2000年作品。舞台になる長崎県の島の風景が素晴らしく、主人公の男子高校生役の俳優も悪くなく、永島敏行や村上淳など脇のキャスティングにも凝っているのに、映画自体は全然面白くならないのは、ひとえに監督の無能さゆえだろう。
長崎県佐世保の沖合いに浮かぶ島に住む、高校生の剛と拓郎はポン友同士。剛の叔父は変わり者で、廃屋になったアパートに忍び込み心霊写真を撮ることに一所懸命。当然、剛もそれに付き合わされる。一方の拓郎は離婚寸前の両親のことで悩んでいる。やがて二人は東京からの転校生・英世に心惹かれるようになる。だが、彼女は人には知られたくない秘密を持っていた。
ハッキリ言って、どうでもいいような話だ(終盤近くの暗転など、取って付けたようである)。加えて演出のテンポが悪く、場面場面にすきま風が吹きまくっている。画面の切り取り方にも自己満足的な雰囲気が見え隠れするのも愉快になれない。
監督の芳田秀明はその後あまり名前も聞かなくなったが、日本映画にはこういう徒花みたいなシャシンが時折作られるのも事実。プロデューサーはもっとシッカリしてほしい。なお、ヒロイン役の中島ちあきの演技はヒドく、ルックスも冴えない。彼女も今ではほとんど“消えた”ようだが、まあ当然だろう。
長崎県佐世保の沖合いに浮かぶ島に住む、高校生の剛と拓郎はポン友同士。剛の叔父は変わり者で、廃屋になったアパートに忍び込み心霊写真を撮ることに一所懸命。当然、剛もそれに付き合わされる。一方の拓郎は離婚寸前の両親のことで悩んでいる。やがて二人は東京からの転校生・英世に心惹かれるようになる。だが、彼女は人には知られたくない秘密を持っていた。
ハッキリ言って、どうでもいいような話だ(終盤近くの暗転など、取って付けたようである)。加えて演出のテンポが悪く、場面場面にすきま風が吹きまくっている。画面の切り取り方にも自己満足的な雰囲気が見え隠れするのも愉快になれない。
監督の芳田秀明はその後あまり名前も聞かなくなったが、日本映画にはこういう徒花みたいなシャシンが時折作られるのも事実。プロデューサーはもっとシッカリしてほしい。なお、ヒロイン役の中島ちあきの演技はヒドく、ルックスも冴えない。彼女も今ではほとんど“消えた”ようだが、まあ当然だろう。