老いのひまつぶし

東海地方に在住の80才の男性です。
日常の喜怒哀楽を綴って行きます。

雑穀米のお弁当

2018-04-10 11:25:49 | 日記
春になって花見や野外でのお弁当を食べる事が多くなりましたね。

先日、私が受講しているカルチャー教室でも昼食会がありました。
生徒の殆どが65歳以上と言う事なので主催者が野菜を中心とした総菜にご飯は雑穀米でした。
皆さんは(特に女性は)「普段に食べない雑穀ご飯は美味しいね」と仰有っていましたが、
戦中派の私には”何を今更キビやヒエの混じったご飯を・・・”との気持ちがあります。

私を除いて全員の方が戦後生まれで、ある程度食料の状況が良くなって来た時代の人達です。
食事を取りながら、私が幼い頃に経験した昭和19年~20年夏までの都市での主食について話しました。
今ここで食べているお弁当は雑穀がよく入っていて2割で、しかも精製がきれい。

私達があの頃食べていたご飯にはあまり精製されて無くただひしゃけた大粒の大麦やキビ・ヒエが3割~5割も入っていた。
19年後半から20年になると大豆から油を絞ったカスのひしゃけた大豆が配給されていました。
当時ではそれしか無いので大豆の生臭い味を顔をしかめて食べるしか無かったのです。

話を聞かれた周りの人達は実際に食べていないので実感が湧かないようです。
ただサツマイモが主食の代替品だった事は知って居られました。
私は皆さんに「今は健康を考えてと雑穀米をと推奨されるけど、戦中派の私たちには真っ白なお米のご飯が大好き、おかずは梅干しだけでも結構です、と。