チーズも二極化か

テレビでフランスのチーズに関する
ドキュメンタリーをやっていた。

元来フランスのチーズの多くは殺菌処理をしていない
ミルクを使っていたが、近頃は大企業を初めとして
殺菌処理をしたミルクを使う業者が増えてきたらしい。

衛生管理を厳しくするため、という言い分もあるが
殺菌処理の設備を設けられない中小企業を廃業させ
大企業がより有利にビジネスを寡占するための手段、
という見方もある。

そんなご時世、廃業する中小のチーズ生産者がいる中、
今でも手で絞ったミルクを使って
手作りでチーズを作り続ける生産者もいる。

昔からミルクを長期保存できる方法として
チーズがあるのだし、「より衛生的な商品を」
という文句にはどうもうさんくささがある。

昔は同じ種類のチーズでもいくつもの違う味があったけれど
今ではどんどん画一化されてきてしまっている、と嘆く人もいる。

が、このまま画一化ばかりが進むか、というと私はそうは思えない。
一部の消費者は多少高くても品質を求める、という傾向は
先進国の富裕層にならどこにでもみられる傾向じゃないか。

やー、いいチーズを手作りで作っている職人さん、
これからもがんばってほしいなぁ。

ノルマンディーのホテル

今回泊まったのはferme de la Ranconniereという
１３世紀に建てられた家。

http://www.ranconniere.fr/

フランスには昔の邸宅や城を使った
ペンションのような宿泊施設が多くある。
多くは家族経営。
遊びの旅行にはチェーンのホテルよりも
温かみと個性のあるこういう施設はよい。

ノルマンディー一泊二日

思い立ってノルマンディー地方に１泊二日の旅行に行く。

２７日に訪れたのは
Caen Memorial Cite de l'Histoire pour la paix
カーン平和記念館とでも言ったところ。

第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦関連の
資料を中心に展示してある。
日本人にとっては第二次世界大戦といえば
まず原爆や太平洋戦争をはじめ、アジア地域での事象
が思い浮かぶのではないかが思うけれど、
ここではナチスドイツの台頭と
その後のヨーロッパにおける変遷が展示の中心。
改めて世界大戦に対する捉え方の違いを実感する。

原子爆弾についての展示でも、原爆の開発にあたった科学者を
マンハッタン計画に携わったthree great scientists
として紹介されていたりする点には違和感を覚えた。

とはいえ、今までほとんど知らなかった
ノルマンディー上陸作戦のことや、ヴィシー政権のことを知れた。

学生時代、歴史の授業はあまり好きではなかったけれど
歴史自体は面白い、と感じる。

今日やるべきこと

買い物に出かける。

特に買う必要があるものがあるわけではないが
おそらく街に人は少ないだろう、という予想のもと。

大半の人はクリスマスの買い物の直後だし
家族団欒をしているからか、予想通り買い物客は少なかった。
歩道も自分の好きな速さで歩ける。

大した買い物はしなかったけれど、
歩くだけでも人の少なさを満喫でき、満足。

一期一会

私の親友の友達とその彼女が日本からパリ旅行に来る、
というので一緒に夕食を食べることにした。

クリスマスはフランスでは日本の正月みたいなもので
基本的には家族・親戚と過ごす日なので
店も閉まりがちだろうというのもあり、うちにお招きした。

クリスマスのディナーということで
いつも以上に張り切ってＨが料理をしてくれた。
おまけにお土産にブッシュドノエル（ケーキ）を
買ってきてくださったので、腹１２分目以上になった。

ヴァンセンヌ城

パリの東側にある、ヴァンセンヌ城にいく。

ここはヴェルサイユよりも前の時代１２世紀から１４世紀ごろに
建築された要塞王宮。敷地内には１０の建物があるが、
建築された時代によって様式が異なる。

ある時期には牢獄としても使われていたため
部屋によっては今でも囚人が壁に描いた
フレスコ画や詩が残っている。
囚人の中には啓蒙思想の囚人として
ミラボー、ディドロ、サドなどもいた。

ドンジョン（主塔）は修復を終えて
今年公開されるようになった。
今はサントシャペルが修復中。
修復終了は２年後予定、とのこと。

歴史に詳しいガイドさんに引率されての
見学で、なかなか興味深かった。

仕事納め

今年の仕事も今日で最後。
明日から元旦までお休み。

日本のように三元日、という発想がないから
２日が仕事はじめなのがちょっと嫌だけど
その代わりクリスマスはばっちり休める。

今年は遠出はぜずにパリ近郊でゆっくりする予定。

ひと仕事

結婚式の写真の大半が手元に集まってきた。
今どきはデジカメなので大抵の人が
撮ってくれた写真を全部渡してくれる。
自分たちの結婚式なのでどんな写真もうれしい。

が、集まってきた写真を整理するべく
一箇所に集めてみたところ全部で１０００枚を超えていた。

ここから選んでアルバムを作成する予定。
なかなかひと仕事になりそう。

氷点下

今朝の最低気温－５度。

そこらじゅうに霜が降りていた。

風がないだけましだけど、いよいよ来たね
パリの冬。

街の話題

フランス国内で今日一番の話題。
タブロイド誌からテレビまでそればっかり。
サルコジ大統領の新しい彼女。

元トップモデルで今は歌手のカルラ・ブルーニ。
ミック・ジャガーを筆頭に数々の有名人と
かつて付き合っていたらしい。
サルコジさんとは付き合い始めて３週間。
（ってどこの誰が確認したのかは知らないけれど。）
週末のユーロディズニーでのデートをパパラッチされていた。
（パパラッチというよりは公表するために撮らせたらしいけど。）

日本の政治家の話題として、
「ＯＯ首相に新しい恋人発覚！」とかって聞かない。

日本だと有名人（政治家に限らず、芸能人、企業経営者など）の
恋愛が公になると、そのせいで本職の評価も下がることが往々にしてある。
フランスの方が恋愛に関して、誰が誰と付き合おうと
（騒ぐかもしれないけど）基本的にオープンだし
その人の本職への評価とは独立している気がする。