岐阜の画廊 文錦堂

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☆私の一押し作品《李朝に思いを寄せて・・・/鈴木 大弓 編》☆

2013-05-18 10:24:09 | 工芸
皆さん、こんにちは。

今朝の岐阜は、青空が広がる快晴の週末を迎えています。 今日も夏日となりそうです・・・(

さて、早いもので先週末から開催致しております「NEW Generation 2013展」 【~19日()】も、残すところあと2日間となりました。
是非、今週末は若手人気陶芸家たちによる6者6様の“個性”が出た素晴らしい競演をご高覧下さい!!

さて、今日も「私の一押し作品!!」と題して、現在開催中の「NEW Generation 2013展」から選りすぐりの作品をご紹介していきたいと思います。

今日ご紹介する方は、これまた「NEW Generation展」初登場となる鈴木 大弓さんです。
李朝のやきものに想いを寄せる大弓さんは、韓国の聞慶・慶州で修業を積まれ、現在は信楽の地にて作陶する新進気鋭の作家です。
実は、大弓さんのお住まいになられている現在の住居兼工房の前住人は、陶芸家の大前 悟さんなんですよ。 皆さん、ご存知でしたか?
完璧さを狙わず、敢えて完璧なものを避けることで“美”の理想を見出した李朝作品。
奇をてらうことのないおおらかな大弓さんの作風からも、そんな李朝の不完全な“美”を感じます・・・。 今後の活躍がますます楽しみな若手陶芸家の一人です。



   鈴木 大弓 作 「井戸茶碗」 H 8.8×D16.0cm・・・・・(売約済

続いて、お寺のご住職が夏茶碗用にとお求めになられた刷毛目の平茶碗。 お茶会では、どのような表情を見せてくれるのか楽しみです・・・。


   鈴木 大弓 作 「刷毛目茶碗」 H 5.7×D15.4cm・・・・・(売約済

数奇者をも唸らす大弓さんの作品。 最後は、使い込むたびに器が育つ楽しみを感じさせてくれるだろう酒器揃。



   鈴木 大弓 作 「絵刷毛目徳利」 H13.0×D10.0cm・・・・・(売約済

写真手前左から

   鈴木 大弓 作「三島盃」 H 4.0×D 8.9cm・・・・・(売約済

   鈴木 大弓 作「井戸盃」 H 4.2×D 8.0cm・・・・・(売約済

鈴木 大弓 (すずき ひろゆみ)

1981年、宮城県仙台市生まれ 中央大学卒業 大学在学中に作陶を始める 2005年、韓国、聞慶・慶州にて修業 2009年、信楽にて独立
2010年、信楽・ギャラリー陶園にて初個展 2011年、東京・穴窯陶廊 炎色野にて個展

ラストを飾る明日は、今展初登場組の一人で最年少でもある「戸叶 恵介 編」です。 乞うご期待!!
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緊急告知!!《深見 文紀作品、追加入荷のお知らせ》

2013-05-17 12:38:13 | 工芸
皆さん、こんにちは。

多くのお客様からのご要望につき、現在開催中の「NEW Generation 2013展」に出展されている深見 文紀さんの「漫画織部ぐい呑」が追加入荷致しましたので、取急ぎお知らせ申し上げます。

本日16日(木)18:00~より、弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)にて順次掲載させて頂きます。

 【正面】

 【見込】

深見 文紀 作 「漫画織部ぐい呑」・・・・・各(売約済
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☆私の一押し作品《漫画織部/深見 文紀 編》☆

2013-05-17 10:21:07 | 工芸
皆さん、こんにちは。

今日の岐阜も、朝から太陽が照りつける夏日となっています。(

さて、早いもので先週末から開催致しております「NEW Generation 2013展」 【~19日()】も、いよいよ後半戦へと突入です。
是非、今週末は若手人気陶芸家たちによる6者6様の“個性”が出た素晴らしい競演をご高覧下さい。

