元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

発見!

2007-04-05 22:35:42 | 健康
スポーツ医学センターでは ゴルフ好きの男性が集合したトレーニングクラスがありますが、そのお仲間のOさんは もともと肩のアスレチックリハビリをしていらっしゃったので、グループではなく、パーソナルトレーニングを熱心に行っていらっしゃいます。
現在は 肩は良くなり、体力アップを目的にトレーニングをされています。
先日、そのお仲間が参加するコンペで、Oさんは 優勝されました。
トレーニングクラスの方は Oさんのパーソナルトレーニングを“秘密の特訓”と呼び、「どんな事してるの??」と興味津々です。
Oさんは 今週、3日間続けて、ほとんどカートなしでラウンドをされ、本日は かなりお疲れの様子でした。

本日も 本当は ラウンドのところ、あまりに疲労を感じ、トレーニングに変更したそうです。
よって、本日は 疲労回復のプログラム、半分は セルフストレッチ(自分で行うストレッチ)、パーソナルストレッチ(私が 施術します)を行いました。
パーソナルストレッチでは 関節可動域や筋肉の張りをチェックしながら行います。
Oさんは 特に、脚の疲れを訴えられていて、ラウンド中にもストレッチを行い、、なんとか凌げた…との事でした。
ということで、特に下半身を詳しくチェックしたところ、左のふくらはぎにシコリを発見しました。
続いて、その原因を探りました。
足の底の形を確認すると、外側アーチが ほとんどなく落ち込んだ状態でした。
足底のアーチは 土踏まずの内側アーチがあることは 良く知られていますが、外側アーチ、縦アーチの3つのアーチがあります。
これが正常でなくなると、足裏や下肢全体の疲れや障害を発生させやすくします。
また足が土台となり、全身を支えていますので、この傾斜角度が変わる事で、膝がO脚になったり、X脚になったりして膝の障害、骨盤の傾斜が変わって腰の障害…と全身にも影響を及ぼします。
Oさんに 脚のストレッチを行った後、ふくらはぎのシコリを触って確認していただきました。
Oさんは そのようなシコリがあることに気づいていらっしゃいませんでした。
本日は ラウンドをお休みして正解でした。
そして、外側アーチが少ない事もご存知ありませんでした。
シコリに関しては ゆっくりとストレッチをすること、負荷を出来るだけかけずに安静にする事などをおススメしました。
足底のアーチについては 靴の中に入れる足底板をおススメしました。
足底板を敷くことで、アーチを作り、足の動きを矯正する事ができ、ふくらはぎも疲れにくくします。

身体の異常や疲れを感じた時には 身体は 何かの明確なシグナルを出しています。
まず、身体の正常な状態を知っていなければ、異常を発見する事はできません。
それを知り、客観的に身体の状態を診断することも 私たちトレーナーの仕事です。
ですが、みなさん自身も 身体の知識を豊富にすることで、セルフチェックができるようになります。
その情報提供も この“元気のたね”で発信できればいいなぁ~と思っています。
まずは 身体によく意識を傾け、見て、触って、動かす事です。
簡単なストレッチをしてみても 筋肉が疲れている時は 硬く、調子の良い時は 動きも軽やかです。
運動することは 自分の身体を知る事にもなりますよ。


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