はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

Musee d'Art moderne de la Ville de Paris

2006-05-31 16:31:36 | Weblog
パリ市立近代美術館に行った。
近代・現代美術ではポンピドゥー芸術文化センターに
隠れてしまっている感のある美術館だけど
こちらにも実は素晴らしいコレクションがある。

展示品は20世紀以降の作品。
個人的には1930年代くらいまでの作品に楽しめるものが多かった。
後半の作品はアイディア勝負なものが多くて、共感しないかんじ。
年代別に展示されているので後半になるに従って
何となく気だるくなったのは上記のような私の好みによるんだろう。

今日見た中ではルオー、藤田嗣治、あたりが印象に残った。

あとは共感とは違うけど、イヴ・クラインのオブジェで
インターナショナル・クライン・ブルー、を初めて見た。
かなり強い印象を残す青。

限られた日数での旅行でわざわざ行く価値があるか、と言うと
特に目的の絵がないならオルセーとかの方が見ごたえはある。
でも無料でふらっと待たずに入れて、実はいいものもあって、
立地も良くてカフェもあるので、
ちょっとのんびり数時間過ごすには悪くない美術館。

中古車市場

2006-05-30 17:08:45 | Weblog
ここ半年、車なしの生活をしていた。
厳密にいうと公共交通手段+スクーター生活をしていた。

パリ市内に行くならスクーターでも充分便利だけど
遠出はさすがに厳しいし、そろそろほしいなぁ、車。

そういえばまだ「パリ観光の名所」
モンサンミシェルにもいっていないんだった。

そう思って”中古車売ります”のサイトを見始めた。
結構高い。日本だと中古車になった場合
新車に比べて値の落ち具合が激しい気がするけど
同じ位の値落ち具合を期待するとがっかりする。

さらに走行距離10万キロ以上とかの車も沢山売りに出ている。
こりゃ安い、と思ったら15年落ちの走行距離20万キロ、とか。
フランス車でそんなん、怖くて買えません(差別発言だ!)。

さて、どうしようかなぁ。

ネイルアート

2006-05-29 20:01:29 | Weblog
パリに来てからネイルアートをしている人を
ほとんどみかけたことがない。

寮生活のときにはまわりはいい年した
おやじのような男性も多かったので
当然だろうと思っていたけど、街に出てもあまり見ない。

そんなこんなですっかりネイルアートはおろか
マニキュアからも離れた生活をしていた。

しかし先日、日本から来た友人のお友達の
きれいに手入れされている爪を見て
”あ~やっぱりかわいい爪いいなぁ”と再確認。

久しぶりにマニキュアを塗った。
久しぶりすぎて、塗る技術がおちているのか
ムラになった。むむ。

スーツを着て働き始める頃には
マニキュアもきれいに塗れるようになっていたいなぁ。

大掃除

2006-05-28 19:43:29 | Weblog
だいぶうちの中が汚れてきたので大掃除をした。

そこで気づいたこと。
こちらの人は雑巾を使わずスポンジを使う。

例えば床を水拭きするときでもスポンジを使う。
小さいし、こまめに絞らないといけないので
面倒じゃないかしら、とも思うけど
郷に入れば郷に従えと思ってそのやり方でやってみた
(充分雑巾の手持ちがなかった、というのもあり)。

感想:私は雑巾派だけど、スポンジでもできないことはない。

学期末試験

2006-05-27 21:40:27 | Weblog
フランス語春学期の期末試験。
今日は文法と書き取り(文章を聞いてそれを書く)、
そして記述(与えられたお題で文章を書く)。

会場はいつもの場所と違ってパリ郊外の
その名も試験の家(Maison d'examen)。

結果は6月中旬にわかるらしい。
昨年ちゃんと学生だったときよりも
成績が気になったりして。

町の小さなお店

2006-05-26 22:08:29 | Weblog
って勝手に自分でタイトルつけてますが。

テレビでたまたまやっていた町の小さな店を紹介する番組。
街といっても大抵は田舎町。

そこの加工肉の専門店とかの主人に
どんなものを売っていて従業員は何人いて、とか
そういう話を聞く。

日本でよくある”とっておきのおいしいお店”紹介
という雰囲気ではない。

一体何が目的の番組なんだろう。
店員募集なのか、店自体を売りたいのか、、。
そもそも目的を考えてしまうのが間違っているのか。

なんとなくのんびりしていてほっとする番組だったので
思わず見続けてしまったけれど、、。

世界地図に旗を立てたい感じ

2006-05-24 23:11:45 | Weblog
同級生を招く。総勢5名。

ふと気づいたら母国語が別々の人たちの集まりだった。
フランス語、ドイツ語、スペイン語、ヒンズー語、日本語。
国で言うと、フランス、ドイツ、エルサルバドル、インド、日本。

