はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

警官

2010-12-30 11:59:08 | Weblog
年末の夕方、うちのインターフォンが鳴った。
Hが出たもののその返事の仕方がちょっとおかしい。
で、最後に安心したかのように
「あー、どうぞどうぞ。」と言ってインターフォンを切る。

警官が2人、私の滞在許可証のことでやってきた、という。

10年有効の滞在許可証の場合、
市役所に夫婦で呼ばれて面接があった、とか
市役所でフランス語のテストを受けさせられた、とか
いきなり家に誰かがやって来た挙句
はぶらし見せろだの旦那の下着を見せろだの
質問ぜめにあった、とか、
国歌ラ・マルセイエーズを歌わされた、とか
さまざまなエピソードを聞いてはいたのだが
家にもとうとう来たか。

何をすべきかわからず、とっさにPCの電源をつけたり
(難しい質問を受けたらグーグルでもするつもりだった
のか)挙動不審になる私。

しばらくして警官が4階にある家に到着。
警官がごついブーツを履いたまま家に入ってくるのが気になるが
(通常のお客様の場合は日本式に靴を脱いでいただく)
これも10年カードのため、と自分に言い聞かせ
「土足でづかづかと入るな!」という主張は飲み込む。
幸いHと私が在宅中に来てくれたので
Hが感じよく彼らを迎え入れてくれた。
私もがんばって笑顔を作ってお迎え。

警官は名前、子供の年齢、いつ結婚したか、など
基本的な質問をいくつかした後、
「では滞在許可証が出来るまであと
3週間ほど待ってください。」と言った。終了。

あ、そう。

最後までどんでん返しがあるかもしれないので
あまり大きな期待はしないけれど、これで10年カードが
もらえるなら、万々歳。マルセイエーズバージョンなら
アウトだったところだ。

スープの季節

2010-12-27 16:35:06 | Weblog
だいぶ寒くなってきて、温かい食べ物が
おいしい季節になってきた。

我が家ではスープの出番。
野菜をぐつぐつ煮込んで塩コショウ、
最後にハンドミキサーでとろとろにするだけ、
という簡単さ。
食べるときにちょっと牛乳を足してもおいしい。

野菜は何でも好きなものでできる(と思う)が
例えば私が最近作っておいしかったのは以下の材料:
かぼちゃ
にんじん
だいこん
かぶ
ねぎ

これだとべべも自分で積極的に食べてくれる。
野菜もたくさん取れるしあったまるし。
って、別にハンドミキサー製造会社の回し者ではないけれど。



モネ展

2010-12-25 22:15:05 | Weblog
平日に有給休暇を取り、べべは保育ママさんに見てもらい、
Hと久しぶりにデート。
パリはグランパレで開催されているモネ展に行く。

モネの初期の作品からおなじみ睡蓮まで、
各地に散らばっている作品を集めた
かなり充実した展覧会。

同じ場所を描いた複数の絵を並べて展示してあるのは
年を追うごとにどんどん「モネ的」になってくるのが
分かっておもしろかった。

大抵の画家がそうなのだが、若いころはまだ作風が
確立されていなくて、でもその萌芽が見られる。
で、晩年になるともう睡蓮のオンパレード。
(とはいえ、睡蓮の一番有名な作品はオランジュリーに
展示されたまま来ていなかったけれど。)

何人もの画家の作品が見られる美術館はそれはそれで
各時代の傾向がみられて面白いけれど
一人の画家の作品だけを展示する展覧会の場合
その画家の各時代のテーマ、思いを想像しながら見ると
まるでその画家の一生をなぞるようで面白い。

フランスで描いていた画家の絵を見ると
100年前も今も変わらない風景の多さを実感する。
人の服装は変わっても街並、風景はあまり変わらない。

この展覧会は人気があるようで
平日でも会場はなかなか混んでいた。

イブの試み

2010-12-25 15:02:25 | Weblog
元オペラ座のエトワール、
マリー=クロード・ピエトラガラのDVDを観る。
タイトルはLa Tentation d'Eve、訳すとイブの試み、
といったところ。

ピエトラガラはオペラ座の時代から
きれいで無難なお姫様的な役よりも
個性的な役のほうが光るダンサーだった。
退団後はダンサーとしてだけでなく
演出・監督の分野にも活動の範囲を広げている。

今回の作品では自ら演出・出演している。

このレベルのダンサーになると
もうなんだか作品の良しあしを語る前に
ひとつひとつの動きのすべてに圧倒される。

ダンス好きのひとで、このブログを読んでくれている方には
絶対観ることをお勧め。
(うちに来て言っていただければ何度でも一緒に観賞します。)

うさぎさんチーム

2010-12-20 12:03:46 | Weblog
2004年にフランスに来ることが決まったとき、
何でフランスなの?と聞かれたら
「ジョニー・デップに会いにいくため。」
と答えていたあの頃。

