はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

熱帯性低気圧、その後

2018-01-18 14:39:25 | モーリシャス:日常生活
夜中の間に一番接近したのち、今は島の南東に抜けた。
このまま行けばピークは越えた模様。

島全体では、今朝4時現在
50余りの避難所に合計三千人を超える人が
避難していたらしい。
加えて3000から5000世帯が停電、
各地で浸水している様子が報道されている。

友人の営む屋外のテラスが気持ちのよかったレストランは
被害がひどかったらしく復旧のめどは立たず。
日頃友人がいろんな困難にも負けずに頑張っていたのを
見ていたので、いたたまれなくなる。

子供達の学校からは
校庭で倒木などの被害があるため
明日は休校、との連絡がきた。

我が家は幸い大きな被害はなかった。
停電も短時間のものが数回あったのみ。

ハイチの地震の際も思ったけれど
国のインフラや建造物の堅牢度よっても
自然災害の被害は全く変わってくる。









サイクロン改め

2018-01-17 15:21:16 | モーリシャス:日常生活
今朝から警報レベルが3に引き上げられ、
学校はもちろん会社(病院など一部除き)も休み。
空港も閉鎖。

17日13時10分現在サイクロンが弱まって
熱帯性低気圧になったものの警報レベルは依然3。
うちの近所でも風が吹き、雨が降っている。
とはいえ今の所家にいれば全く問題ないレベル。
電気も水もちゃんと使える。

熱帯性低気圧の中心付近の風速は41m/s程度、
モーリシャスに接近する頃には33.3m/s程度である可能性あり、とのこと。

日本の気象庁の台風情報では風速は毎秒何メートル、
というけれど、モーリシャスでは時速で伝えるので
初めて聞いた時にはそれが強いのか弱いのかいまいちピンとこなかった。
日本の気象庁的には風速33m/s-44m/sの場合「強い」というらしい。
もっと早くなると非常に強い、とか猛烈な、というカテゴリーになる。

このままいくと、明日日中にはモーリシャスを直撃する予定。
モーリシャスに住むようになってから、直撃されるのは初めて。
日本だと、家にこもっている分にはそんなに大ごとにはならないことが
ほとんどだけれど、この国のインフラの品質を考えると
今回どの程度の被害が出るのかいまいち予測できない。

停電・断水してもしばらくは困らないように
昨日スーパーで飲料水、クラッカー、ポテトチップス、
ナッツ類、などを購入。スーパーではサイクロンに備えて
買い出しに来た知人に何人もあった。
それにしてもこういう買い物のワクワクしないことと言ったら。
誰かを呼ぶから美味しいものを作ろう、とかいう時とは全く違う。

あとはディーゼルガソリンも多めに購入。
幸い今年に入って自家発電機が動くようになったので
(その前は2年以上壊れていた)。

子供達もうちにずっといて、飽きてくるし、
いっそ友人家族とパーティーでもして気晴らししたいけど
この風雨の中来いとも言えない。仕方なく家族でこもって
ボードゲームをしたり映画鑑賞したり。
今日フランスに帰国するはずだった義父のフライトはもちろん
キャンセルされたので、彼も一緒にダラダラ。




サイクロン

2018-01-15 11:19:34 | モーリシャス:日常生活
ここ2週間ほど、サイクロンやら熱帯低気圧やら
が続々とモーリシャス近辺に来ている。

今の所はマダガスカルに逸れたり、
大きくならずに熱帯低気圧止まりだったりで
済んでいるけれど、地域によってはかなりの
大雨が降ったところもある様子。

降雨量もともかく、道路事情が悪かったり、
作りがしっかりしていない家も多くあるので
そういう地域では被害が出ている。

幸いうちの近所は降雨量も大したことはない。
が、大雨警報は国全体で出るので、
先週の月曜日、始業式であったはずの日は
休校になり休暇が1日延びた。
昨日からは強めの風が吹いている。

今週も中旬から週末にかけて
首都を直撃するような予報が出ている。

水不足は幾分解消したようでよかったけれど
サイクロンのせいで長期停電、とかいうことに
ならないといいな。

久々、頭の体操

2018-01-09 13:27:32 | モーリシャス:日常生活
私のフランスの母校の受験生のインタビューの手伝い
をすることになった。しかも私の行ったプログラムではなく
エグゼクティブ向けのプログラム。受験生は私より年上。
かつある程度立派な肩書き。
何かの間違いかと思ったけど、卒業生の多様性(国籍・人種・性別)を
見せたい、とのことだったのでまぁそれなら、と納得。
ちなみに日本を離れて以来、私はどこでもずっと「多様性」担当。
当日は受験生1人に対して、学校側から1名、
卒業生から2名がインタビューする。

受験生が当日1時間かけて取り組む
ビジネスケースを予め送ってもらって読む。

ビジネスケースとはビジネススクールで行われる
ケーススタディーという教育メソッドに使われる企業事例。
多くは実際の企業の状況をまとめたもの。ケースを読みながら
経営者の視点で意思決定することを追体験することで
学んで行くのがケーススタディー。

で、今回はモーリシャスに実在する企業の事例。
今まで特に気にもとめていなかった会社に
そんな歴史があったのかぁ、と読み物として楽しく読んだ。
ケーススタディーの場合、理数系の試験のような明らかな
正解・不正解はないことが多いけれど、キーになる事柄があるので
それに気づくか、至れるか、というのは一つのポイント。

インタビューする側も「答え」を言われているわけではない。
が、自分なりに考えたことを踏まえつつ、当日受験生を前に質問。
特別難しいケースではなかったが、
日頃脳みそのシワが伸び切ってる頭を必死でひねる。
学生時代、毎日やっている時にはそうは思わなかったけど
久々にやると頭が活性化する気がする。
懐かしくも、面白くもある作業。

ハンガリー料理と出会う

2018-01-05 13:05:15 | モーリシャス:日常生活
最近お友達になったハンガリー人家族に招かれ
ハンガリー料理をご馳走になった。

marhapörköltとburgonyás lángosというらしい。
呼び名を覚えられないから書いてください、
と言って見たものの書いてもらっても覚えられない。

牛肉と人参のトマト煮パプリカ風味と
小麦粉とジャガイモの揚げパン、みたいな。

なんとなく寒い時に食べたら良さそうなメニュー
ではあったけど、味はとっつきやすく美味しい。
付け合わせのキュウリとトマトのサラダが
日本の酢の物のよう。
酢の物を洋食で食べたことはあまりないので新鮮。

ハンガリーは1989年まで社会主義国家だった。
それまではみんな同じ筆箱で、同じ鉛筆。
社会主義政権が倒れた直後、筆箱に色とりどりの
色鉛筆を買ってもらえた時には感動した、と言っていた。

彼らはモーリシャスに来る前はカナダやベルギーなど
いろんな国で暮らし、国にとらわれず開けた感じのする人たち。
たまたまインド洋の小島で出会って、
今はある意味似たり寄ったりな生活をしているわけだけど
そこに至るまで、私たちはかなり違う経験をしてきたのかな。
そこがまた面白いわけだけど。