敬老の日が含まれた連休は・・・
連日マーチング部の練習を見に行っています。
関西大会まで2週間を切り、気迫のこもった練習に心熱くさせてもらっています。
そんな中、宿題、予習・復習の仕事をしてます。
10月からは 姿勢と歩き方協会、NPOシニアネット、兵庫県健康財団主催健康運動指導士資格継続講座などの講演が多くあります。
そこで、ガイドラインとなる厚生労働省の健康日本21(国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針)が 第1次期を終え、データが取りまとめられ、2013年度から新健康日本21として、教育・推奨・啓蒙運動がスタートします、、
という事で、膨大な新しいガイドラインを読み、理解しなければならないという宿題があるということです。
大筋と特に私の専門である運動に関する簡潔なまとめをあとに記載をしておきますが、2010年からの第1次の10年間では 高齢者の健康状態、運動活動と健康に関しての研究が多く進められて多くの事が分かりました。
例えば、健康に留意し運動を行っている人の割合は 国民全体では約25%ですが、高齢者に関しては積極的に運動を行っている人が多く50%となります。
どちらかというと、若い世代より高齢者の方が元気だよ!、若い世代も運動しましょうね。という内容がもりこまれています。
昨日のニュースでも「高齢者が初めて3千人を超す」との情報がありました。
********************************
第3回次期国民健康づくり運動プラン策定専門委員会(厚生労働省)
「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針」改正案(新健康日本21)より
「健康日本21」は、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針として、厚生労働省より発令され、2010年を目標に2000年より開始されました。
健康日本21の基本理念は、生命の延長だけでなく、生活の質(QOL)を重視すること、生涯にわたる健康づくりの視点を取り入れること、環境づくりの重視などを特徴としていました。 この健康日本21を中核とする国民の健康づくり・疾病予防をさらに積極的に推進するため、医療制度改革の一環として2002年には「健康増進法」が制定されました。
その後、2010年でいったん終了し、2011年に評価され、まとめられた達成率は全体の約17%でした。 目標値に達した項目は「メタボリックシンドロームを認知している国民の割合の増加」や「定期的な歯科検診の受診者の増加」などの項目でした。
目標値が達成できなかったものの改善傾向にある項目は「意識的に運動を心がけている人の増加」「糖尿病やがん健診の受診の増加」などがあがりました。逆に、目標設定時より悪化しているものは「日常生活における歩数の増加」や「ストレスを感じている人の減少」などでした。
今回の指標の達成状況の調査・分析を通して、「栄養・食生活」に関しては、20~30代男性が肥満傾向にあることや、男女共に20歳代は野菜摂取量が少なく、朝食を食べない人の割合も高いことがわかりました。
「休養・こころの健康づくり」では、ストレスを感じている人の増加や、睡眠を確保するために睡眠補助品やアルコールを使う人の割合が増加傾向にあることなどが判明しました。
「身体活動・運動」の項目で、厚生労働省は 30分間の余暇に行われる運動を、週に2回以上、それを1年以上継続して行っている人を『運動習慣者』と定義しています。身体活動とは、スポーツはもちろん、通勤などの日常的な運動全てを合わせたものを指しますが、その中で代表的な指標となっているのが歩数です。歩数は全ての世代において、この10年間で1日あたり1000歩減少しています。これをカロリーに直すとおよそ1日あたり30キロカロリーですが、1年間続くと、約1~1.5キロの体重増加に匹敵するため、非常に重要な問題であると捉えています。また、意識的に運動を心がけている人の割合は増加していますが、習慣的な運動を実践できている人の割合は変わらないことがわかりました。 特に20代から40代ではその傾向が顕著であり、運動の重要性は理解しているが行動に結びついていないと考えられます。
「健康日本21(第二次)
このような結果から、2013年にスタートする予定の「健康日本21(第二次)」の基本方針は、「生活習慣病の一次予防と重症化防止」、「健康寿命の延伸」に加え、「地域間や社会階層間の健康格差の縮小」などに取り組みます。
