老いのひまつぶし

東海地方に在住の80才の男性です。
日常の喜怒哀楽を綴って行きます。

大須演芸場

2014-01-25 16:16:27 | 日記
今月末で閉鎖される大須演芸場が名残惜しいです。

私はもともと落語が大好きでラジオで良く聞いて居りました。当時は寄席は東京か大阪にしか無くて寄席の雰囲気を味わうのはこの地方ではままならぬ事でした。

その頃の大須の街には衣料関係の店が多くて、ジャケットや替ズボンを買いに出掛けて演芸場に入るのが楽しみでした。

人気の落語家や漫才師が掛かる席では立ち見で観て居ました。あの頃の小三治師匠やドツキ漫才の庄司敏江さん達は元気で勢いが在りました。
その他に沢山の落語家さんや漫才師さんを見ましたが、いま思い出すのがなかなか・・・です。

結婚して子供が出来、休日も家庭や子供中心の過ごし方になり演芸場に行くのも途絶えて居りました。

そんな時期も過ぎて今度は母親を連れて行く様になりましたが、もうその頃は出演者も有名な人はトリだけで入場者も少なくなって居ました。

やはり来場者が少ないと経営も苦しくなり人気の芸人さんが呼べなくなったのでしょうね。するとまた来場者が減ると言う悪循環ですね。

その後は年に3~4回行って居りましたが、だんだん入場者も減って来て、私も母の介護等で最近は行く機会が無くなって来ました。

それにしても名古屋人はそうした興行の現場に足を運ぶと言う事をあまりしないですね。
ナゴヤドームや御園座等も年々来場者が少なくなって先行きが心配です。

それでもバブルの頃はメーカーや販売店の招待客で賑わって居ました。でも今はそんなお客さんも少ないです。

やはりファンであるなら身銭を切って駆け付ける気持ちが無いと、この地での興行は低迷するのではないでしょうか。寂しい事ですね。