さて、今日も「私の一押し作品!!」と題して、現在開催中の「NEW Generation 2013展」から選りすぐりの作品をご紹介していきたいと思います。

今日ご紹介する方は、「NEW Generation展」初登場となる深見 文紀さんです。
瀬戸の窯元「磁光園」さんの5代目でもある深見さんは、1980年生まれの新進気鋭の作家で、織部・志野・灰釉など作品は多岐に亘りますが、取分け自由闊達に描かれる「漫画織部」と称す織部作品は、見る者を楽しませてくれます。
本年開催された「第6回現代茶碗展」において、初出品にして見事入選を果たされるなど、今後の活躍がますます楽しみな“大注目”の若手陶芸家の一人です。

今展でも、大ブレークを見せる深見さんの作品ですが、この茶碗には、なんと異国の地である英国からご注文が入りました!?(驚)



   深見 文紀 作 「漫画織部茶碗」 H 9.4×D12.0cm・・・・・(売約済

続いて、「第6回現代茶碗展」の入選作品と同手の作品。 灰釉にかなり粗めの赤土による器肌が良く映えます。



   深見 文紀 作 「灰釉茶碗」 H 8.3×D11.5cm・・・・・(売約済

最後は、会期早々に完売となった「漫画織部」による酒器揃。 
今展では、これまでの作風に加え、日本古来の伝統芸能でもある歌舞伎を題材にした作品も新たに発表されました。
織部と歌舞伎、まさに戦国時代から江戸時代にかけて派手な衣装や一風変った異形を好んだりした「かぶき者」の精神が感じられます・・・。



   深見 文紀 作 「漫画織部徳利」 H12.8×D 8.9cm・・・・・(売約済

写真手前左から

   深見 文紀 作「漫画織部ぐい呑」 H 5.8×D 6.2cm・・・・・(売約済

   深見 文紀 作「漫画織部ぐい呑」 H 5.4×D 7.9cm・・・・・(売約済

深見 文紀 (ふかみ ふみのり)

1980年、愛知県瀬戸市生まれ 2001年、瀬戸窯業訓練校卒業後、岸本 謙仁氏に4年間師事 2013年、「第6回現代茶碗展」入選 

明日は、今展初登場組の一人「鈴木 大弓 編」です。 乞うご期待!!
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☆私の一押し作品《魅惑の青/矢野 直人 編》☆

2013-05-16 16:27:18 | 工芸
皆さん、こんにちは。

連日暑い日が続いていますが、今日の岐阜も太陽が照りつける暑い1日となっています。(

さて、早いもので先週末から開催致しております「NEW Generation 2013展」 【~19日()】も中日を迎え、いよいよ後半戦へと突入です。
是非、今週末は若手人気陶芸家たちによる6者6様の“個性”が出た素晴らしい競演をご高覧下さい。

さて、今日も「私の一押し作品!!」と題して、現在開催中の「NEW Generation 2013展」から選りすぐりの作品をご紹介していきたいと思います。

今日ご紹介する方は、昨日のブログでご紹介した井口 大輔さんと共に、昨年のメンバーの一人でもあった矢野 直人さんです。
矢野さんは、1976年生まれの新進気鋭の作家で、5年間に亘るアメリカ留学や韓国蔚山での作陶経験を生かし、唐津焼に新風を吹き込んでいます。
次世代の唐津焼を担う作家として現在“大注目”の若手陶芸家の一人です!! 

今回は、玄界灘を連想させる様な青みを帯びた藁灰釉で昨年も評判となった斑・朝鮮唐津作品をご紹介致します。 先ずは、水指から



   矢野 直人 作 「朝鮮唐津水指」 H18.5×D19.3cm・・・・・¥73,500-

続いて、窯変の景色を見せる



   矢野 直人 作 「朝鮮唐津花生」 H26.0×D17.5cm・・・・・¥73,500-

最後は、会期早々に完売となった酒器揃。



   矢野 直人 作「朝鮮唐津徳利」 H12.6×D 8.7cm・・・・・(売約済

写真手前左から

   矢野 直人 作「朝鮮唐津ぐい呑」 H 5.6×D 6.0cm・・・・・(売約済

   矢野 直人 作「斑唐津ぐい呑」 H 5.5×D 6.2cm・・・・・(売約済

現在、唐津焼は次世代の台頭が激しく、矢野さんをはじめ有望な若手作家たちが切磋琢磨しながら鎬を削っています。
伝統を踏襲しながらも、自らの表現が出来る若き才能達が溢れる唐津。 彼らの活躍がますます楽しみで、今後も唐津から目が離せません・・・。