あれから暫く経ったけれど、今もファン。
というわけで観に行った映画「ツーリスト」。
日本では来年3月公開予定。

内容的には観ている間は飽きずに見られるけれど
後々心に残るタイプの映画ではなかった。
ただヴェニスには行きたくなった。

ジョニーデップと競演しているのが
アンジェリーナ・ジョリー。
特に私の好みの女優さんではないので
今まであまり彼女の出ている映画は観たことがなかった。
この映画の中では彼女がでてくると周りの人が
彼女の美しさのために振り返る、という演出が
しつこいくらいにされていたけれど
私がその演出に共感するには至らなかった。

この映画は数年前にフランスで製作された映画の
リメイクで、フランス版ではソフィーマルソーが
彼女の役をやっていたらしい。私の好みとしては
ソフィーマルソーのほうがよかったかな。
(フランス版は観ていないけれど。)

ジョニーデップが逃げるときに走る様子が
どこかコミカルで「パイレーツ・オブ・カリビアン」の
ジャックスパロウが一瞬見えた。

さて、ふと彼の年齢を調べてみたところ
私のちょうど一回り上だった。
なんだ、うさぎさんチームじゃん。
それであの軽快な身のこなし、すごいな。
ここ10年ぐらい年齢変わってないように見えるし。

アンジェリーナジョリーの年齢も調べてみたら
こちらは私と同じ歳、やっぱりうさぎさんチームだった。

同じうさぎさんチームとして、私も
もうちょっとがんばりたいと思う(何を?)。

クリスマス会

2010-12-15 12:29:47 | Weblog
保育ママさん達と彼女たちに世話になっている子供たちが
週1回決まった時間に遊びに行ける市の児童館というのがある。
その児童館でクリスマス会が開催された。

いつものようにみんなで遊ぶほかに
クリスマスツリーの飾りつけをしたり、
お菓子をもらったりしたらしい。

べべもべべのお気に入りのマノンちゃんの隣に
さりげなく(?)場所を確保して遊んでいた様子。
(写真左端がべべ、真ん中の紫の洋服の子がマノンちゃん。)

ときどき保育ママさんから私のプライベートのアドレスに
日中の様子を写した写真が送られてくる。
パソコンの画面を前に暫しにやけて仕事にならない。

大観覧車

2010-12-13 22:47:38 | Weblog
いとこのSくんも来たことだし
日曜はパリまで出かけることにした。

冬限定でコンコルド広場に設置されている
大観覧車に乗ることにした。
というのもべべが遠くから発見して
「のる~」と言ったため。

近くに行ったら怖くなってやめる、というかな
と思ったらそんなことはなく、「のる~」
というので4人で乗ることにした。

高所恐怖症気味の私は自ら進んで乗りたい
乗り物ではないけれど、頼まれれば乗れなくはない
といったところ。

外から見ても高かったけど、乗ってみるともっと高い。
しかも乗り物は隙間だらけで寒い風がぴゅーぴゅー
入ってくる。でもべべの手前怖がっているわけにも
いかないなぁと思ってべべを見ると彼は楽しんでいる様子。

一番高いところまで登るとシャンゼリゼはもちろん
ルーブル美術館、エッフェル塔やモンマルトルなど
パリの名所が見渡せる。悪くない。

全部に人が乗った後、2周しておしまい(ほっ)。
大人ひとり10ユーロなので、4人で1回乗って
合計30ユーロ(3300円)。
べべが「まだのる~」といったけど、さすがにパス。

私にとって観覧車は乗る前はあんまり気乗りしないけれど
終わってみると、びびってた自分を笑っちゃう部分も含めて
なんとなく楽しい思い出だけが残る乗り物。



おにいちゃん大好き

2010-12-11 13:58:50 | Weblog
私のいとこSくんがうちに来てくれた。
べべ、大喜び。

一緒に遊ぶのはもちろん
おふろに入るときに洋服を脱がしてもらうのも
おしめをかえるときにおしりをふいてもらうのも
全部Sくんがいいー、と主張。

しかもSくんが快諾してくれたもんだから
ママもお言葉に甘えて楽させてもらった。

お気に入りのお兄ちゃん、
来てくれてよかったねぇ。

今度は雪で

2010-12-08 22:55:01 | Weblog
パリおよびパリ近郊でかなり沢山雪が降った。
おかげで午後からパリおよびパリ近郊のバスが
すべて運休になった。

今週はトラムとバスで客先に行っているので
帰りにまんまとひっかかってしまった。
こんな日はタクシーを呼ぼうとして電話しても
つかまらないし。結局客先からトラムの駅まで
雪の積もっている中歩くはめになった。

この前はデモだストだと言って運休していた
と思ったら、今度は悪天候のため、とは。

なんだかんだ言っては、なかなか動かないねぇ。