ゆんのひとり言

~お酒とお芝居と歌とスイーツをこよなく愛するゆんの日記~

「樫本大進 & コンスタンチン・リフシッツ」@オペラシティコンサートホール

2008-06-27 09:59:05 | クラシック
危うく行くのを忘れるところでしたが、
無事に行って参りました(笑)
何とな~くバイオリンが聴きたくなりまして。
樫本さんはお名前のみ存じ上げておりましたが、
音を聴くのは初めてでした。

  ショスタコーヴィチ:ピアノソナタ第2番op.61
  ショスタコーヴィチ:ヴァイオリンソナタト短調op.134
  ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第9番イ長調op.47「クロイツェル」

  ショスタコーヴィチ「クロイツェルソナタ」(アンコール)

まずはピアノソロで幕開け。
コンスタンチンさんも初めて拝見する方なのですが、
派手なパフォーマンスはなく、
真っ直ぐにピアノに向って演奏する様子から、
とっても真面目そうな人、な感じ。
こういう方だから伴奏もできるのだろうな~、などと。
ソロで自由に弾くのと伴奏って、別物ですのでねぇ。。。

正直言って、ショスタコーヴィチは苦手
でも、コンスタンチンさんの演奏は透明感があって、
映像が浮かんでくるような演奏で、
心地よい眠りに誘ってくれそうでした(笑)
落ちてませんけどね

そして樫本さんの登場。
テクニックなんかは言うまでもなく素晴らしくて、
すげーーー、と聴いていると第二楽章でアクシデント発生!
弦が切れました!!
もんのすごい勢いで弾いていらっしゃって、
弓の毛(馬ですよねぇ?)のプチプチ切れてるのが
遠目にも見えるほどだったのですが、
弦が切れることもあるのですねぇ
すぐ舞台袖に引っ込んで、しばし中断。

数分後、再び登場して、第二楽章頭から演奏スタート。
ちょっと得した感じ?(笑)
先ほどと変わらず、弦が切れそうなほどの激しい演奏。
カッコいい~
でもやっぱりショスタコは苦手…

             

15分の休憩のあと、第2部のスタート。
開演前、客席の皆さんが2F席を見上げて「おお~!」と拍手。
何事かと思ったら、美智子妃殿下がいらっしゃっていました。
新国の開場何周年記念だかの時にもいらっしゃってましたねぇ。
これで2度目の遭遇。
国立だけにこのホールにいらっしゃることが多いのでしょうか。

第2部はベートーベン。
はぁぁ~
やっぱりこういう音の方が心地良くて好きだなぁ~。
うっとりと聴いてきました。
高音もキレーに響いていて、とっても耳に優しかったです。
アンコールのショスタコはカッコ良くて好きでした

そうそう。
バイオリンのリサイタルは初めてだったのですが、
弓の毛の切れたやつは、
曲の合間にぶちぶちと引きちぎってらっしゃいました。
そうかー、そうよねー、一度切れちゃったらもうダメよねー、と
新たな発見。
オーケストラではそういう光景を見たことがなかったので。
かなりの消耗品ということなのですねぇ。

                   

クラシックコンサートに行くと、大量のチラシをいただきますが、
昨日いただいたのはほとんどが弦のコンサートのものばかり。
ソロとかカルテットとか。
オーケストラとかオペラのチラシはほぼ皆無。
それでも、これだけの数のコンサートをやっているのだなぁ…と、
こちらも新たな発見でした。

今度は何を聴きに行こうかな~
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