矢野 直人 (やの なおと)

1976年、佐賀県鎮西町生まれ 1994年、5年間アメリカ留学 2002年、佐賀県立有田窯業大学校専門課程陶磁器科卒業 
2003年、佐賀県立有田窯業大学校嘱託講師(助手) 2004年、殿山窯 2008年、韓国 蔚山にて6ヶ月作陶

明日は、瀬戸の新鋭「深見 文紀 編」です。 乞うご期待!!
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☆私の一押し作品《独特の器肌・銹陶(しゅうとう)/井口 大輔 編》☆

2013-05-15 17:34:00 | 工芸
皆さん、こんにちは。

32度を記録した昨日に比べると幾分マシではありますが、今日の岐阜も十分すぎるほどの暑さとなっています。(
この暑さの中、ついに種子島の池田 省吾さんから先の「陶人形展」分の桐箱がドカ~ンと届きました!! あまりの量にしばし呆然です・・・。
皆さんお待ちかねですので、大至急納品作業に取り掛かりたいと思います。 作品がお手元に届くまで、今しばし楽しみにお待ちください!!



今回は、省吾さんよりサプライズなプレゼントも。

 “初”「陶人形展」だったこともあり、作品にちなんだ図柄も桐箱に描かれていますよ!!

さて、今日も「私の一押し作品!!」と題して、現在開催中の「NEW Generation 2013展」 【~19日()】から選りすぐりの作品をご紹介していきたいと思います。

今日は、昨年のメンバーの一人でもある井口 大輔さんの作品をご紹介致します。
井口 大輔くんは、1975年生まれの新進気鋭の作家で、青瓷の人気作家 浦口 雅行先生のもとで5年間修行された後に独立され、現在は栃木県真岡市にて作陶活動に励まれています。 次世代の陶芸界を担う作家として、現在“大注目”の若手陶芸家の一人です!!

ちなみに、元サッカー選手の中田 英寿氏が立ち上げた、日本文化再発見プロジェクト Revalue Nipponでも、「独特の肌を持った陶器。陶芸家 井口 大輔」 (http://nakata.net/rnp/area/3093/)として、井口くんが紹介されていますよ!! 

先ずは、サビた陶器の如く風合いから自ら名付けた独自の銹陶(しゅうとう)作品による2つの茶碗から、



   井口 大輔 作 「黒銹陶銀彩茶碗」 H 9.9×D11.6cm・・・・・(売約済



   井口 大輔 作 「彩銹陶銀彩茶碗」 H 8.4×D10.3cm・・・・・¥73,500-

井口さん独自の銹陶(しゅうとう)作品ですが、様々なバリエーションも楽しめます。 センス溢れる酒器揃も。



   井口 大輔 作「銹陶銀彩徳利」 H13.5×D 7.2cm・・・・・¥18,900-

写真手前左から

   井口 大輔 作「銹陶銀彩ぐい呑」 H 6.0×D 6.4cm・・・・・(売約済

   井口 大輔 作「彩銹陶銀彩ぐい呑」 H 4.8×D 6.5cm・・・・・¥12,600-

注:独自の銹陶(しゅうとう)作品は、銹(サビ)た独特の風合いを出すために、整形して素焼きをしたあと、もみの灰を表面に塗り、窯で焼きあげたあとにワイヤーブラシで磨くという技法をとるそうです。
その器肌は、手に吸い付くような柔らかい質感を持ち、手びねりによって成形された須恵器を想わす独特のフォルムと合わさって、見る者を惹きつけます・・・。

井口 大輔 (いぐち だいすけ)

1971年、栃木県真岡市生まれ 1987年、宇都宮市に移り同地で育つ 1998年、東北芸術工科大学芸術学部美術科陶芸卒業 1999年、栃木県窯業指導所修了
2000年、栃木県窯業指導所研究生修了、陶芸家 浦口 雅行氏に師事 2005年、栃木県真岡市に築窯、独立

明日は、唐津の新鋭「矢野 直人 編」です。 乞うご期待!!
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