なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

銭函天狗岳2

2007-11-07 | 
撮ってもらった写真をいただいた。
まず夜。みなといっしょにさわぐ。


日曜日の写真も感激。


中央カンテ2ピッチ目終了点から、セカンドをビレイする。

高度感たっぷり。

ピークから石狩平野を望む。


上に下にと写真を撮っていただき、カメラマンに心より感謝いたします。

銭函天狗山

2007-11-04 | 
土曜の午後から、泊まりで銭函天狗岳へ。
多分北区、西区、手稲区などからは一番近い山小屋です。銭天山荘に、山仲間とともに泊まる。

みなさん到着すると、野菜を切ったり、テーブルを用意したり、水道管をつないだり、ランプをつけたり、まきを運んだりと、だれが指示することなく自然に動く。なんて素晴らしい人たちだろう。当然ビールも自由に飲む。心から落ち着くメンバーです。

今回は子孫2のみいっしょ。彼はこの仲間うちでは、宴会に欠かせない一人となりつつあり、確実に演芸上位にランクされている。5年生にして、酒を飲まずに、父を越えた。

山自体は小さいので、朝はとてもゆっくり。
でも、かっぱを含む4人は、ピーク直下の岩稜を登るため、少し早めに出る。

青い線が、中央チムニールートで、赤い線が中央カンテルート。
とてもポカポカして天気がよく、岩がきれいに一望できた。それですっかり嬉しくなって、始めに目に飛び込んできた中央カンテに登りたくてしかたがない。

中央テラスまで快適に上がって、若い娘二人のためにチムニーにTrをセット。
2人を登らせて心置きなく、カンテに向かう。
白水社の日本登山体系1では5級A2というグレードになっていて、「カンテは快適な人口登攀」と書いてある。見た感じ、フリーでも何とかなるかなと思い、いつものUくんにビレイを頼み、登り始める。
出だしから、ちょっとドキドキ。5mも上がると、秋晴れの空に気持ちよく体を投げ出して登るパートに入る。
小ハングののっこしは、なんとかテンションをかけずに頑張った。
が、抜けそうなハーケンが怖くて突っ込む前にテンション。
A0を2,3度繰り返して抜ける。
そこから上はフリーで抜けきった。
全部フリーだと、10dか11aという感じがした。
また機会があれば、ぜひ下から全部つなげてみたい。

登攀中、ピークからの声援が届く。向こうから見たらどんな感じなんだろう。

ピークの天気のよい事、好みの「怖さ」を、晴れた空の下で味わえたこと、でとてもよい気分。

小屋の手配に掃除。洗い物片付けから、食事の準備、子孫2を伴っての登山などなど・・・。人々のありがたみを噛み締めながら、好きなことをさせて頂きました。
よい2日間。

雨の義経

2007-11-01 | 
期待を込めてこの日と予定していたのにまた雨。
昨日までは素敵な秋晴れだったのに・・・。
奇跡を信じて義経岩に行くが・・・、雨。

しばらく食べ物を撮影したりして過す。

洞窟があるので、雨の日も過すだけなら安心。

登れるルートが4つあった。
同行のSが、『ブラックホール』に触りたいというので、Trをかけに行く。
しばらく、Sに説明したりしながら過すが、我慢しきれず、触れる2つ目の『おれんじつぶつぶ』をマスタートライ。雷が響く。
そろそろ、どこかへ転進しようかという話が出るものの、ブラックホールにTrがかかったままになっているので、登れる3つ目の、『子供ジュスティーヌ』。ヌンチャクがけ。手触りが良いので、休憩後、とりあえずRP。
Sは、その間ひたすらブラックホールにTrトライ。スムーズにムーブが出来ずに苦しんでいる。

寒冷前線も通り過ぎたのか、雨も上がったりし始め、気をよくして、登れる4つ目『牛若丸』を触ろうと、南中央側からTrをかけにいく。ところが、降りてからぼーっとしていてかけたロープを抜いてしまい、また登る。
で、『牛若丸』に取り付くも、さすが11d。テン山でホールドを確かめる。
降りた後、本気でSにブラックホールムーブ作りを手伝ったが、抜けきるまではいたらず、回収へ。

雨だし、途中で帰ろうと思っていたのに、結局この日は10b以上を、11cのRPも含め8本も登った。
これは充実した1日と言えるのか?