はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

出産の記録 - 後半

2013-09-30 12:02:23 | Weblog
無痛分娩の場合、麻酔をかけてから
娩出までの間、何も問題がない場合は
ちょっと手持ち無沙汰だったりする。
今回は夜中から始まったので、ちょっと
仮眠をとることにした。Hも同室の長椅子で。
Hのほうが先にいびきをかいて寝てしまう。
お疲れだったんだね。

娩出は助産婦さん3人が担当してくれた。
リーダーの人は優しく頼れる感じの人。
別の助産婦さんに私のお腹を触らせ、
ここに力を入れるつもりでいきんでください、
と具体的に言ってくれるので分かりやすい。

その頃になって何故かお腹の左下が痛くなってきた。
助産婦さんに言うと、そういうことはよくあるらしい。
何かがどこかを圧迫している、とかいう説明を
受けたけどちゃんと憶えていない。
もちろん陣痛の痛みとは比較にはならないだろうけれど。
一回出産を経験しているとはいえ、
毎回が違うものなんだな、きっと。

娩出準備に入ってからは5分もかからずに
出てきた気がする。10時51分にうまれる。
Hは私に声をかけつつもビデオ撮影する余裕っぷり。

一人目の時は聞けなかった産声を聞いて感動。
カンガルーケアも初体験。

結局、前回より短い9時間ほどで
一人目を上回るおおきな赤ちゃんが生まれた。
一人目より二人目が大きいのはよくあることとか。
助産婦さんに「三人目は4000グラム超えるかもね。」
と言われてびっくり。

何が起こるかある程度わかっていること、
麻酔までの陣痛が軽く、かつ時間が短かったこと、
出産にかかったトータルの時間も短かったこと、
私の体温上昇などもなかったこと、
そして何より娩出時にもトラブルがなかったことから
今回の方が体力的にも気持ち的にも楽な出産だった。

今回の病院は年間で3000人程度の出産に
対応できる大きな病院なので、分業が進んでいて
各自が担当分野だけをやっていく感じだけど
その分それぞれの分野でプロだったと思う。

いい助産婦さんチームに恵まれ、
Hの立会いの元、安心して出産できてよかった。

出産の記録 - 前半

2013-09-27 15:25:33 | Weblog
忘れる前に。

8月4日午前2時ちょっと前、陣痛開始。
Hは寝たかったからか、「もう少し様子を見てみよう」
とかのたまったが、「いや、これは陣痛だと思う」と
私が言ったら仕方なく起きてきてくれた。
すぐに10分間隔になった。
母とSくんを起こして、今から病院に行く旨伝える。

車で病院に到着する。
助産婦さんのオフィスに私ひとり通され、質問に答えたりする。
陣痛はあるので、質問に答えるのもうっとおしいが、
答えられないほど痛いわけでもないのでやり過ごす。
Hはその間待合室で待機。

そのうちだんだん痛くなっては来たものの、
前回の陣痛で世界一周旅行をした時ほどではない。そんな時、Hが来て
ふたり一緒に分娩室に案内されたので自力で歩いていく。
その間も定期的に痛くなるけれど、「前回に比べたら
まだまだ」と思いつつ気分的にその後に備える。

ほどなく助産婦さんに「子宮口が充分に開いているので
もう麻酔かけますか?」と言われる。
まだ激痛というほどではなかったけれど、
遠慮する理由は思い付かないのでお願いする。
麻酔を打つ間はHは外で待機。
今回は麻酔までの陣痛が早く、かつ軽かった。

今回の麻酔は脊髄麻酔なのは変わらないけれど、
機械が勝手に薬の量を調節してくれるタイプ。
前回ボタンを押しまくった反省は生かされることはなかった。
機械が勝手にやってくれたほうが楽。

ただ今回の麻酔は両足がしびれた(抜歯するときの麻酔で
唇が無感覚になるのに似ている)。
出産後もしばらく両足に力が入らず歩けなかった。
毎回麻酔は何らかの不快感があるけれど、
陣痛の痛みを我慢するよりは楽なんだろう。

