はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

産院の講習会

2008-05-30 22:10:02 | Weblog
出産を予定している病院で講習会があったので参加する。
お題は授乳について。

まず新鮮だったのが、フランスではここ何十年か
母乳ではなく粉ミルクが主流だったので
母乳をあげる、というのはとても意識的な選択である、
ということ。日本は母乳が主流じゃないかなと思う。

そんな背景があるので、助産婦さんも
「私はこれからいろんなことをいいますが、
粉ミルクで育てるか、母乳で育てるかは
もちろん皆さん次第です」と言っていた。

一番関心したのが次の点:母乳というのは
赤ちゃんの成長具合に合わせて成分が変化していく。
加えて一日のうちでも朝夕、一回のうちでも
始めと終わり、などで成分が変化していく。
、、、自然って上手く出来ている。

私はまずは母乳で、と思っているけれど
一番の問題は仕事に復帰したときにどうするか、だ。

私が家に居る朝夕は母乳にしたとして
日中いないときは粉ミルクにする、とか
母乳を冷凍保存しておくとかいう選択肢があるらしい。
冷凍保存、ってちょっと違和感あるし、
先述の始めと終わりで成分に変化がある、
という利点もなくなるわけだけども。

まぁぼちぼち産まれてから様子見ながら考えるんだろうな。

産休前日

2008-05-29 12:30:35 | Weblog
正式な産休は6月13日からだけど、医者の一筆があれば
その2週間前から休みを取ることができる。
私が聞く前から上司も「取ったほうがいいんじゃないの?」
と言ってくれたので取らせてもらうことにした。

というわけで、今日が最後の出勤日。

この2週間の休みというのは公式には病欠に似た扱いなので、
前々から申請するわけにはいかない。
(まるで「来週から病欠の予定です」というようなもの。)
でもうちの会社では殆どの人が取るので、周りも暗黙の了解。

引継ぎはすでに殆ど済んでいるので
今日は既に気分的には産休への序章が始まっている。

だからかどうか、いつも以上に昼間から眠たく
頭が全く働いていない。
淡々と、今日一日が過ぎてくれればそれでいいんだけど。

迂回

2008-05-28 12:29:43 | Weblog
通勤にはバスを使っている。
メトロよりも時間はかかるけれど、まず間違いなく座れるし
車窓が見られるので悪くない。

が、このバス迂回が多い。
しかも乗るまで特に何の表示もないのに
乗ってみると「OOのバス停には停まりません。
次の停車は△△です。」とか口頭で言われたりする。

もしくは自分が乗車するバス停が迂回対象だった場合、
当日いきなり「迂回:今日はこのバス停は停まりません」
とか書いてある。

今朝は前者のケース。
私が降りたいバス停は迂回され、停まったところからは
15分程度歩かないといけなかった。
今から考えれば「私は妊婦よ!」とか言って
適当な場所で降ろしてもらえばよかったんだろうけど
半分寝ぼけている私にはそんなことは考えられず。

朝からちょっとしたエクササイズをしてしまった。

上級者向き(?)

2008-05-26 19:11:37 | Weblog
Hの誕生日にピエール・エルメのケーキを買った。
定番商品2つと新作か期間限定品と思われるケーキひとつ。

この期間限定品、一番上には白いクリーム、
次にイチゴジャムのような層、次がパスタみたいな層、
一番下がバルサミコ酢のゼリー。
オリジナリティー溢れる、といえばその通りなんだけど
一般人の私には定番商品のほうがおいしく、
この期間限定品は私がおいしいと思える粋を超えていた。
発想には関心するし、今まで出会ったことのない
ケーキではあったけれども。

なんとなく、コンテンポラリーダンスの公演で
奇想天外すぎてついていけないときに似た気分。
初めて食べたピエール・エルメがこれだったら
リピートしてないだろうなぁ。

アートなものって発想の斬新さだけでなく
その結果出来上がったもののクオリティー、
両方のバランスが大事かな、
とちょっと偉そうに批評してみたりして。

Musee de l’homme

2008-05-25 22:28:24 | Weblog
Musée de l’homme (人類学博物館)に行く。
が、多くの収蔵品がMusée du Quai Branly
(ケ・ブランリー美術館)またはマルセイユの博物館に移され、
今常設展示されているものはその残り物、といった風。
というわけで、それを知らずに行った私は
常設展に関してはちょっと期待はずれ。

が、企画展がなかなか良かった。

画家・写真家であるTitouan Lamazouの
Femmes du Monde(世界の女性たち)という企画展。
彼が世界各地で撮った写真と描いた絵の展示。
展示のタイトルにあるとおり、その殆どは
現地の女性に焦点をあてたもの。

いわゆる「美人」ばっかりが
対象になっているわけではなく、むしろ
その地域独自の特徴がある人たちが多い。
幸せそうな人、そうでない人、どの対象に対しても
温かいまなざしを向けている感じが作品から感じられ、
その雰囲気が展示全体をぬくもりのあるものにしていた。

私たちが行ったとき、彼が会場に来ていたので
購入したポスターにサインをもらった。ラッキー。

託児所

2008-05-23 12:46:40 | Weblog
託児所の説明会に行く。
産まれる前から気が早すぎるようだけど
うちの市では妊娠7ヶ月目から託児所申し込みが始まる。
今回の説明会は7月出産予定の人が対象だった。

