岩場に新しいラインを拓くことを「開拓」と表現する。
Dzさんが午後から人を探しているようだったので立候補。
赤岩祝津寄りの岩で、試登とボルト打ちビレイ。
お昼を小樽の眺めのよいところで食べようかと思い、早めに出発。
すると、今日も天気を深く考える現象に出会った。
札幌から出発し、銭函を越えると雨。
張碓~小樽築港間は土砂降りと言っても過言ではなかった。
ところが、小樽の街に入ると、ほぼ降雨なし。
祝津なんて完全に乾いていて降った形跡すらない。
赤岩峠の方は降ったらしいから、興味深い。
さて、午後1時に合流。
藪を分け入り、50m弱の懸垂で取り付きへ。
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懸垂中の眺め。
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下の浜、いいとこですね。
取り付きは、落ち着かない感じなので、落ち着く場所にしたい気持ちが働く。
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ここにDzさんが3本のラインを引こうとしている。
1本は完成していて「シサム」というとのこと。
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赤いラインがそうで、登らせてもらった。
左隣に2本のラインができつつある。
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ラインの完成度を上げるための活動を手伝い、TRで試登させてもらった。
ムーブを固めていく過程は楽しいに違いない。
試登中だから、いろんなものが落ちてくる。
自分が登っている時も、欠けたり取れたりした。
「そうだよなあ。開拓ってそういうことだよなあ。」と思う。
赤岩全体が開かれていく時代、どれだけ落石が起きたり起こしたりしたのだろう。
つまり、先人の偉大さと時代の大らかさを改めて深く感じ入った、ということ。
中身の濃い半日。
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