「生活習慣病の発症予防と重症化予防」に関する目標として、がん、循環器疾患、糖尿病を設定し、糖尿病については、“高血糖者の減少”、“合併症(糖尿病性腎症による透析患者数)の減少”、“治療中断者の減少”、“特定健診・特定保健指導の実施率の向上”、“メタボ予備群・メタボ該当者の減少”を目標とします。
「健康寿命の延伸」では、65歳以上の高齢者を対象とした研究も増え、高齢者には余暇活動量・運動量に関する基準値の策定が可能と考えられました。75歳以上になると不健康寿命をいかに縮めるかという観点も必要で、高齢期になっても自立した日常生活が送れるよう、子供の頃からの健康づくりや、働く世代のこころの健康対策などを推進します。
「地域間や社会階層間の健康格差の縮小」では、健康の意識はありながら生活に追われて健康が守れない、また生活に追われるあまり健康にも関心が持てず健康格差が広がる中で、こうした人々の健康に役立つような健康政策や社会環境整備に取り組みを重要します。
このような 基本方針に合わせて、栄養・食生活、身体活動・運動、休養、喫煙、飲酒、歯の健康について、それぞれに目標を設定されます。
さらに、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の知識普及、地域別の健康寿命の差の縮小、健康づくりを目的とした住民組織活動の増加、▽週労働時間60時間以上の雇用者減少―など新たな目標に追記されました。
* メタボとは
内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、高血圧、脂質異常のうちいずれか2つ以上をあわせもった状態を、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)といいます。
内臓脂肪が過剰にたまっていると、糖尿病や高血圧症、高脂血症といった生活習慣病を併発しやすくなってしまうのです。しかも、「血糖値がちょっと高め」「血圧がちょっと高め」といった、まだ病気とは診断されない予備群でも、併発することで、動脈硬化が急速に進行します。 (厚生労働省)
* ロコモティブシンドロームとは
ロコモティブとは「運動の」という意味で、ロコモティブシンドロームは、運動器の障害による要介護の状態や、要介護リスクの高い状態を示しています。つまり、足腰の骨、関節、筋力の劣化が歩行困難をもたらす運動器症候群のことです。 (日本整形外科学会)
* 健康寿命とは
健康寿命とは、介護を受けたり病気で寝たきりになったりせず、日常生活を健康的に送ることのできる期間のことです。2010年時点の日本人の健康寿命は、男性が70.42歳、女性は73.62歳です。厚労省が国民生活基礎調査をもとに算出しました。平均寿命(男79.55歳、女86.30歳)と比較すると、平均寿命より男性は9年余り、女性は12年余り短いです。
連日マーチング部の練習を見に行っています。
関西大会まで2週間を切り、気迫のこもった練習に心熱くさせてもらっています。
そんな中、宿題、予習・復習の仕事をしてます。
10月からは 姿勢と歩き方協会、NPOシニアネット、兵庫県健康財団主催健康運動指導士資格継続講座などの講演が多くあります。
そこで、ガイドラインとなる厚生労働省の健康日本21(国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針)が 第1次期を終え、データが取りまとめられ、2013年度から新健康日本21として、教育・推奨・啓蒙運動がスタートします、、
という事で、膨大な新しいガイドラインを読み、理解しなければならないという宿題があるということです。
大筋と特に私の専門である運動に関する簡潔なまとめをあとに記載をしておきますが、2010年からの第1次の10年間では 高齢者の健康状態、運動活動と健康に関しての研究が多く進められて多くの事が分かりました。
例えば、健康に留意し運動を行っている人の割合は 国民全体では約25%ですが、高齢者に関しては積極的に運動を行っている人が多く50%となります。
どちらかというと、若い世代より高齢者の方が元気だよ!、若い世代も運動しましょうね。という内容がもりこまれています。
昨日のニュースでも「高齢者が初めて3千人を超す」との情報がありました。
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第3回次期国民健康づくり運動プラン策定専門委員会(厚生労働省)
「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針」改正案(新健康日本21)より
