はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

マンゴーの季節

2020-11-10 23:17:24 | モーリシャス:食
お隣さんの庭から伸びてきている枝に付いているマンゴー
そろそろ熟してきた。

マンゴーにも、申し分なくおいしいものもあれば、
繊維質がやたら多いもの、甘みがあまりないものなど
いろいろな種類がある。
お隣さんのは小さいけど繊維が多すぎず、
甘くて香りも良く、美味しい。

地元の市場でも季節になると売っているのだが
あまり甘くないもの、繊維の多いものも多い。
トマトでも品種改良しまくって
甘くておいしいものばかり売っている日本でなら、
おそらくマンゴーも美味しいものしか売らないだろう。
モーリシャスの野菜・果物はよく言えば自然のまま。

モーリシャスには熟す前の緑色のマンゴーを収穫して
アシャールというスパイシーな浅漬けにする人もいる。
だから私からするとあまりおいしくないマンゴーにも
ニーズがあるのかもしれない。

我が家は専ら果物として、甘いのを期待して食べる。
今年は庭師さんに先を越されないうちに
我が家の分も確保しなければ!

もっと食え

2020-07-08 23:02:32 | モーリシャス:食
赤のタータンチェックに白字で大きく
「EET-SUM-MOR」と書かれたビスケット。

一瞬クレオール語で書いてあるのかと思ったが、違った。
英語だ。ちなみに南アフリカ産。

EAT-SOME-MOREと大文字太字で書かれると
「もっと食べなさい」と押し付けがましい。
買う気も失せる。
Eat-Some-More
小文字も混ざったイタリックでは
「もうすこし召し上がれ」になってしまって
このビスケットの庶民的な感じと釣り合わない。
押しが弱すぎる。

クダけた綴りで「もっと食え」、ぐらいがちょうどいい。

フランスの会社員時代、ヨーロッパ某国担当の日本人の大先輩は
普通なら言いにくそうなこともズバズバ言ってのける人だった。
それでも周りは彼の柔らかい京都弁の魔法にかかり、
萎縮せずに、でも粛々とお達しを聞いていた。

「もっと食え」を食べながらそんなことを思い出した。





バナナチップス

2019-05-19 15:59:23 | モーリシャス:食
珍しくモーリシャス紹介記事。

日本でバナナチップというと、甘いもの。
学生時代あの甘いバナナチップが大好きで、
食べ過ぎて気持ち悪くなったことがある
(同じことは野菜かりんとうでも経験済)。

モーリシャスのバナナチップスは塩味。
短めのバナナを縦に切った感じの形状。
日本のバナナチップほど固くはなく、
ポテトチップスのように、サクサク、ついつい手が伸びる。
元々甘さの少ないバナナを使っているのか、甘みは全くない。

おみやげにするにはかさばるし、
スーツケースの中でバリバリに壊れやすいのが難点。

でも、バナナは島内どこにでも生えているし
(なぜうちの庭にははえていない!?)
モーリシャス料理には揚げ物が多いので
バナナ+揚げ物=これぞモーリシャス!
という感じのスナック菓子。





マグロのカルパッチョ

2018-05-14 17:43:24 | モーリシャス:食
モーリシャスは海に囲まれている割には
地元のスーパーに並ぶ魚の種類はそう多くなく、
淡白であまり旨味のない魚がほとんど。
美味しい魚介類は輸出されてしまうからなのかどうか。

そんな中でマグロは地元で取れる魚の中では珍しく美味しい魚。
日本に輸入されるような大きなマグロではないけれど味は同じ。

そのマグロの食べ方として、最近我が家で流行っているのが
カルパッチョ。
生で食べられるぐらい新鮮な時に冷凍し、半解凍のタイミングで
できるだけ薄く切る。上からオリーブオイル、塩、レモン少々。
お好みでお醤油かバルサミコ酢も。

特に長男が大好物。
レストランで食べようものなら2皿注文する。
それではお財布に優しくないので、家でやってみたら
店と変わらないレベルのものができた(切るだけですからね)。

自作熱が止まらない

2017-12-10 09:45:50 | モーリシャス:食
海外生活者あるある、か。
日本でなら買っていた日本食をどんどん自分で作るようになること。

今回は抹茶アイス。
バニラアイスを作る時のベースにバニラを入れる代わりに
抹茶パウダーを混ぜてみた。

色も風味もほんのり抹茶味。
倍ぐらい抹茶パウダーを入れたら、もっと
がっつり抹茶味になったのかもしれないけど
これはこれで美味しい。

リピート確定。

豊作

2017-11-24 10:48:36 | モーリシャス:食
鉢にバジルの苗とミントの苗を植えた。
直径80センチぐらいはある大きめな鉢に
腐葉土を入れて、日向に置き、水をやったところ
どちらもすごい勢いで大きくなった。

