昨日は、ガスケット交換後好調維持中のMG-ZT-Tで
一年の内8月のひと月だけ営業という「河口湖自動車博物館」まで!
歴代のMG詣でもさることながらお目当ては、別館「飛行館」に展示されている零戦や隼、そして一式陸攻。
開館の20分ほど前に到着。まだまだ駐車場には余裕が。
入口にはいきなりF-104が。旋回性能悪そう。
自動車館に入り早速MGの始祖様達にご対面。
MG-M
戦前わずか数台輸入されただけの内の2台がここに。
戦中は改造されてトラックとして使われていたとか。素晴らしいレストア具合。
動態保存なのかな?。
いきなり時代は下がって戦後生まれのMG達
MGーTC
MG-TD
これは、今でも極まれに走っているのを見かける。。。
そしてぐっとモダンになったMG-A
ビンテージなエンブレム達
緑に囲まれとてもいい雰囲気。
カニ目に
アルピーヌも
続いて飛行館に・・・
日本で唯一の陸軍一式戦闘「隼」Ⅰ型がお出迎え。
主脚を格納した飛行時のスタイルで展示。
塗装は「加藤隼戦闘隊」でお馴染みの飛行第64戦隊、加藤隊長機仕様。
7.7ミリ機銃口
当然ながら復元後は飛行してないので外板の捻じれもなく非常に綺麗。
枕頭鋲の並びも美しくうっとりしてしまうほど。
零戦21型
なんとオリジナルの部材を90%以上使用しているとのこと。
翼端の折り畳み機構もよく見ることができる。
スケルトン状態の零戦21型。
こちらもよりオリジナルの部材や構造を観察できるよう敢えてこの状態での展示とのこと。
主脚を折りたたんだ状態での展示のため風防を真近に見ることができる。
主翼内の20ミリ機銃。
そして同じく零戦の52型。
エンジンのカウリングを一部外してあり、オリジナルの栄エンジンを眺めることができる。
同じ空間で零戦を3機一緒に見る事ができるとは。。。
そして一式陸上攻撃機22型。
とにかくデカい。
巨大さゆえに胴体のみの復元なれど、零戦と並ぶとさらにその大きさが引立つし、往時の戦爆連合の姿が偲ばれるというもの。
あらためてすごい博物館だ。。。
前方部分。特徴的な全面アクリルのキャノピーが完璧に再現されている。
搭乗員乗り組み口のある胴体部分。
日の丸のマーキング部分にあるハッチは、想像していたものより小さかった。
胴体後方部分。
後方部分がヤップ島のジャングルから回収したオリジナル部品で復元し、前方部分は新造とのこと。
尾翼も巨大。
後部20ミリ機銃座も再現。
こうして本物を目の当たりにすると、こんな巨大な飛行機、一式陸攻で2,400機、隼もシリーズ累計で5,700機、零戦は同じくシリーズ累計で1万機以上と、
まさに戦争は国家をあげての総力戦であるということを感じさせてくれる。
近年ではこうした大戦機を産業遺産として保存、復元するという意識や動きが定着して来たけれど、
戦争の巨大さ、狂気というものをこの物言わぬ機体たちが伝えてくれるという意味でもとても意義のあることだと思う。
それにしても台風一過の暑い一日でした。。。