筋肉をつける

例えば、腰痛のリハビリトレーニングは　主に腹筋、背筋、殿部の筋力をつけなければいけません。
膝関節のリハビリトレーニングならば、主に大腿部に筋力をつけなければいけません。

「先生～～・・・なかなか筋肉って、つかないね～？！　取れるのは　早いのに・・・」

と言う声を何度も何度も聞き・・・・

「できることなら、あっ！と言う間につけたいよう～！！・・・・・・」
と、私も　叫びたくなることが、多々あります。

いつも、どう説明しようかな～？？？と、言葉を選び、なにか良いデータは　ないかと考えていました。

最近、お助け情報が　ありました！


「柔道の野村忠宏選手って、知っていますか？

野村選手は　９か月前に膝の手術をして、それから、それは　それは　厳しいリハビリトレーニングをしたんですよ。

はじめは　野村選手でも○○さんと全く同じ運動からスタートしたんですよ。

それで、９ヶ月目で、やっと反対側の脚の太さに、あと２センチまで追い付いてきたんですよ。
筋力も　反対側の９０％まで、追い付いてきたんですよ。

あんな人でも　それだけ大変だし、時間も　かかるのよ・・・・・・・」

詳しくは　野村選手のブログを見てください↓
「９か月。」http://ameblo.jp/nomuratadahiro/entry-10199924836.html

「まだ細いな。」http://ameblo.jp/nomuratadahiro/entry-10200840528.html


ただし、野村選手と一般の方が目指す目標は　数段の差があります。
一般の方が　目指すレベルは　ＡＤＬ（日常生活動作）であり、健康に歩いて楽しい生活ができる事＝ＱＯＬ（生活の質）の向上です。

野村選手は　１５０ｋｇを背負って、スクワットをしていますが、一般の方は　自分の体重を支える程度スクワットで、ＯＫなのですが・・・・

「毎日、リハビリ運動してますか？？」
と聞くと・・・・
（聞かなくても　筋肉を見るだけで、分かるんですけどね・・・）

「いや・・・はや・・・あの～」と、もごもごもご～～のお答が多い！！

「してないでしょう！！」
と、一緒にエクササイズをすると・・・

「わあ～・・・歩くのが楽！　身体が　シャンとする～！　姿勢が良くなったみたい！」

残念ながら、一回しただけでは　持続しません。
毎日やれば、必ず筋肉は　ついてきます！！　増えます！！

しかし・・・・・
筋細胞を取り出して、培養する・・・なんてことが　近い将来、一般化するのかもしれないな・・・
でも、恐ろしい。
お金や　スイッチ１つで、なんでもできれば、人間が　益々弱くなるような気がします。　

体育の意味・・・
自分で身体を作るからこそ、自分に自信を持てて、授かった自分の身体が　一層かけがえのない大切なものに思えるのにな。