なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

マイノリティ・リポート

2024-03-09 | 雪の山
久しぶり(おそらく10年以上)ぶりのキロロ周辺のBC。
おまけに数年ぶりの山ボード。
山中で会ったのは、みな太板ヒャッホーの英語圏の方々。
気が付けば雪山マイノリティによるレポート。
天気があまりよくないのは承知の上、パウダージャンキー時代を思い出しわしわし登った満足day。

愛用のスノーシューは、経年劣化でバンドがボロボロになっていた。

2月に数週間かけて調べ、代用品?になりそうな布バンドを見つけておいた。
これを試したいのも目的のひとつ。

沢型を抜けると、992mと1107mの間の沢型が広がる。

右手の尾根を上がる。

天気はだんだん悪くなる。
白い世界で風が強く寒い。
こんな日に限ってツェルトを忘れたので穴を掘り出す。
風よけでいろんな工夫をしていると、だんだんおもしろくなってきてしまい半雪洞ができてしまった。
天気はよくなっていたが、まあいいや、ということでのんびりお昼。

今シーズン最高地点の昼ご飯。

東向き斜面はあまりいい雪ではなかったが、とりあえず滑る。

天候も安定してきて満足度が高い。

谷まで下りて、1107mへ登り返す。

相棒Uは太板なのでトレースが合わない。
久々の急斜面シューラッセルを黙々とこなし、高度をかせぐ。

1107mPeak付近は風も穏やか。

高度感がうれしい。


阿女鱒岳へのルートを見定めつつ、少し眺めを楽しんで、お楽しみの沢型に踏み出す。

ボードはスピードが出るので顔が冷たい。
でも眺めもいいし、雪もいい。

弾んで滑るか、スプレーを飛ばすか、と贅沢な悩みを脳内にため込み、久しぶりの乗り心地を楽しむ。

転んでないのに体中雪だらけ。
ボートは雪と遊んでいる感が強くていい。
新しいバンドのスノーシューも、思いのほかしっかりとブーツを掴んでくれてとても満足。

海外から人が滑りたくなる場所を、簡単に楽しめることに感慨を深め満足に浸る。
今夜の酒はうまい。