はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

好物

2011-10-26 22:00:17 | Weblog
食に関して難しくないSくん。
おいしければ基本的にはなんでも食べる。
でも好物となると、まるで酒飲みのよう。

オリーブ、ドライトマト、豚の耳、いかゲソ。

いかに至っては、大皿の料理の中からげそだけ選んで
自分のお皿に入れるぐらいのげそ好き。

酒のつまみ系、でなければ地中海系?

結婚4周年

2011-10-20 10:44:54 | Weblog
結婚4周年。平日、幼稚園のある日なので
息子の居ぬ間にHとふたりでお祝いランチ。

日ごろ毎日パリに出ていくような生活はしていないけれど
たまに出て行くのは悪くない。
スクーター2人乗りでサンジェルマンデブレという
こじゃれた界隈の、小さな通りにあるレストラン「TOYO」まで。

この店はデザイナーKENZOのシェフだった
という中山豊光シェフの店。
入口にはKENZOのサインの入った
シェフの肖像画が飾ってある。
インテリアに木が多用されているからか温かみもありつつ
すっきりしていて居心地良い。

料理は旬の新鮮な野菜、魚貝類を使った
品々でHも私も大満足。

フロアのサービス係の中には何名か日本人女性がいた。
どのひとも感じが良くて、可憐。
フランスで大人の女性に対して「可憐」と
感じることはあまりないなぁと再確認。

Hは食べながらこれはたぶん○○が入っている
とか何とか分析(?)しながら食べていた。
そういうセンスが全くない私は、彼と食べていると
自分は味音痴なんじゃないだろうかという気がしてくる。
それでもおいしく食べているので気分は上々。

ランチは35ユーロと48ユーロのコースの2種類。
後者には前菜がひとつ多く出てくる。
ワインはボトルだけでなくグラスでも注文できる。

毎日は来られないけど、金持ちになったらもっと頻繁に来よう
と2人で決意を新たに(?)店を出た。

Restaurant TOYO
住所:17 Rue Jules Chaplain 75006
電話番号:01 43 54 28 03

一週間の歌

2011-10-16 15:53:40 | Weblog
Sくんの幼稚園では先週一週間
りんごウィーク(命名わたくし)だった。

火曜日はリンゴ園にて リンゴを沢山とってきた
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ テュリャ テュリャリャ
テュリャ テュリャ テュリャ テュリャーリャー

木曜日はりんごをむいて コンポートを作って冷ます
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ テュリャ テュリャリャ
テュリャ テュリャ テュリャ テュリャーリャー

金曜日もりんごをむいて ちいさなタルトをつくったよ
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ テュリャ テュリャリャ
テュリャ テュリャ テュリャ テュリャーリャー

金曜日に出来たタルトと コンポートを包んで帰る
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ テュリャ テュリャリャ
テュリャ テュリャ テュリャ テュリャーリャー

ともだちよ これが私の 一週間の仕事です
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ テュリャ テュリャリャ
テュリャ テュリャ テュリャ テュリャーリャー

みたいな。
ロシア民謡よりはぐうたらじゃない。


法王に電話

2011-10-15 17:59:29 | Weblog
お風呂場で。
自分の体を先に洗い、次にSくんが入れるよう準備。
彼がHと一緒に風呂場まで来るのを待っていたところ、
Hだけが来て
「Sくんは法王と電話しているから。」
と言った。

え。
とりあえず来られない理由があるのはわかったけど
どういう発想をしたらそういう発言になるのか。
あっけにとられ、シャワーを浴びつつ待つことしばし。

5秒後にHが風呂場に戻ってきて、
「ちなみに、今のは大をしてる、って意味だからね。」
と言って去って行った。

えええ。
まあ、どちらもやんごとなき事情ではあるけれど。

お風呂から上がってHに問いただすと彼独自の言い回しではないらしい。
私が「これ面白いからブログに書くよ!」と言ったら
Hはちょっと肩身が狭そうで、もうちょっとましなことを書け、と
顔に書いてあった。