店で見るバジルの苗はひょろっとしてて、
葉っぱだけなことが多いけれど、うちのバジルは
これがバジルかと思うぐらい太くて立派な幹。
半ば木のよう。花までたくさん咲いてきた。
今までのバジルのイメージをぶち壊す勢い。
ジェノベーゼ作りたい放題。

ミントはミントで、鉢植えいっぱいに広がって
茂っている。
モヒート作りたい放題。

いよいよ夏らしい気候になってきた。


ザリガニ

2017-11-15 10:15:05 | モーリシャス:食
Hがザリガニを買って来た。
まだ生きていて、袋の中でゴソゴソしてる。
ペット用ではなく、食用。
2キロ買おうとしたら、5キロなら
おまけしてくれると言われたらしく5キロ。
売ってるおじさんの思うツボ。
ともかくすごい量なので、友人家族を呼ぶことにした。
今日誘って今日来てくれる友人、ありがとう。

ちなみに日本だとザリガニは食用のイメージはあまりないけれど
フランスでは高級食材のイメージ。
なので、「ザリガニいっぱいあるから食べに来ない?」
は立派な誘い文句になる。
関西で言ったら「鯛いっぱいあるから、食べに来ぉへん?」
か、レアさで言えばそれ以上のインパクトか。

1日目は白ワインやハーブを入れた熱湯で茹でて
身を食べた。友人家族に大量消費を手伝ってもらいつつ。
私はザリガニは初めて(知らずに食べていた可能性はある)。
思ったほど泥臭さもなく、美味しい。
甲殻類好きなら好きな味ではないかと思う。
せっかくなので頂き物の日本酒を合わせて。
これが大正解。どちらも進む。

2日目は昨日取っておいた殻や頭、ハサミの部分を茹でて
ミキサーで粉砕し、スープのベースにする。
フランス料理のビスクに近い、旨味の濃いスープができる。
これのためにザリガニ食べたのかと思うぐらい美味しい。

さて、総勢8名でたらふく食べたザリガニ。
それでも半分以上残り、残りは冷凍庫へ。
今なら先着一家族、うちでザリガニが食べられます。






ウニ

2017-10-16 17:28:26 | モーリシャス:食
先日近所の海岸を散歩していたら、
フランス人の観光客が山ほどウニを持っていたので
話しかけたところ、うちから車で15分ほど
南に行ったところで採ってきたとのこと。
おまけに山ほどあるから分けてあげよう、
と言って10個ほどくれた。

その時は堪能させてもらったけれど
実際どの辺りで取れるのかまでは分からなかった。

が、友人のボートに乗せてもらいながら
近所の海を何度かウロウロしているうち
ウニスポット発見。

遠浅の海にウニがゴロゴロ。
海上から岩のように見える黒いものが
実は全部ウニ。

試しに採って食べてみた。
日本のお寿司屋さんで見るようなウニに比べると
可食部が小さい。味も少し違う。
でもこんなものと思えば、これもあり。
子供達はテクテクの方が好きみたいだけど
海に出た時には採っちゃうかなぁ。



りんごのタルト

2017-10-12 13:22:41 | モーリシャス:食
味覚週間に作ったりんごのタルトを
試食したくて、我が家用にも作ってみた。

素朴だけどフランスのパン屋で売っている
りんごのタルト程度には美味しくできた。
タルトの生地は実はピエールエルメのレシピ。
ちょっとこだわった甲斐があった。

特に長男が大層気に入って、おやつに
食後のデザートに、もりもり食べる。

今日で作るの3回目。

我が家ではよく食べ物の流行があるのだけど
今の流行は間違いなく、りんごのタルト。
(写真は学校用に作った初代タルト。)

テクテク

2017-09-15 09:33:03 | モーリシャス:食
家から歩いて行ける海岸で貝が取れる、
と友人から教えてもらった。
しかも食べられるという。
潮が満ちてくるタイミングで行くのが
重要らしい。

学校が休みの土曜日の朝、
早速家族で潮干狩りに出かける。
一見何もない砂浜。
ギリギリ波が打ち寄せてこない辺りを
少し掘ってみると出てくる、出てくる。
地元の人はテクテクと呼ぶ貝。
大きさはシジミとアサリの中間ぐらい。
色は白がベースで物によっては茶色の縞々。

家族でほぼ貸切状態の砂浜で潮干狩り。
子供達も大喜びだが、それに負けないぐらい
自分もワクワク楽しい。

その日の晩はテクテクの味噌汁。
新鮮で臭みもなく、出汁が出て美味しい。
子供達の大好物になった。

週末のテクテク狩り、
しばらく我が家の定番アクティビティーになりそう。