はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

引き続きロックダウン中

2021-04-14 02:46:59 | モーリシャス:お国事情
3月5日から始まったロックダウン。
3月25日には終わらず、3月末まで延長になった。
再度延長の発表があり、今のところ4月末までの予定。

昨年は人生初ロックダウン、ということもあり
幾分前向きに取り組んでいたが、今年も、となると飽きる。
医療設備やスキルのある医者が限られている、とか
理由はあるんだろうけど、この国は
ロックダウン決行に対するハードルが低い。

長期戦を覚悟していたとはいえ、前進していくタイプの
頑張りではなく、守りのタイプの耐久戦って慣れていない。

私にとって昨年のロックダウンとの1番の違いはフルタイムで働いていること。
仕事、学校の先生業、家事もろもろをこなしているとあっという間に一日が過ぎる。
(子供は3月からずっとオンライン授業+自宅学習。)
東京で子育てしながら仕事している人の大変さに比べたら、大したことないかもしれないけど。

ロックダウン、春の恒例行事にはなってほしくない。







大型貨物船事故

2020-08-08 23:56:54 | モーリシャス:お国事情
今では日本のメディアでも報道されているので
ここで細かく紹介する必要もないかと思うが一応おさらいする。

国内船主の長鋪(ながしき)汽船が保有・管理し、
商船三井が運航する大型貨物船「WAKASHIO(わかしお)」(パナマ籍)がモーリシャス島南東沖で
7月25日に座礁し船体が損傷、8月6日に燃料油が流出した。

今日にはフランス領レユニオンからも事故対策援助チームが到着、
事態の収拾にあたることになっている。
こういう時にしのごの言わず助けるフランスの対応の早さはさすが。

また、日本では報道されていないが
NGOや市民ボランティアが燃料拡散を防ぐべくオイルフェンスを作るために動いており、
そのために髪の毛を寄付する動きが出ている。
髪の毛は油を吸い取るのに適しているらしく、今までも世界の他地域で
石油流出事故があった際に使われている方法。
ネットに刈り取った草やら髪の毛を束ねて入れて、
それをチューブ状にしたものをオイルフェンスとして使う。

初めて「髪の毛を寄付しましょう」と聞いた時には
またガセネタか?と思ってしまったのだけど、私が無知なだけだった。

モーリシャス政府は技術も物資もないこともあり
大した対応はできておらず、フランスなどの他国に支援を求めている。
他方、一般市民は漏れが報告されるといち早く動き出した印象。

モーリシャス人は予定外のことが起こることに慣れているので
非常時に対する対応力が高い。
と思ったが、日本でも地震の際の市民ボランティアの対応は迅速なので、
これに関しては日本とモーリシャスの差ではないのかもしれない。
コモンセンスで対応できる事象に関しては国を問わず
一般市民レベルの方が政府よりも素早く対応できるということなのかも。
それ以上の作業、例えば燃料を海から回収する、とかになると
技術的に限界があるので一般市民だけでは対応できないけれど。

インド洋の貴婦人と呼ばれ、
エメラルドブルーのラグーンを売りにしている観光地
モーリシャスにおいて、石油流出事故が起こるとは。
いたたまれない気持ちになる。

大型貨物船座礁

2020-07-27 22:19:26 | モーリシャス:お国事情
モーリシャスの南東岸のサンゴ礁に大型貨物船が座礁した。
「ワカシオ」という船で3800トンの重油をのせていた。

なんで?

中国からブラジルに行く途中だったらしい。
幸い原油が漏れる、などの被害はない模様。

タンカーの仕組みは知らないし、詳細も知らないし、なので
何か言っても説得力がないのは承知の上だが
そもそもこういう事故が起こることがいまいちよくわからない。

世界各国で見られる新型コロナの対応のまずさと
それに引きずられての、経済的ダメージ。
そういうものを見続けている中で、船が座礁と言われると
世の中機能しないことばかりどんどん増えて、
どんどんカオスになってきているのでは?という気がしてしまう。

それにしても、モーリシャス、最近ふんだりけったり。


令和2年天皇誕生日祝賀レセプション

2020-03-01 23:20:21 | モーリシャス:お国事情
2月27日、大使公邸において、天皇皇后両陛下ご即位後初となる
天皇誕生日祝賀レセプションが開催された。
副大統領、首相をはじめ閣僚、政府関係者など出席者は250名を超えたとのこと。

運営者、出席者合わせて300人超の人がウロウロしていても
窮屈感がない大使公邸ってやっぱり広い。

この地では貴重な日本酒もいただきつつ、
久々に会う在住日本人の方や、知り合いの知り合い、など
いろんな人と話しているうちに時間が過ぎて
気づいたらあまり食事ができなかったのが少々心残り。

