元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

補完医療

2007-03-28 22:42:04 | 健康
ニュース番組で、補完医療が紹介されていました。
補完医療とは 代替医療とも呼ばれ、西洋医学の限界を補い自然治癒力を高める療法です。
鍼療法、マッサージ、アロマテラピー、カイロプラティック、食事療法など、そして運動療法も。
日本でも補完医療を用いる病院が増えつつあるようです。
私が勤めるスポーツ医学センターも大阪厚生年金病院に付属しています。


一昨年の6月にオープンし、利用者は 1200人。。
しかし、アスレティックトレーナーは 3人で、コツコツと働いています。
病院と隣接し、外来から 処方箋を持って運動療法を行なう方が ほとんどですが、一般の方でも病院付属という事で安心だ!という動機でトレーニングに来られる方もいらっしゃいます。
そんな思いに、お答えすべく、医科学的なエビデンスをもとに民間スポーツクラブと違った格差をつけた指導をせねば!と、指導の合間は診察を見学し、勉強しています。
60歳代、年間120回以上のラウンドをこなすゴルフ好きの男性が診察に来られました。
昨年の12月、ラウンド中に転倒し、肩を打撲、近くの整形外科、整骨院に行き、レントゲン上では異常なし、動かしたほうが良いとの指示を受け、針治療とともにスポーツクラブでパーソナルトレーナーをつけ、トレーニング。
ゴルフ復帰のために一生懸命頑張るが、一向に痛みは治まらず、さらに痛みは増すばかり。
そして、たまらず本院に来られました。
ご本人は あまりの痛さに腱板が切れているのではないかとの疑いを持たれていましたが、その障害評価をした結果、切れているような所見はなし。
トレーニングは どんなことをしていたのかと聞くと、かわいそうな現状でした。
障害評価から運動療法が適してはいましたが、その実施していた運動が 痛みを助長させているような内容でした。
自分自身いちトレーナーとして、運良くこの環境で仕事ができ、学ぶことができ、知っていて、間違わなくて良かったぁ~てなものですが、それよりもフィットネス業界の発展を考えたり、トレーナー教育に携わる立場としては 非常に残念なケースです。
運動も 正しく行えば、補完医療の役割を立派に果たすのに…。
今日の新聞では フィットネスクラブ倍増との記事がありました。
クライアントの期待と信頼を損なわないクラブが増えればいいな~。
 
その後、指導に戻り、グループレッスンに最近、入会された方から こんな声をお聞きしました。
「これまで、日常やスポーツで、なにげなく身体を使っていたけれど、最近、すごく身体が気になり、色々な疑問がわいてきたんです。
テニス教室で、こんなストレッチを先生がリードされるのですが、どこが伸びているのやら? 
周囲の生徒さんは それぞれ似たようなポーズを取っているのですが、それぞれがどこか、違う・・・・
踵が浮いていたり、ヒップの位置が色々だったり・・・
このストレッチ、一体、本当は どうなの???」
どうなんでしょう?


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ちなみに… (ムラ)
2007-03-29 16:13:53
お久しぶりです!
先日無事にYを卒業しました♪ちなみにその60歳の男性の肩には現在どのような治療を進めているのですか?〃
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お久しぶりです! (エム)
2007-03-29 16:18:22
先日無事にYを卒業しました! ちなみにその60歳の男性は現在どのように治療を進めていってるんですか?〃
返信する
エムさん&ムラさんへ (Chii)
2007-03-29 21:31:48
エムさん&ムラさん!?!?
卒業、おめでとう!
その男性の運動療法は 授業でやったとおりのことです。
勉強会に おいでぇ~!!
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