それらの人たちが適当にフランス語と英語で話していた。
誰もマジョリティーじゃないのが心地よい。

うちにお招きしたくせに、食事は他人任せ。
メニューはインド人の友人の作るインドの豆カレー。
レンズ豆のほかはトマトとたまねぎのベジタリアンディッシュ。
私以外の3人がスパイスきついのはだめ、といっていたので
シェフはちょっと不安がっていたが、おいしかった。
みんなで完食。

次は私が寿司をつくれ、と言われた。
やばい。

ダ・ヴィンチ・コード

2006-05-24 15:30:04 | Weblog
パリでもすごい広告費をかけている映画。

カンヌでの評判がいまいちだった、とか聞いていたが
ホームページがなかなか凝ったつくりで面白かったので見に行った。

うちからバイクで5分くらいの小さな映画館でも
VO(バージョンオリジナル)でやっている。

映画に使われている歴史上の諸説には興味深いものもあり、
嘘だとしても面白いなぁ、と思うものもあった。
パリの街やルーブルが舞台なのも楽しめた。

でも映画全体としては”えーそういうオチなん?!”
って苦笑してしまう感じ。
フランス語で話す部分は字幕が出てこないから
ディテールをちゃんと理解できなかったからかもしれないけど。
何となくいっこいっこの謎解きの必然性に欠けている気がして
(その解以外もありじゃない?とか
その問題を答える必要はないんじゃない?とか)ちょっと冷めていた。

中学時代の社会の夏休みの宿題(お題、内容自由)のために
”大化の改新”について蘇我入鹿・蝦夷に真実を聞く、と題し
実は中大兄皇子のほうが策略家で僕らははめられたんです、
みたいな内容でテレビのシナリオちっくなつくりで
レポートを書いたのを思い出した。
その頃から歴史の作為的な部分に懐疑的だった。
歴史の”勝てば官軍”な部分に待った、と言いたかった。

ちょっと脱線したけど、歴史はそこから何を学ぶか
どういう意味を読み解くか、に意味がある。

言ってみるもんだ。

2006-05-23 23:55:47 | Weblog
ひとつめ。美術館の夜の日、レストランで。
レストランで食事した後でウエイターさん(以下ウ)が
”コーヒーいかがですか?”と聞いてきた。

どこにいっても店員さんと何かしら話したがる
mon roti de canard(以下m)。
m:コーヒーにはチョコレートついてる?
ウ:もちろんですよ。
m:”じゃあ、カフェインレスの1杯。
ウ:ありがとうございます。

そして待つこと数分。
ウ:どうぞ。
と机の上に置いてくれたのはパリでよくあるチョコ付きのエスプレッソ。
しかし、それに加えてコーヒーの傍らにあるのと同じチョコが
5つくらい乗っている小皿も置いていってくれた。
ウエイターさん、ちょっと得意げ。

ふたつめ。今日映画館に行ったときのこと。
窓口で料金を見ると
大人8.6ユーロ、
割引6.8ユーロ(18歳未満か60歳以上)とある。

そこでmon roti de canard
m:彼女は18歳未満で僕は60歳以上です(大嘘)。
販売員(40代男性、以下販):2枚?(私たちを見ながら)
m:はい。
販:13.6ユーロです。(さらりと)
私:…!!(販売員さんを見返す)
mも一瞬後で気づいたようでびっくりしつつ笑っている。
2人で20ユーロ渡したら、6.4ユーロお釣りをくれた。
m:ありがとうございます。(ちょっと恐縮)
販:映画楽しんでおいで。
販売員さんは口角を上げる感じで微笑み返した。
私たちの下らない冗談を気に入ってくれたのか、
自分の気の利かせようが気に入ったのか。

教訓:パリでは下らないことでも言ってみるとよい。

ミーハーなお買い物

2006-05-23 16:01:40 | Weblog
いい加減まっとうなバレエ教室に行こう、と思い
昨晩ダンス用の持ち物の準備をしていて気づいた。

バレエシューズがない。

ラテンダンスの靴もジャズダンスの靴もあるのにバレエだけない。
そういえば日本に居るときはなじみの先生のお教室だったので
バレエも靴下とかでやってたんだよなぁ。

でも初めての教室にいくのに靴下っていうのは
ちょっと教室をなめてるようでよくないよなぁ。

というわけでネットでパリのダンス洋品店を検索し、
早速今日買いに行った。
布製のスプリットソール。
いくつか試した中でしっくり来た靴の中をみると
”Pietra PIETRAGALLA&MERLET”とある。

ピエトラガラプロデュースの靴だ!

わーい。即決。

、、、マーケティングだって分かってんだけどね。
ピエトラを履いてのレッスン、ちょっと楽しみ。

ちなみに店情報は以下の通り:
Attitude
12, rue de Clichy 75009 Paris
+33 (0)1 42 81 44 87
フランス内にはいくつか支店があります。