はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

Darwin's Nightmare

2005-05-31 23:24:25 | Weblog
という映画を見た。
ホラーではない。
タンザニアの現状を描いたドキュメンタリーだ。

http://www.coop99.at/darwins-nightmare/index.htm

構造的な貧困にあえく第三世界と書くと、
なにを今更、という感じもあるが
実際に何が起こっているか映像で見せられると
想像以上の問題の深刻さに絶句する。

西欧の飛行機がアフリカに武器を輸出し、
帰りにはヴィクトリア湖の魚(フィレ(*))を
安価で購入してかえる。
現地の人はフィレは食べられず、
残りの頭や骨の部分を食べる。

HIVの問題も深刻。夫を無くした妻は
生活のために売春をする。その結果新たな感染者が増える。
それでも効果的な治療もなされないまま病気は蔓延する。

こういう現状を見るとどうしたものか、と思う。
遠くの悲惨な状況を見て悲しがっても彼らの助けにはならない。
かといって、理屈で助けるべきだと理解していても
自分の今の生活をなげうって助けにいこう、とまでは思えない。
感情がそこまで追いつかない。
やっぱり週末にはおいしいものたべたいし、、とか。

でも、片手間に取り組んで解決するようなことでもない。

しかし、この状況を変えられる人がいるとしたら
先進国に住んでいて、教育もうけている私達のような人
以外に居ないだろう、とも思うと責任も感じる。

第三世界の貧困の背景には先進国の搾取がある。
せめて、その搾取に加担しないようにしたい。

(*)フィレ:日本ではスズキ(ナイルパーチ)として
切り身で売られている。
この魚の放流によってヴィクトリア湖の生態系は
すっかり崩れてしまった。
この事実はビクトリア湖の悲劇として、知られている。

この場を借りて

2005-05-30 16:08:12 | Weblog
日記ではないですが、
日本でこれを読んでくれている方々に
フランス滞在期間延長のお知らせ。

9月から6ヶ月間、パリでインターンをすることになったので
当初の予定であった12月の帰国を延長し、
来年3月中旬までフランスに在住することになりました。

私を口実にフランス旅行ご計画中の皆様、
チャンスは増えましてよ。

体育祭終了

2005-05-29 23:58:55 | Weblog
日曜で体育祭も終わった。

結局我が校はクライミングとサルサで1位、という
なんともマニアックな結果に終わった。
それでも総合で3位に入れたのはラッキーだった。

終わって他校のみんなが帰る段になっても
私達にはお片づけが残っている。
片付け係が明示的にアサインされていなかったので
思うように人が集まらず大変だった。
こういう適当さ加減がフランスだ。

今日は一転

2005-05-28 20:47:16 | Weblog
昨日のすばらしさとは一転、今日は大変疲れた。

今日は生ビール販売担当。
14:00-20:00 までラグビー場の前のテントで
ひたすらビールを売っていた。
こんな長時間シフトを組んだ同級生を一瞬うらんだ。
(彼も負けず劣らず長時間労働していたので
直接文句を言うのはやめた。)

こんな店でもリピーターとか、たちの悪い客とか、
いいお客様とかがいるのが面白かった。
私もいいお客さんになろう、と思った。

あとは生ビールのバレル交換のスキルを
身に付けたことが今日の収穫。

でも暫くビールは見たくもない。

勝っちゃいました

2005-05-28 09:58:50 | Weblog
サルサ大会は昨晩のパーティーの出し物として
23時から開催された。
そして、なんと我が校が優勝。

全体のレベルが低かったことや
私達に有利な採点基準だったことも幸いしているが、
なにはともあれうれしい。

次の日には同級生の何人もの人に
”サルサ優勝したんだってね、おめでとう”
と祝福された。総合得点に貢献できてよかった。

Hannahちゃんの言ったとおり、
自分で準備したトロフィーを自分でもらうことに
なりました。うふ。

体育祭

2005-05-26 18:54:23 | Weblog
いよいよ金曜から体育祭。

昨晩はウェルカムバッグのパッキングを手伝った。
リュックサックにプログラムやらスポンサーの広告やら
タオルやらを入れていく作業。
究極の単純作業だが、1700個もあるのであなどれない。

