元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

構造的変位と機能的変位

2010-10-15 23:16:31 | 身体
神戸YMCA学院専門学校、コンディショニングの授業・・・

「先生~ なんで私の指、曲がってるんやろう?」
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上の写真、これは 俗に言う“さる手”ですね。専門的には外反肘と言います。
これは 先天性のもので、トレーニングによってこの骨格を正常に戻すには そう簡単なことではありません。(トレーニングによって正常に近づけることはできます。)

さる手さん曰く、「バレーボールのレシーブは得した感じだけど、運動会の行進で“どうして腕を曲げるんだ!? 伸ばせ!”って怒られるし、怒られても無理やし!! 肘や肩は痛くなるし・・・」
との事。
かわいそうにね~・・・。
外反肘の人は スポーツをする、楽器を弾くなど様々な動作で、肩、肘、手の指は ちょっと変わった形・動きになってしまいます。 
これは さる手の構造上、仕方がありません。 

それを理想的な形は こうだから!と一辺倒の指導をすると、かえって肩、肘、手を痛めてしまう可能性が高くなります。
体質、体型、姿勢を見極めて、その人にあったスポーツ・運動の指導をしましょうね。 


しかし、機能的に筋力や柔軟性が衰え、姿勢が変化している場合は その筋肉をトレーニングして機能を高める事で、動きも姿勢も良くなります。
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その場合、どの筋肉が弱いのか? 硬いのか? ターゲットを正確に定めなければなりません。
今日は 1年生は 肩甲骨周囲、2年生は 骨盤周囲で、構造的変位、機能的変位のお話をしました。





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