声楽の発表会にゲストとして何度かご一緒させていただいている、
バリトン歌手の谷友博さんご出演のコンサートに行ってきました。
場所は初めて降り立つ勝どきにある、第一生命ホール。
駅から橋を渡って川を越えて行きます。
黎明橋からトリトンブリッジを撮ってみました。
トリトンブリッジはオール動く歩道です。
ホールのあるトリトンスクエアにはちょっとした庭もあります。
かなり凝った寄せ植え。
シクラメンもパンジーもキレイに咲いてます。
ホール、オフィス、商業施設、住宅が一つになったトリトンスクエア。
船の形をした建物があったり、
やたらと天井が高かったりと、
か~なりバブリーな香りが漂ってました(笑)
何か有名な建築家の設計かと思ったのですが、
調べてみると日建設計、久米設計、山下設計の設計だそう。
ふぅん。
さて、本日のコンサート。
男女4人の歌手がピアノの伴奏で歌う、というシンプルなもの。
第一部は「リゴレット」や「カルメン」など、
オペラアリアやデュエットを歌い、
第二部は「サマータイム」「踊り明かそう」といった
クラシック以外の曲を歌う、二部構成。
個人的にはオールクラシックが良かったのですが、
こちらのコンサートの趣旨は「夫婦二人で音楽を楽しみましょう」
ということで、お値段も二人で5千円、という
かなりリーズナブルな設定。
堅苦しくない曲も入れとかないと、なのだと思われます。
メゾソプラノの郡愛子さんが司会も兼ねていらっしゃったのですが、
この方、とってもトークの上手いかたですね~。
まぁ出演者全員が藤原歌劇団所属で
気心が知れているというのもあるのでしょうが、
「写真の方がステキよ?」「おでこにシワが・・・」と、
毒のあるツッコミを入れつつ、でも愛のあるトークで
場を和ませていました(笑)
歌は、といいますと、やっぱり谷さんは上手いですね~。
特に「俺様の歌を聴け!」系の、
一人で朗々と歌い上げる曲がお得意のようです。
逆に人と合わせるのはちょっと苦手なようで・・・
テノールの川久保博史さん、
一部はちょっと硬かったですけど、
二部は良い感じに暖まってきて、とても見事な高音でした。
そして笑うと吉幾三っぽくて、良い人そうだなーと(笑)
ヒゲは無い方が良いと思うんですけどねぇ。
ソプラノの佐藤美枝子さんはシンプルなドレスがとてもステキで、
声もステキでした。
が、声の強弱を口の開け方を変えて付けているのは
どーかなー、と。
ほとんど口を開けずに声を出していらっしゃって、
そうすると響きが変わってしまいますのでねぇ。
どうなんでしょう?
先生に聞いてみようっと。
郡さんは高音はとってもキレイでした。
でも、メゾなのに低音が弱いのね。。。
「リゴレット」四重唱での役者っぷりは見事でした。
第一生命ホールはキャパ767席の
小ぢんまりとまとまりの良いホールでした。
が、音響はイマイチですね。
伴奏の松本康子さん、
とっても素敵な演奏をなさっているように見えるのですが、
音がこもって聴こえてしまって、ストンと入ってこないんです。
いっそ二階席の方が音がいいのかも?
で、ばっちり声量のある方だと、音がわんわんしちゃうので、
逆に声が細い人の方が合ってるかも、と思いました。
ちょっと惜しいですねー。
ロビーに可愛いお皿だのオブジェだの飾られていて、
素敵な雰囲気だったのですけど。
17時過ぎに終わって外に出ると真っ暗。
建設途中のビルの表がオシャレな感じになってました。
でも今から高層マンション建てて売れるのかしらん。。。
ま、私には関係ないですけどー
当然、終演後に飲みに行きました!
それはまたあらためて~♪