なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

天気が悪い日は札幌奥座敷で過ごそう

2023-01-03 | 雪の山
1日、2日と天気予報とにらめっこしながらどこに行こうか考える。
新年の動きは3日から、しかし何となく冬型が続いていて好天を望むと雪がない場所になる。外れすぎる可能性を考えると遠出はしたくない。
「そう言えば大二股山は登っていないな…」と思い地図を眺めると、何となく中山峠から下りて行ったらおもしろいかな、と思ってしまう。
今回は3人なので車回収、縦走作戦決行。


なかなかの低温と吹雪の中、中山峠を出発。

すぐに望羊台。

広くて視界が利かないので、目指す東斜面がどっちだかよくわからない。
そもそも雪が深くてちっとも滑らないので、少しずつ下りつつ位置を確認して進んでいく。


「西風の日は東側を稜線で囲まれたところなら風は吹かないはず」、という目論見通り、雪は多いが風は穏やか。風の神様に感謝を感じていると風の神様の造形物が現れる。

なんと美しい形状でしょう。

林道にあたり、駅逓沢川という定山渓鉄道を偲ばせるような名前の沢を渡るころ、三角点マスターのしょうたろさんが「椿山寄っていきません?」と言う。看板もあるというので興味津々。

へー、って感じですね。冬にここだけを目指す方がいたらお友達になりたいものだ。
少し北に進み、豊平川本流に下りる。

時々4,5ターンできる深雪複雑形状斜面が現れて楽しい。
沢に近づき、上から眺めるとスノーブリッジを渡れそうなのでまっすぐ沢に下りる。

長い緩斜面で板が走らず、ここまでで結構時間がかかっていたので、大二股山までの登りは、3人でワシワシラッセルマシーンと化す。でも雪重い。

大きな針葉樹の森は好きです。シンとした感じがいい。

大二股山到着。

周囲の森がいいですね。


またまた広めの尾根を歩きながら沢に下りる。
でも、途中はうれしい深雪斜面があった。

体がほぼ雪で覆われた写真、撮れてうれしい1枚。

川幅が少し広くなった豊平川を眺めながら、林道ラッセルでゴールへ向かう。


最後に望岳台への登りがあるんですよ。ここ。
何回来てもきつい。
結局、8時間越えの森林俳諧ウロウロツアー。
この時期にしてはちとやりすぎ。
疲れたけど、歩き通せたのはラッセル仲間と順調に距離を伸ばしてきておかげと感じ、かなり満足。

皆様にとってよい年でありますように…。