なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

積丹岳大滝沢 積丹岳1255m

2010-08-02 | 沢登り
若者3人を含む5人パーティーで、大滝沢から積丹岳ピークを目指す。
30日、車を1台、積丹岳の小屋前にデポ。
北尾根の取り付き林道の最深部へ行き、そこが結構快適なテン場。
ビールとソーセージを堪能。夜の闇は酔いを深めますね~。

31日、やぶこぎを案じて、3:00起床。
若者2人は、起きた瞬間からテンションが高くて、会話がはずむ。
こちらは3:00起きでは、心も体も何もはずまない。

4:00テン場初。草ぼうぼうの林道を歩き、15分で入渓地点。水門跡がある。
前日まで、大雨警報など出ていたので、多少水量が多いかな。

5:30大滝着。

噂通りの迫力。圧巻ですね。
右岸の草付急登を上がり、3mほどのハングを越えて登る。上り口から2mのところにランニング用の支点有り。

大滝の上に出るとすぐに美しい小さなナメ滝が連続。


F3、20m。どこでも登れそうな階段状の滝。水流の右を、若者がトップで突破。


8:30、F6、25m。3段テラス風の滝。水量が少なければ、真ん中も行けそうだが、水流の左から登る。


8:50、500mの二股。
本流である左股にはF7があり、左岸を直登。
ここまでで滝も終わりかあ、などと言っていたけど、小滝が続くのであきない。
750m地点の、地図で左岸にがけマークの場所は急なナメ上地形。

フリクションが効いていて登りやすい。視界も開けてきていてとてもいい感じ。

ナメ地帯を越えると、またまた小滝が表れ始めてうれしい。

意味もなくシャワークライミング。

11:50、藪に突入。

20分で、狭いお花畑に出る。そこから別の沢型に入り、詰めていく。
沢型は、すぐ切れて笹&潅木、時々ハイマツの藪に再突入。

1時間くらいのヤブ漕ぎで、積丹岳ピーク。


もっと、やぶが大変かと思っていたので、得した気分。
日高がつぶれて積丹になったので、盛り上がりに欠けていたのだけど、沢には満足できました。