老いのひまつぶし

東海地方に在住の80才の男性です。
日常の喜怒哀楽を綴って行きます。

三重県立美術館へ

2011-10-07 09:32:01 | 日記

大変爽やかな秋の日が続きます。 昨日上記美術館で開催中の「藤島武二・岡田三郎助展」を見て来ました。
三重県の津市に在りますが私は津市へは初めてなので心配でしたが、朝日新聞の広告の地図を頼りに行ってみました。
我が家を8時半に出て名古屋から近鉄電車に乗ります、計画では特急で行く積りが30分前の急行に乗車です。
乗車時間1時間5分で10時45分に津駅へ到着、特急と大差なく電車賃が安くて済みました。
津駅西出口から徒歩10分で美術館に到着でした。この辺りは繁華街も無く官庁街?なのか静かな街並みでした。

藤島武二氏(1867~1943)・岡田三郎助(1869~1939)ともに明治中期から昭和初期に創作活動された画家だそうです。
そして共に当時の東京美術学校の助教授になりその後文部省留学生としてヨーロッパに遊学されて居ります。
両者の沢山の絵が展示されて居りましたがその中には女性を描いた物が多く有りました。
藤島作品では「婦人と朝顔」「桃花裸婦」「造花」「女の横顔」等が印象に残りました。そして当時の三越百貨店から依頼を受け制作した「桜狩り」や大阪駅に展示された「もみじ狩り」は大作でした。

岡田作品では「萩」「支那絹の前」このモデルは八千代夫人だそうです、八千代夫人は小山内薫氏の妹だそうです。
「沐浴の前」は裸婦の後姿と景色を描いて居ります。「あやめの衣」これも着物を着た女性の後ろ姿でこの着物の実物も展示されて居りました。
他に「野菊と薔薇」は昭和天皇の御料車の座席の後ろに飾られた物だだそうです。

こうした数々の名作を見て回って2時間半お腹が空いて来たのが気になって外に出ました。館内の案内の人に市の繁華街を訪ねると駅より離れて居るとの事でとりあえず駅正面に回り簡単な昼食をして津を去りました。
心が落ち着く2時間余でしたが、けっこう足が疲れました。