入り口から会場の公邸の広間まで、
ふわっふわの赤絨毯(しかも毛足が長く、所々にラメ入り)が
ひかれていたのが印象的だった。






執筆しました:モモイロバト

2020-02-06 20:48:17 | モーリシャス:お国事情
小学館のサイト、サライ.jpに

絶滅危惧種「モモイロバト」を救った型破りな方法」執筆しました。

今までなされていたことを思考停止してただ踏襲する、というのではなく
目的を達成するために現実的な方法を取った人々の話です。

どんな世界でも、こういう人になりたいものだ、と思います。

執筆しました

2020-01-28 23:42:14 | モーリシャス:お国事情
まずひとつめは朝日新聞社の「ジュニアエラ」という
小学校高学年から中学生向けの雑誌の2020年2月号(1月15日発売)、
連載企画「子ども地球ナビ 」のモーリシャスの男の子の記事(4ページ)です。

https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=21653

雑誌ですが、紙の雑誌のほかキンドル版もあります。
取材対象はとっても素敵な男の子で、この子を通してモーリシャスを紹介でき、嬉しいです。

ふたつめは、アリババジャパンプレスというサイトの
アフリカ進出のハブを自負するモーリシャスのマーケット事情」という記事です。

まだまだ知名度が低いモーリシャス関連記事のサガで、
どんな内容の記事であれ「インド洋の小さな島…」というところから始めざるをえません。
フランス並とはいかないまでも、いつかイントロなしに本題に入れるぐらい知られた国にしたいものです。
…頑張りまっす。


選挙

2019-11-21 10:50:32 | モーリシャス:お国事情
11月7日に選挙があった。
選挙結果に関しても言いたいことはなくはないけど、
今回は選挙周辺の軽い話題を雑記する。

この選挙は5年に一度実施され、
国民議会の議員が選出される。
その後議会において、首相が選出される。
選挙日程に関しては現職の首相が決める。

で、今回7日ということが発表されたのに合わせて
選挙会場となる公立学校では会場準備のためもあり
6日、7日、8日が休校となった。まぁそれはわかる。

で、息子たちの通っている学校も
7日と8日が休みになった。…なんで?
なんだかんだ言って休校ばっかり。

一応の説明としては、フランス系の学校は
「島内フランス系の学校全てがそのようにすることに
決めました」と。それって理由なのか?

さて、次の話題。
私の車は赤い。赤は労働党のテーマカラー。
もし労働党が勝ったら、負けた政党の支持者が
車を攻撃してくるかもしれないから
8日の結果発表の日には家から出るな、と忠告された。
支持者でもないのにアタックされてはたまらないので
忠告に従うことにする。
結果的には赤は負けたので、攻撃対象にはならなかった。
ちなみに勝った政党のテーマカラーはオレンジ。
攻撃された車はほとんどなかったと想像される。

最後にもう一つ、選挙の前日11月6日からは
スーパーでアルコール飲料が購入できなくなる。
やけ酒飲んで暴れる、ってことなのか
祝杯あげて暴れる、ってことなのかはわからないけど。
本気で飲みたかったらそれより前に買えば済むだけ
な気はするが、一説によるとあまりにも前に購入したら
選挙までに飲んじゃう、とか。
つまりお酒買ったら2日で空けちゃうってこと?
それでは先のことを考えない、というステレオタイプ
そのままじゃないか。

ともかく、お国柄っていろんなところにでる。


天皇誕生日祝賀レセプション

2018-11-30 17:09:35 | モーリシャス:お国事情
日本大使公邸で開催された、天皇陛下の誕生日を祝う
レセプションに出席させていただいた。

各国日本大使館で行われる行事らしく、レセプションには
モーリシャスの大統領代行(*)、首相をはじめ、閣僚、
各国大使、政財界の要人、大使館関係者、一部在留邦人などが出席。
まだ殆ど何の貢献もしていない中、ご招待いただき恐縮。

壇上とはいえ、モーリシャスの首相を間近で見るのは初めて。
写真で見るのと変わらないなぁ、とどうでもいい感想を持つ。
首相はVIPゲストの一人として鏡開きをされた。

大使館職員の方々はインカムをつけて奔走されていた。
正確な人数は知らないけれどおそらく180名から200名程度の
出席者がいる中、準備に接待、連絡と休む間もない印象。

一部在留邦人女性の方々は着物で壇上に上がり、鏡開きのお手伝い。
負担・労力を考えると、職員以外でお手伝いされていた方々にも
報酬が払える仕組みがあったほうがいいのではないかな、と個人的には思う。
この暑い中、かつ雨の中、着物を着られていた3名の邦人女性には脱帽。

在留邦人の知り合いはもちろん、他の場所で知り合いだった人やら、
今後仕事で関わりがあるかもしれない人やら、新しくご紹介いただいた人やら、
色んな人とお話できてよかった。

(*)大統領代行
大統領がスキャンダルで退任してから元副大統領が大統領代行となった。
モーリシャスにおいては首相が実際に政治を動かし、
大統領はどちらかというと名誉職(<私見)。

桜植樹式典

2018-10-30 17:29:32 | モーリシャス:お国事情
日本大使館からモーリシャス政府に桜の木が贈られた。
そのうちの1本目を大統領府に植樹するということで
今日はその植樹式典に参加。

日本の首相官邸や、フランスのエリゼ宮に入ったことはないが
モーリシャスの大統領府デビュー。
島の中心部にあるけど、ゲートから中に入ると外の喧騒とは無縁。
静かな森の中を抜けて行くと庭と建物が見えてくる。
庭は特に凝ったデザインが施されているわけではないが、
さすがに広く、子供が来ていたらそこら中走り回りそう。

桜の木は思いの外小さめだったけれど、7年ぐらいすれば花を咲かせるらしい。
モーリシャスと日本の関係を象徴的に表す意味でも、
花を咲かせるまで生き延びて欲しい。