT(旧スカイラインGT-R)でサーキット走行するなら15W-50や10W-60という高額なオイルが必要とされました。ちなみに60は動粘度が約26となります(EG型式と同じで覚えやすい)
このエンジンは油圧が落ちると焼き付き易いのです。私はコース専用の吊り下げ式オイルクーラーを入れていました。ラジエター前に設置すると冷却水が冷えませんので。低温側は、元々最低地上高が低いので雪が積もっている所へは行かんのですが15Wでも問題はありません。
15WのWとはウインターグレードの略で0=-35℃対応、5=-30℃、10=-25℃、15=-20℃迄の対応となります。日光湯元の1-2月で-10℃、余力を見ても-15℃ですから15Wでも問題無いのです。要するに通常の街乗りなら左側の”〇〇W”は気にする必要は無い(寒冷地を除く)と考えています。
北海道の陸別町とかは-30℃なので0~5となりますな。寒いから駅の階段にまでドアが付いていました。
右側の数値はサマーグレードで粘度(100℃での動粘度)を示しています。街乗りしかしないなら20~30(動粘度12位)でも十分ですが、クラシックカーや古いキャブレター車は機械的に弱かったり燃焼温度も不安定なので高粘度が必要となります。写真はモチュールのクラシック用オイルですが50です。ハイカムや高ブースト等の改造車も要注意ですね。
ギャランはスロットル拡張しECU改で1.6kと高ブーストを掛けていました。なのでカストロールEDGE 5W-40(100%合成油)を入れていましたが、サーキットをやめてからは10W30でした。
じゃなんで0W-20指定なの? 標準回答は「燃費のため。それ用にエンジンも設計されています」となりますね。
しかし、ひねくれ者の私は売上&利益と考えておりまする。今までのオイルを急に値上げは出来んしね。7-8年前の三菱の価格ですが10W-30は安いのです。同時期のスズキの0W-20は1Lで1,000円でした。1.56倍すね。
ということで、ディーラー保証の終わった私は0W-20指定の車に5W-30や5W-40を入れていますし(保証もあるし自己責任なのでマネしないでねw)、VITZは10W-30で9万走って異常無しでした。燃費も”みんカラ”と比較しても遜色ありません。オイルの質については次回に。
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