寮生が中心となって有志30人足らずで流れ作業で実施。
頭を使わない分、みんなが等しく参加している気分になれる作業だ。
友達と音楽かけながらやっている分には案外楽しい。

1日なら、こういう仕事もたまにはありかも。

いざSalsa

2005-05-25 01:45:11 | Weblog
サルサの練習も佳境。

何とか振りも入り、私達アジアンペアは衣装も確定。
(残りのラテンな人たちは衣装未確定。)

サルサも体育祭の競技である以上は規定がある。
1校からは最多で4組(男女ペア*4)出場でき、団体として順位を競う。

我が校には6組あったので校内選抜をするはずだった。
が、今日になって”自信がない”というペアが
出てきたお陰で私のペアは出場できることになった。

初めは”まぁ出られても出られなくてもいいや”
と思っていたが練習しだすと出たくなるもの。性分だ。

なんだかんだいって渡仏以降初、人前で踊る機会。
楽しみになってきた。

フランスなのに

2005-05-24 19:15:53 | Weblog
忙しかった。

っていうかスケジュールの組み方に問題がある。
朝8時から夕方18時まで4科目、
ぎっちり授業がはいっていた。
合間には10分休憩*3があるのみ。

フランスなのにランチタイムがないなんて!

前からこのスケジュールの組み方については
”雇用の確保か”とか”なってない”とか
いろいろ書いた記憶があるが、
何度書いても書き足りないわん。

画像は、気持ちだけでもバカンス気分になるため
先日の南仏旅行のものを。今日の反動。

エピソード3

2005-05-22 22:10:17 | Weblog
言わずもがな、最近公開されたSTARWARSの第三作目。

私は自分から観にいくほどのファンではないのだが
Mon Roti de Canard(*)に誘われたので行くことにする。

そういえば別の友人(いかにもハリウッド嫌いそうな人)も
「あれは面白かったよ。自分にとってSTARWARS=青春へのノスタルジー
であるのは認めるけど。」といっていたっけ。

ダースベーダー誕生の話。
一部ではブッシュ批判の映画か、ともいわれているらしいが
確かにそういう解釈も成り立つ内容。
既に他のエピソードが公開されている以上、ストーリーの
結論は見えているのだが、長い映画の割に充分楽しめた。

今回の出色はヨーダ。かっこよすぎ。
あんな老人になりたい。

(*)Mon Roti de Canard:私の鴨のロースト。
今までも度々登場していたフランス人の友人の愛称。
私と友人の間の合意の上最近決定。
おそらくフランスでもこの愛称で呼ばれている人は自分だけだ、
となぜか本人は結構気に入っている。
私はMa Sushi かMa Sashimi か、といわれたが辞退。

グラインダーマン

2005-05-20 23:57:53 | Weblog
日本のパフォーマンスグループ。
パリ日本文化会館での公演にいく。

幸運にもグラインダーマンの一人が友人のため、
招待してくれたのでした。

映像、出演者の動き、照明、音響、すべてに手が込んでいる。
無機的な演出にさらりとしたテイスト。

出演者(基本的にはグラインダーマンと呼ばれる人4人がメイン)の
差異をできるだけ排除したような面白い舞台。
グラインダーマンは黒い箱を頭にかぶっている。
演目が進むにつれ、バリエーションはあるのだが
基本的には目の周りは何かに覆われていて匿名性は保たれている。
初めは友人がどれかわからなかった。

こういうことやらせたら
きっと日本人のほうが西洋人より得意にちがいない。

演目後は出演していた友人にも会えて、大満足。

グラインダーマンについて知りたい方は以下をどうぞ。

http://grinder-man.com/