「健康日本21」は、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針として、厚生労働省より発令され、2010年を目標に2000年より開始されました。
健康日本21の基本理念は、生命の延長だけでなく、生活の質(QOL)を重視すること、生涯にわたる健康づくりの視点を取り入れること、環境づくりの重視などを特徴としていました。 この健康日本21を中核とする国民の健康づくり・疾病予防をさらに積極的に推進するため、医療制度改革の一環として2002年には「健康増進法」が制定されました。
その後、2010年でいったん終了し、2011年に評価され、まとめられた達成率は全体の約17%でした。 目標値に達した項目は「メタボリックシンドロームを認知している国民の割合の増加」や「定期的な歯科検診の受診者の増加」などの項目でした。
目標値が達成できなかったものの改善傾向にある項目は「意識的に運動を心がけている人の増加」「糖尿病やがん健診の受診の増加」などがあがりました。逆に、目標設定時より悪化しているものは「日常生活における歩数の増加」や「ストレスを感じている人の減少」などでした。
今回の指標の達成状況の調査・分析を通して、「栄養・食生活」に関しては、20~30代男性が肥満傾向にあることや、男女共に20歳代は野菜摂取量が少なく、朝食を食べない人の割合も高いことがわかりました。
「休養・こころの健康づくり」では、ストレスを感じている人の増加や、睡眠を確保するために睡眠補助品やアルコールを使う人の割合が増加傾向にあることなどが判明しました。
「身体活動・運動」の項目で、厚生労働省は 30分間の余暇に行われる運動を、週に2回以上、それを1年以上継続して行っている人を『運動習慣者』と定義しています。身体活動とは、スポーツはもちろん、通勤などの日常的な運動全てを合わせたものを指しますが、その中で代表的な指標となっているのが歩数です。歩数は全ての世代において、この10年間で1日あたり1000歩減少しています。これをカロリーに直すとおよそ1日あたり30キロカロリーですが、1年間続くと、約1~1.5キロの体重増加に匹敵するため、非常に重要な問題であると捉えています。また、意識的に運動を心がけている人の割合は増加していますが、習慣的な運動を実践できている人の割合は変わらないことがわかりました。 特に20代から40代ではその傾向が顕著であり、運動の重要性は理解しているが行動に結びついていないと考えられます。
「健康日本21(第二次)
このような結果から、2013年にスタートする予定の「健康日本21(第二次)」の基本方針は、「生活習慣病の一次予防と重症化防止」、「健康寿命の延伸」に加え、「地域間や社会階層間の健康格差の縮小」などに取り組みます。
「生活習慣病の発症予防と重症化予防」に関する目標として、がん、循環器疾患、糖尿病を設定し、糖尿病については、“高血糖者の減少”、“合併症(糖尿病性腎症による透析患者数)の減少”、“治療中断者の減少”、“特定健診・特定保健指導の実施率の向上”、“メタボ予備群・メタボ該当者の減少”を目標とします。
「健康寿命の延伸」では、65歳以上の高齢者を対象とした研究も増え、高齢者には余暇活動量・運動量に関する基準値の策定が可能と考えられました。75歳以上になると不健康寿命をいかに縮めるかという観点も必要で、高齢期になっても自立した日常生活が送れるよう、子供の頃からの健康づくりや、働く世代のこころの健康対策などを推進します。
「地域間や社会階層間の健康格差の縮小」では、健康の意識はありながら生活に追われて健康が守れない、また生活に追われるあまり健康にも関心が持てず健康格差が広がる中で、こうした人々の健康に役立つような健康政策や社会環境整備に取り組みを重要します。
このような 基本方針に合わせて、栄養・食生活、身体活動・運動、休養、喫煙、飲酒、歯の健康について、それぞれに目標を設定されます。
さらに、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の知識普及、地域別の健康寿命の差の縮小、健康づくりを目的とした住民組織活動の増加、▽週労働時間60時間以上の雇用者減少―など新たな目標に追記されました。
* メタボとは
内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、高血圧、脂質異常のうちいずれか2つ以上をあわせもった状態を、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)といいます。