今回はまずはここまで。

カード

2013-09-27 14:40:55 | Weblog
フランスには子供が誕生すると
faire partというカードを親戚・友人などに出して
お知らせする、という習慣がある。

産まれたばかりのときにカードを準備するのは
面倒なこともあり、あまり気乗りしていなかったのだけど
それとなく義父に準備するよう言われたので
フランス側の親戚・友人には出すことに。

実際のところもらって嬉しいのはおじいちゃん、おばあちゃん
くらいだろうけれど、年賀状だってもらった相手が
嬉しいかどうかとは関係なく出していたもんな、とか思いつつ。

faire partはネットで注文。
好みのデザインのカードを元に
べべの名前、写真、産まれた時の身長・体重、
メッセージなどを組み合わせて作成。
やっつけ仕事の割にはまともなのが出来た。

郷に入っては郷に従え、か。

おにいちゃん

2013-09-16 13:32:25 | Weblog
Sくんがお兄ちゃんになってから1カ月余り。
彼なりにいろいろ頑張ってくれている。

「べべが泣いてる~!」と教えるために
リビングから台所に走ってきてくれたり
(台所からでも泣き声は聞こえるのだけれど)、
泣いているとなぜ泣いているか、の
彼なりの分析を教えてくれたり、
べべの機嫌を取るために歌を歌ってくれたり。

je suis ton frere pour toute la vie
(アクソン省略。意味は「僕は一生君のお兄ちゃんだよ。」)
とかわいい声で話しかけてみたり。

同じ年頃のお友達の多くに妹や弟がいることもあり
今までずっと妹か弟がほしかったSくん。
今回自分にも弟が出来て喜んでいる。

べべのほうでもSくんの存在は認識している雰囲気。
お腹の中でも聞いていた声、ということもあるのかな。

ともあれ、末永く仲良くしてくれるといいな。

毎日ピットイン

2013-09-14 12:33:17 | Weblog
べべをお風呂に入れた後
ボディーとパジャマを着せる時
私の頭の中に流れるのは
F1のテーマソングT-SQUAREのTRUTH。

べべの泣き声に急かされる感じとか
終わった後思わず両手を上げたくなる感じとか
いかにもF1のタイヤ交換のピットイン。


べべ、清里デビュー

2013-09-10 11:09:13 | Weblog
べべがうまれてから1カ月も過ぎ
私の体調もほぼ普通に戻ってきた。
というわけで週末は家族で「清里」へ。

今の時期は野菜が充実している。
今回収穫したのは
・りんご
・ズッキーニ
・トマト
・キャベツ
・とうもろこし
そのほか栗かぼちゃも購入。

りんごはその場でもぎ取って食べながら。
新鮮だからか、みずみずしくてとてもおいしい。

べべは外出したほうが寝てくれる。
半日程度の外出でも、おっぱいのほかは
ベビーカーでいいこにしてくれているので楽。

これから気候のいい間はおでかけしよう。

べべ1カ月、Sくんは年長さん

2013-09-04 21:54:21 | Weblog
第二子誕生から1カ月。
まだ生活はばたばたはしているけれど
べべは順調に日々成長している。

産まれたころよりも大きくなり、
ずいぶんはっきりものを見るようになり、
笑顔がでることも増えてきた。

なぜかオムツ替えの台の上に乗って
壁にかかっているSくん制作の額を見るのが好きで
見ながら左足をスクワット状態で曲げ伸ばしする。
左を見ているときは左足、右を見ているときは
右足を曲げ伸ばしすることが多い。

シャワーの音を聞くと泣きやむのは
お腹の中の水の音に似ているからなのかどうか。

Sくんはこの秋からいよいよ年長さん。
幼稚園が始まる日の前日はちょっと不安がっていたけれど
仲良しのNちゃんとは一緒のクラスだったし
初日を終えた時点では幾分ほっとした様子。

私はまだ2人の子供との生活のバランス、リズムが
どういうものなのか計りかねていて、
不要な気疲れをしている気もするけれど
こればかりは実践しつつ見つけていくしかないんだろうな。