なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

樿山934m

2016-01-04 | 雪の山
朝里岳温泉から国際スキー場までの間に、車を止められるところがどれくらいあるか調査しようと思った。
冬のご近所ルートの問題は、駐車場問題なのだ。

天気にも思いを巡らせる。
等圧線が百松から春香山までのラインと平行の時、雲が朝里岳~中山峠までの山並みに止められて小樽内川より小樽川は天気が崩れるのが遅れるのではないか、という仮説をもとに車を走らせる。
車を止められる場所をチェックしながら国際スキー場に着く。
白井に登ろうかと思ったが、前述の天気考察からすると飛行場ラインから天気が崩れるはず。
では、その手前の山並みならどうだろう、ということで未踏のつげ山にする。

地図を眺めて「ここかな」と思う、755ポコを通る尾根に取り付く。


狭い沢筋から尾根に出るとデポがある。
やはりみなさん考えることは同じですね。

送電線下。
この時は、ここ滑るの楽しそう、と考えているが…。
755を越えると白井方面が見える。いる場所はまだ晴れているが、スキー場方面がほぼ真っ白。
行かなかった白井岳は輝いて見えるが、後ろの飛行場は白い。
ふむふむ。仮説は正しいか…。

前方に細尾根がとんがっているところが見える。近づいても左右ともスキーでの回避は厳しそう。
シートラでヤブ細尾根に真っ向勝負。
松の木が密で歩きにくい。
ここで、来た道を下るのが嫌になる。


900mに来ると、広く開けた尾根に出て解放感。ゴジュウカラが飛び交い、コゲラが木をたたく。
ピークも見えていい場所だ。入り込んでいる沢型を見て地図を確認、ここを下れば多少はまっても夕日の沢に出るじゃない!


のんびりしたピーク。

沢型に下る。
トレースがあるじゃないか。考えることはみな同じ。
気持ちよく沢型を下って夕日の沢林道に合流。
渡渉をどうしようか考えるのが楽しかった。

どっちのルートも以前から登られているようですね。
登りのルートはスキーには向きません。

ダムを過ぎると降雪はありませんでしたね~。
ダム近辺は、尾根越えした雲が雪を降らせる範囲を少し越えている、ということか…。