内臓脂肪が過剰にたまっていると、糖尿病や高血圧症、高脂血症といった生活習慣病を併発しやすくなってしまうのです。しかも、「血糖値がちょっと高め」「血圧がちょっと高め」といった、まだ病気とは診断されない予備群でも、併発することで、動脈硬化が急速に進行します。 (厚生労働省)
* ロコモティブシンドロームとは
ロコモティブとは「運動の」という意味で、ロコモティブシンドロームは、運動器の障害による要介護の状態や、要介護リスクの高い状態を示しています。つまり、足腰の骨、関節、筋力の劣化が歩行困難をもたらす運動器症候群のことです。 (日本整形外科学会)
* 健康寿命とは
健康寿命とは、介護を受けたり病気で寝たきりになったりせず、日常生活を健康的に送ることのできる期間のことです。2010年時点の日本人の健康寿命は、男性が70.42歳、女性は73.62歳です。厚労省が国民生活基礎調査をもとに算出しました。平均寿命(男79.55歳、女86.30歳)と比較すると、平均寿命より男性は9年余り、女性は12年余り短いです。
ほんとにジムでもスポーツセンターでも高齢者の方の実に熱心に取り組まれていること。
ご自身の健康にとても積極的で見習いたいです。
私も股関節に疾患がでるまではメンテナンスに目がいきませんでした。
疾患になると健常時には運動して回復した機能も痛みでうまくいかない、動かない、悪化ということになりますよね。
最近2年位ジム通いをした結果DVDを見ても動きを理解してついていけるようになり自宅でも運動を楽しんでいます。
今は股関節(肩関節も)中心から目標は下半身と体幹の筋力強化、体脂肪減を掲げています。更年期ど真ん中ですし脂肪燃焼もがんばらんと。機能改善から燃焼エクササイズもプラスです。
ジムやスポーツセンターで前向きな高齢者さんと元気なトレーナーさん(このブログももちろん助けられました!
時間がたっぷりある高齢者さんと違い若者や働き盛りの運動不足の世代の方もなんとか自分の体にかける時間を「作って」(これが苦手だからなるのですが^_^;)なんとしても「作って」入ったら楽しくて勉強になるとわかったらはまると思います。苦手な人はやり方が非常にまずいので楽して元に戻そうとするので長続きしないのですよね。。
以上リハビリから転向、運動愛好になるまで時間がかかったマーライオン特派員報告でした
テレビなどマスコミでも健康運動情報がありますが、やはり口コミが一番ですよね。「経験者は語る」
フィットネスは 知育と体育の両方が必要で、良く理解して意識を高めたうえで身体を動かす事が大切ですよね。
マーライオンさんも、ご経験を是非ひとりでも多くの人に伝えてくださいね。スポーツ医学は まだまだ知られていませんから。
体の不調は病院へいきますよね、医師に適度な運動をと言われ運動が苦手な場合。。
自力よりは専門家や同じ仲間が居るところにいきましょ!
マーライオンは横浜にあるスポーツ医科学センターというところにお世話になりましてトレーナーさんや年上のお仲間に助けられ笑顔で運動を無理せず継続する基礎ができました。
それでも限界がきて結果オペになりましたが土台があったのでオペ後も見失うことなくリハビリが順調でした。
今はリハビリを脱し始め運動そのものが楽しくなっています。環境に恵まれたことが大きかったのでその場に身を置いちゃうというのはオススメです。
それが嫌だという場合、寝たきりになってしまう可能性がアップしちゃいますよ~。追い込んで~。自分の可能性を信じて~。運動で得た活力が人生を豊かにしてくれますよ。
CHIIさん、
嬉しいことに術後1年では無理だったパワーヨガDVDを久々やったら出来るポーズが増えていたんです(勿論ガッセキやあぐらは可動域制限がありますけどポーズを取ることだけで私の場合頑張ってると納得させてます)、継続は力なりですね
ジムの筋力測定を久々したら横ばいでガッカリ、でもその数値は体脂肪減と筋力向上に意欲をかきたててくれました。
ジムの有酸素classは横揺れエクササイズが多く、筋トレも段差や負荷が強すぎ痛みがでるので出られず固定マシンで調整していました。
が、効果も楽しさもないと飽きるので自宅でバランスボールやdietDVDも加えました(ジリアンマイケルズさん楽しい)
負荷が強すぎるとこは弱めて出来るのが自宅ならでは、よい汗をかいて終わったら寝るときにほぐしてあげてます。
ジムと自宅でも運動を楽しめるようになった導きに感謝、また経過を報告しますね
もったいないので、本文で後日、マーライオン特派員さんを御紹介しますね。
今は・・・・ほんとのこと言うとマーチングの事で頭がいっぱい、仕事休業したいぐらいなんですぅ。
娘さんの勇志を応援精一杯されてくださいね。私も横浜より応援しています。