ちなみにフランス語で書くと(アクソン省略)
telephoner au pape
となる。法王が出てくるからといって
お上品な言い回しというわけではなく、
むしろ逆らしいので使う場は選びましょう。

中華街でベトナム料理

2011-10-09 15:47:53 | Weblog
パリにはいくつかの中華街があるけれど
我が家がいつも行くのは13区のもの。
チャイナタウンにありがちな怖さがあまりないため。

ここにくると道行く人もアジア人が多く
マイノリティー感がなくなる(Hは逆かも)。
フランスに居ながらアジアの国に来たかのような
気分になれるのがうれしい。
実際アジアのどこの国みたいか、っていうと
どこでもなさそうではあるが。

中華街、とは言うもののレストランの種類としては
中華よりもベトナム料理のほうが多い印象。

フランスの中華料理は、中華街以外の場所で食べると
安かろう悪かろうなものが多いのだけど、
中華街はさすがにそこそこおいしい。
ただし雰囲気は高級ではなく大衆食堂的。
私の知る限り日本でいう銀座アスター(実は好き)
みたいな店はなさそうに思われる。

今回行ったレストランもベトナム料理がメイン。
フォー(米粉のスープ)、米粉と肉と野菜の炒め物、
鴨のローストとご飯、を3人で分ける。
Sくんは米粉を気に入ったようで、食いっぷりが良い。

3人でミネラルウォーターと合わせて30ユーロ程度。
日本でひとり1500円出せば
ランチならそれなりに満足な食事ができるが、
パリでフランス料理のビストロに行くとこの値段で
同程度の満足度のあるランチにはまずありつけない。
そのため外食の場合のアジア率が上がりがちなこの頃。

帰りは中華菓子屋であんこやココナツのお菓子を
いくつか自宅用のお土産に買った。

パリの中華街は日本から短期で来たときに
わざわざ行く必要はないかもしれないけれど
海外在住日本人ならきっとちょっとくれしくなるエリア。


路上パフォーマンス

2011-10-03 10:05:04 | Weblog
週末に市主催の路上パフォーマンスの祭典があった。
路上と言っても、パフォーマンス毎に
セットも音響設備も組んであって、
出し物のレベルもなかなか高く、見ごたえがある。

観客はタイムテーブルを見ながら、複数のパフォーマンス
のうち、好きなものが行われているところに行けば
チケットなどを買う必要もなく、そのまま見れる。

パンフレットに「子供向き」と書いてあった
パフォーマンスを3つ、見てみる。

ひとつめはピアソラっぽい曲調のタンゴの生演奏
に合わせて登り棒を使った曲芸。
すごい人だかりであまり観れなかったけど
パパに肩車をしてもらっていたSくんは堪能したようで
しきりに拍手をしていた。

ふたつめはマリオネット。
木の色をそのまま生かしたマリオネットが
アンビエント音楽をバックに文明以前の人間が
火を発見したりしていく様子を表現。
Sくんは初めはちょっと怖かったのか、ずっと
口元に手をあてて凝視していた(固まっていた(?))けれど、
それでも興味深かったのか最後まで観ていた。

最後は女性3人組の空中ブランコ。
マンションの建物をバックに空中ブランコで舞う人
を観ると、空中ブランコの高さを実感できて新鮮。
日常の風景に非日常が突然目の前に広がる面白さ。

どれもフレンチテイスト溢れるパフォーマンス。
どこかちょっとダークで、不思議で、でもセンスがある。
日本で「子供向きのショー」って言ったらおかあさんといっしょ
のイメージになって、こういうテイストのものを
出したりはしないだろう。
なんだかんだと日ごろは文句を言いたくなるフランスだけど
こういうところのセンスの良さはお見事。

市もなかなか粋なイベントをする。