岐阜の画廊 文錦堂

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期待の新人!!

2012-09-12 10:06:40 | 工芸
皆さん、おはようございます。

昨日、突然パソコンの調子が悪くなり、インターネットやメールが出来なくなってしまいました・・・。
パソコン関連の会社を経営する友人に直ぐに連絡し急遽見てもらうことになったのですが、これがまた不思議なことに友人が見ようとした瞬間、今までうんともすんとも動かなかったパソコンが突然動きだすではありませんか!?
まるで「病院に連れて行く」と行ったら「病気が治った」という仮病の子どもみたいなパソコンに、二人で笑ってしまいました。
どうも電源の接触が悪かったようなのですが・・・、皆さんもこの様な経験をお持ちではないでしょうか???

さて、長く続いた猛暑の夏も過ぎ、秋の気配が日増しに感じるようになった今日この頃ですが、秋といえば食欲の秋・読書の秋・スポーツの秋などと言われますが芸術の秋でもあるんですね!!

少し涼しくなってきたこともあり、これからいよいよ多くの陶工の方々が窯焚きや窯出しを始められる季節となります。
今後入荷する新作群をドシドシご紹介していきますので、ご期待下さい!!

では、今日は瀬戸から期待の若手新人作家の新作が届きましたのでご紹介致します。

 瀬戸の窯元さんの五代目でもある深見 文紀さんの新作です。





   「漫画織部徳利」 H13.6×D 7.2cm (売約済



   「漫画織部ぐい呑」 H 5.4×D 6.8cm (売約済



   「漫画織部ぐい呑」 H 5.0×D 7.5cm (売約済

酒好きな文紀くんならではの自由闊達な作風は見る者を楽しませてくれます。楽しい酒宴となりそうですね。

深見 文紀(ふかみ ふみのり)

1980年 愛知県瀬戸市に生まれる。
2001年 瀬戸窯業訓練校卒業後、岸本 謙仁先生に4年間師事する。

現在、グループ展、個展を中心に活動する。
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次回展「唐津 村山 健太郎展」」のDMが出来上がりました!!

2012-09-11 10:22:58 | 工芸
皆さん、おはようございます。

昨日は、2週間ぶりとなる休日を満喫致しました。

さて、先の「~初窯作品を中心に~ 信楽 古谷 和也 作陶展」を無事終えてホッとするのも束の間、早くも次回展 「唐津 村山 健太郎 陶展」【10月6日(土)~14日()】のDMが出来上がってきましたので、取急ぎ皆さんにご紹介致します。

前展のDMでは初窯をイメージしていただく為、敢えて作品を掲載せず、窯焚き風景の写真を前面に出したDMで大変ご好評を頂きました!!果たして今展のDMの出来栄えはいかがでしょうか???



次代の唐津焼を担う新鋭として、現在注目の存在である村山 健太郎さんの東海地方“初”となる待望の個展です。
師である川上 清美氏の下で、素材が持つ魅力を最大限に引き出す師の技法をしっかりと継承された健太郎さんの作品は、若さに満ちた勢いが感じられ、いま着実にファンを増やしています。
朝鮮唐津・斑唐津・絵唐津、そして黒唐津や黄唐津など、伝統を大切に汲みながらも、自分の世界を表現しようとする健太郎さんの新作群を、皆様お揃いでご高覧下さいますようご案内申し上げます。

 発刊中の炎芸術111号「展覧会プレビュー」(P119)にも掲載。




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☆私の一押し作品《古谷 和也展・壷編》☆

2012-09-09 15:39:09 | 工芸
皆さん、こんにちは。

快晴の日曜日を迎えていますが、今日も多くのお客様がご来廊下さり個展最終日に相応しい1日となりました。

さて、先週末1日から開催致しておりました「~初窯作品を中心に~ 信楽 古谷 和也 作陶展」も、本日、無事最終日を迎えることが出来ました。
おかげ様で、展示内容が初窯作品ならではの変化に富んだ窯変作品が中心だったこともあり、今年1番の人出となる素晴らしい個展となりました。改めて、愛好家の方々の和也くんに対する期待の高さを認識することが出来ました。
本展開催に対し多大なご協力を賜わりました古谷 和也先生、ならびに県内外からご来廊賜わりました多くの来場者の方々に対しまして改めて厚く厚く御礼申し上げます。

