老いのひまつぶし

東海地方に在住の80才の男性です。
日常の喜怒哀楽を綴って行きます。

京都の妙心寺へ

2011-10-18 16:09:58 | 日記

先週、私の菩提寺から他の檀家さん達とバス6台で臨済宗妙心寺派の本山である正法山妙心寺へお参りに行って来ました。
私はこれで7回目のお参りになりますが今回は隣人と連れ立っての訪問となります。隣人の菩提寺も同じ妙心寺派と言う事で以前から行きたいと聞いて居たのでお誘いしました。
到着しますとまず花園会館に入り総勢が並んで両側に塔頭(タッチュウ)のある石畳の道を歩き微妙殿に入ります。
この日は総勢210余名でしたが全員が正座出来る広さの畳の部屋です。ここで当寺の高僧の先導に合わせ読経をし各家の先祖代々の供養をして頂きます。その後法話を交え約1時間でした。
次の大広間で全員が精進料理を戴きます、一人の居場所が座布団一枚でその前に御膳が整然と並んでお食事を戴く訳です。
お寺で戴く精進料理と言っても決して質素で無く一般の京料理屋さんの物と変わりません。その種類も10種余とあり、ごま豆腐・湯葉料理から始まって全ての料理が畑の作物から出来て居ります。
食事後約1時間の自由時間がありましたので境内を散策。本来ならお寺の案内で重要文化財の法堂(ハットウ)の内部を見せて貰えるのですが今回は堂内が工事中の為見せて頂けませんでした。
同行の隣人に「行ったら見れるよ」と言ってた天井画、狩野探幽筆「雲竜図」の案内が無くて本当に残念でした。
私は何回も見てるので知って居りますが、堂内のどの位置から見ても龍の目玉がこちらを睨んで居て、また見る位置に因ってはその姿が昇り竜や下り竜にも見えます。
また所定の位置に立ち手を打ち鳴らすとその音が反響して後から耳に届くと言う仕掛けも有ります。
三門・仏堂・鐘楼を外観だけ見て回りました。隣人の彼は樹齢300年の沙羅の木を見たかったのですが花の咲く時期だけの公開と言う事でした。帰りのバスの車中で和尚さんから本山参拝奨励賞とバッジを頂きました。
バスは次の観光地、宇治の平等院へ向かいましたが激しい雨の中の短い見学時間ではなんとも味気ないものです。
そして帰途の途中、彦根のキャッスルロードを散策して帰路に着きました。
平等院と彦根の話しはまた次回ブログに書きたいと思います。