なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

義経での事故

2007-11-12 | 
11月10日(土)午前10:15ごろ
・4mほどの高さからグラウンドフォール。
・後背部打撲。背骨の一つに内出血。臀部から大腿部にかけての打撲。右手首ひび。(固定のみの軽い骨折)
【経過】
 前日までの仕事で疲れを感じているにもかかわらず、早朝出発。この時期にしては暖かく、あきらめかけていた事もあり、到着し上機嫌。登れる喜びをかみしめている。
 ビレイヤーが経験が浅い事もあり、フリーグレードの無い3級ルートに取り付く。
 グレード的に問題ないと判断し、運動靴のまま登り始める。
 登り始めてすぐの壁が垂直になる所で、1本目の残置ハーケンがあるが、錆びている事とロープの流れを考え、ランニングを取らず次のハーケンを目指す。
 2本目のハーケンに手が届く所で、全身垂壁。(本ルートではここだけ)確実なホールドがなかったため、右手で縦ホールドをガストン気味に取り、左足を小さいスタンスに上げる。ガバを取りに左手を伸ばしたところ左足が滑り、滑落。
 直下の丸い岩に後背部を強打し、弾んで下の斜面に1mほど滑る。

 衝撃のため、しばらく呼吸ができず整える。
 呼吸が落ち着いてから、ビレイヤーにシートを敷いてもらい被害を確認。

【グラウンドフォールに至った原因】
① 喜びによる慢心。
② 少し悩みながら1本目のランニングを取らなかった。
③ 垂直部分で、簡単なルートでの基本、『3点支持』を怠った。
④ ビレイヤーが経験不足にもかかわらず、スポット等の詳しい説明を怠った。
⑤ ②~④は、全て①に起因する。

 慢心により、近くにいたクライマーの方及び、関係者の皆様にご迷惑をかけたことを深く反省しています。
 幸い、頭部への打撲等はなく、全身への打ち身と全治1か月ほどのひびですみました。今年の岩はこれまでです。