では、「私の一押し作品」としてラストを飾るのは「壷編」です。今展でも会場奥で圧倒的な存在感を放っていた、



   「信楽大壷」 H25.0×D13.0cm ¥493,500-

 底部には、初窯作品ならではの「左馬」の掻き銘が。

左馬(ひだりうま)・・・古来より馬は縁起がよい動物といわれており、中でも馬の字を反転させた「左馬」は招福のシンボルとされています。

その由来は、馬には右から乗ると転ぶという習性があるため、必ず左側から乗ることからきています。
つまり「左馬は倒れない」として、人生を大過なく過ごせるという意味が込められています。
また、左馬の文字の下の部分が巾着の形に似ていることから金運のお守りにも使われたり、普通は人が馬をひいていくところを、逆に馬が人をひいてくる(=招き入れる)ということから商売繁盛にも繋がるとされています。

陶芸の世界では、新設の窯に火を入れる時は、作品が途中で倒れないで無事に焼けるようにとの願いをこめ、左馬(頭が右、尻尾が左)を描いたものを焼くことが多いそうです。
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☆私の一押し作品《古谷 和也展・花器編》☆

2012-09-08 13:41:18 | 工芸
皆さん、こんにちは。

今日の岐阜は、昼過ぎからどしゃぶりの大雨に見舞われました。一時だけで止みましたが凄かったです・・・。

さて、先週末9日より開催致しています「~初窯作品を中心に~ 信楽 古谷 和也 作陶展」 【~ 9日()】ですが、残すところ明日1日となりました。
今展は和也先生のご協力もあり、初窯作品ならではの変化に富んだ窯変作品を中心とした、素晴らしい個展を開催することが出来たのではないかと自負致しております。
まだまだ明日1日残しています。どうぞ和也先生のこの素晴らしい個展を、皆様お揃いでご高覧賜わりますようご案内申し上げます。

では、今日も「私の一押し作品《花入編》」として選りすぐりの逸品をご紹介致したいと思います。
先ずは、信楽といえばやっぱり「蹲」ですよね!! 

 DMの表紙にシルエットで掲載し今展でも1番人気だった、



   「信楽蹲」 H19.4×D19.0cm (売約済

(うずくまる)・・・・古信楽・古伊賀,近くは越前古窯・古丹波などの代表的な小壺(こつぼ)。底が大きく、人が蹲(うずくま)ったような形から「蹲」と呼ばれています。元来は農家の日用品でしたが,茶人の好みで花入れなどに使われています。

ところで、皆さんは「伊賀に耳あり、信楽に耳なし」という言葉をお聞きになられたことはありますか?
これは、伊賀焼と信楽焼と特徴がよく似ていることから、違いを伝えるための言葉なんだそうですよ。



   「伊賀花入」 H25.0×D13.0cm ¥84,000-



   「信楽三角花入」 H25.2×D12.6cm ¥84,000-

続いて、昔、藁とか稲を柔らかくする為に叩いて伸ばしたのに使われた砧、その見立てで砧形に作られた



   「伊賀砧花入」 H25.2×D12.0cm ¥84,000-

最後は、会場内で独特の雰囲気を醸し出す経筒花入。経筒の花入れは、もともとは 経典を土中に埋納するときに用いた筒形の容器です。青銅や金属のものが多かったようですが、現在は仏事の茶会などの花入れとして用いられます。



   「伊賀経筒花入」 H27.5×D16.0cm ¥84,000-

ラストを飾る明日は、「壷編」をご紹介致します。乞うご期待!!

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☆私の一押し作品《古谷 和也展・茶器(2)編》☆

2012-09-07 16:18:51 | 工芸
皆さん、こんにちは。

引続き、「私の一押し作品・茶器(2)編」をご紹介致します。
今展では、水指や茶碗以外にも香合や振出といった小物類の茶器も出展されました。

先ずは、茶を点てる前の湯を沸かす時に炉等で焚くための香を入れる香合をご紹介致します。

※香合の中には必ず香を3個入れておきます。その内2個は炭の近くに落とし入れて薫じさせ、残り1個はそのまま拝見に回します。風炉と炉では用いる香が違うため、異なる香合を用います。





   「信楽伽藍香合」 H 4.0×D 5.7cm (売約済



   「伊賀伽藍香合」 H 3.3×D 6.0cm ¥26,250-

ちなみに伽藍の由来ですが、寺院の大伽藍を支える礎石を手本に作られたといわれる古伊賀の名品「伽藍石香合」(がらんせきこうごう)を参考にされたそうです。
※「伽藍石香合」は、江戸時代後期の大名茶人 松平 不昧公が所持していたことでも有名です。

続いて、茶道具の一つで金平糖のような小さな菓子を入れておく振出をご紹介致します。





   「伊賀振出」 H 6.4×D 5.4cm (売約済



   「信楽振出」 H 6.3×D 6.0cm (売約済

明日は、「花器編」をご紹介致します。皆さん、乞うご期待!!!
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