託児所に子供を預ける親は通常
日中昼間働いているからこそ預けるはずなのに
この説明会は平日朝に開催される。
土曜朝とかに開催すべきだよなぁ、と思いつつ参加。

フランスの社会主義国っぷりがここにも伺えるなぁ、
と思ったのが託児所の料金体系。
世帯収入、および子供の人数に応じて料金が変わる。

まず、時間当たりの額を算出する。
昨年度の世帯収入に対して固定パーセント、というのが算出方法。
子供が一人の場合は一人当たりのパーセンテージは高く
子供の数が多くなるに従って一人当たりのパーセンテージは下がる。

上記の算出方法で時間あたりの金額を算出した後、
(時間当たりの額×50h×47(週)÷12(ヶ月))で
月々の額を算出。

ただし月収5800ユーロ以上の世帯に対しては一律5800ユーロで計算。
すなわち世帯年収69600ユーロ(1100万円ちょっと)以上の場合は
一律で子供一人の場合で月額681.5ユーロ(11万円!)。

ちなみにフランス人の平均月収はざっくり1500ユーロ
(男性1829ユーロ、女性1250ユーロ)なので、
世帯収入3000ユーロとすると月額は352.5ユーロ。

同じサービスを受けても場合によっては平均的な世帯の
約2倍の金額を払わないといけない世帯もあるってことだ。

日本ではどういうしくみになっているのか知らないけれど
この国では収入に応じて、お金の価値は下がっていく。

掘り出し物

2008-05-21 23:59:36 | Weblog
今日はなんとなく大阪のおばちゃんの自慢話のような話題。

日本でインターネットオークションサイトといえば
ヤフーオークションだけど、フランスではebayが強い。

我が家ではそのebayで最近買い物することが増えている。
今回購入したのは私のマタニティーウェア7着セット。

出品内容によると古着だけど状態良し、
しかもうちの近所で持ち主から直接物が引き取れ、
かつオークションのスタート価格は9.99ユーロ
(約1600円)。普通に洋服1着買うより安い。
ということでだめもとで買ってみた。

結果12.50ユーロ(約2000円)で競り落とす。
サイズもぴったりで状態も全く問題なし。
大当たりの買い物。

マタニティーウェアみたいに使用期間が限られているし
あんまりお金をかけたくないようなものには
ebayはなかなか便利かも。

でももし私と妊娠中に会うことがあっても
「あ、これ激安で競り落とした洋服かしら、、」
なんてことは思わなくていいです。

手始めに

2008-05-18 22:22:03 | Weblog
まだ殆どベビーグッズを何も買っていないけれど
とうとうベビーカーを購入した。
前にブログで書いたベビーカーのことをHに話したところ
デザインが気に入ったらしく、私以上に乗り気になり
大した比較検討もせず決定(評判は確認したとは言っていたけれど。
ちなみに私一人で何かを買う場合は買う前にかなり熟慮する)。

新品はかなり値が張るので中古でネット経由で購入。
週末に前オーナー宅に引き取りに行ってきた。
幸い状態はよさそうでほっとする。

家に持ち帰って早々、組み立て方、たたみ方など
取扱説明書片手に実践してみる。
ほかのベビーカーと比較したことがないので
何とも言えないけれど、車でいうなら大型4躯のような印象。
大きくて重いけれど操作性は案外良くて作りもしっかりしていて
少々の道の凹凸にも動じなさそう。

私ひとりで赤ちゃん抱えて家の近所をうろうろするときはスリング、
もうちょっと長時間、3人で外出するときにはベビーカー
ってかんじかなぁ。

エコグラフィー(3回目)

2008-05-16 22:49:01 | Weblog
待ちに待ったエコグラフィー。
出産までに通常3回行われるエコグラフィーのうち
今回が3回目にあたる(私は実際には4回目だけど)。

病院でもできるのだけど、予約が一杯だったので
前回お世話になった開業医にて行う。

前回のエコグラフィーからちょっと間が開いているので
その後ちゃんと育っているのかどうか、と思っていたけれど
結果、「赤ちゃんの成長見本として見せられますね」
とお医者さんに言われるぐらい、すべて正常値、
何も問題は発見されなかった。
相変わらずちょっと頭は大きめなのはご愛嬌。

前回以上にエコグラフィーの最中にも
赤ちゃんは活発に動いていた。

病院によっては3Dのエコグラフィーがあるらしいけど
私の通っている医院にはその設備はないので、
正面からの顔はわからないけれど、
横顔だけでもかなり感動的。

お医者さんが「鼻のあたりがちょっとアジアンね」
とか言っていたけど、どういう意味だか。
(私だってアジアンの典型ではない、わし鼻系だし。)
別に悪いニュアンスで言っている風ではなかったので
Hも私も返答に困りつつ「そうですかねぇ」とか
適当に受け流した。

実は女の子でした、とかいう「どんでん返し」もなく。
あぁ、まずはひと安心。

赤い実ばっかり

2008-05-14 20:42:37 | Weblog
今回の家にはベランダがあり、ベランダの一角には
植物が植えられるような土のスペースがある。

昨年プランターでプチトマト2つ収穫しただけでも
嬉しかったので、今度はもうちょっと規模を大きく
家庭菜園をすることにした。

手始めにトマトとイチゴ。

元気に育ってくれるといいなぁ。