昨日、兵庫県健康財団で行われた運動指導者スキルアップ研修会にて講師を担当しました。
この研修会は 健康運動指導士、健康運動実践指導者の資格継続講座にもなっています。
この資格は 厚生労働省所管の財団法人健康・体力づくり事業財団が養成・資格の認定・登録事業を行っていますので、そのガイドラインに則って研修を行っています。
そのガイドラインも今年は 変革期を迎えます。
まず、「“健康日本21”って知っていますか?」
様々なところで一般の方に健康講話をする際にも、この質問をします。知らない人が多いです。
認知度が少ないまま、少ないなりの経過を辿っています。
健康運動指導士、実践指導者は この健康日本21をポピュレーションアプローチ(国民運動化)
するという任務を担っています。
私たち、運動を指導するものは 一般の方に健康情報を正しくお伝えし、健康づくりをサポートすることが仕事です。
また一般の方は 自分の体は、まず自分で守るための積極的な情報収集と行動が大切です。
近年、“健康格差”が問題となっています。
健康づくりに積極的な人と、それと相反して健康維持・増進の意識が低く、疾患を起きた場合にでも他者への依存心が高い人。
このブログの読者は 前者の健康管理に前向きの方々が多いでしょうね。
健康増進施設と医療施設との現場を経験して、健康格差をなくすことは大変難しいように思いますが、本日のお仕事:伊丹市ダイエット教室のように、これまで運動習慣がなかった方が「運動習慣者」となり、健康になっていただけることが、我々運動指導者冥利につきるのです。
懸命に出会った方々に対し健康作りをお伝えすれば、その人の寿命へも影響するかもしれません。
そうでありたいものです。
昨日の講座で資格保持者にも確認していただいた健康日本21の経緯と、これからを簡単にまとめておきます。
**************************************2000年:2010年度を目標に「健康日本21」は、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針として、厚生労働省より発令され、開始。
健康日本21の基本理念は、生命の延長だけでなく、生活の質(QOL)を重視すること、生涯にわたる健康づくりの視点を取り入れること、環境づくりの重視などを特徴としていました。
2002年:健康日本21を中核とする国民の健康づくり・疾病予防をさらに積極的に推進するため、医療制度改革の一環として「健康増進法」が制定されました。
それまでは 「早期発見、早期治療」という言葉が頻繁に使われていました。
実は これは第2次予防に過ぎなかったのです。
その手前の第1次予防「健康増進、発病予防」重点を置くことを強調され、次のような条例が健康増進法に加わりました。
第2条「国民は 生涯にわたって健康の増進に努めなければいけない」
第5条では国、地方自治体、健康保険者、医療機関は協力義務があるとされています。
第25条で受動喫煙防止対策の強化があります。
このころから分煙される施設が多くなりました。
2006年に老人保健法に基づく健診は廃止され、65歳以上は介護予防検診に、
65歳未満は 2008年から特定健診・特定保健指導、いわゆるメタボ健診が始まります。
このころからメタボリックシンドロームという造語が生まれ、この新しい取り組みのPR活動が行われます。
(健康講話で「メタボリックシンドロームってどんな事ですか?」と、一般の方々にお聞きすると、名称を知っていても、危険因子が何か?、予防のための取り組み、放置しておくことの危険性など正しく内容を答えられる人が少ないのが現状でした。)
2010年:健康日本21の評価が行われますが、達成度は約17%。
身体活動・運動の項目では この10年間で1日あたりの歩数は1000歩減少。消費カロリーに置き換えると1日あたり30kcal。1年で約1~1.5㎏の体重増に匹敵します。
そして、その反省を踏まえ、今年2013年4月から新しい健康日本21第2次が施行されます。
この内容は 明日、記載します。
この研修会は 健康運動指導士、健康運動実践指導者の資格継続講座にもなっています。
この資格は 厚生労働省所管の財団法人健康・体力づくり事業財団が養成・資格の認定・登録事業を行っていますので、そのガイドラインに則って研修を行っています。
そのガイドラインも今年は 変革期を迎えます。
まず、「“健康日本21”って知っていますか?」
様々なところで一般の方に健康講話をする際にも、この質問をします。知らない人が多いです。
認知度が少ないまま、少ないなりの経過を辿っています。
健康運動指導士、実践指導者は この健康日本21をポピュレーションアプローチ(国民運動化)
するという任務を担っています。
私たち、運動を指導するものは 一般の方に健康情報を正しくお伝えし、健康づくりをサポートすることが仕事です。
また一般の方は 自分の体は、まず自分で守るための積極的な情報収集と行動が大切です。
近年、“健康格差”が問題となっています。
健康づくりに積極的な人と、それと相反して健康維持・増進の意識が低く、疾患を起きた場合にでも他者への依存心が高い人。
このブログの読者は 前者の健康管理に前向きの方々が多いでしょうね。
健康増進施設と医療施設との現場を経験して、健康格差をなくすことは大変難しいように思いますが、本日のお仕事:伊丹市ダイエット教室のように、これまで運動習慣がなかった方が「運動習慣者」となり、健康になっていただけることが、我々運動指導者冥利につきるのです。
懸命に出会った方々に対し健康作りをお伝えすれば、その人の寿命へも影響するかもしれません。
そうでありたいものです。
昨日の講座で資格保持者にも確認していただいた健康日本21の経緯と、これからを簡単にまとめておきます。
**************************************2000年:2010年度を目標に「健康日本21」は、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針として、厚生労働省より発令され、開始。
健康日本21の基本理念は、生命の延長だけでなく、生活の質(QOL)を重視すること、生涯にわたる健康づくりの視点を取り入れること、環境づくりの重視などを特徴としていました。
2002年:健康日本21を中核とする国民の健康づくり・疾病予防をさらに積極的に推進するため、医療制度改革の一環として「健康増進法」が制定されました。
それまでは 「早期発見、早期治療」という言葉が頻繁に使われていました。
実は これは第2次予防に過ぎなかったのです。
その手前の第1次予防「健康増進、発病予防」重点を置くことを強調され、次のような条例が健康増進法に加わりました。
第2条「国民は 生涯にわたって健康の増進に努めなければいけない」
第5条では国、地方自治体、健康保険者、医療機関は協力義務があるとされています。
第25条で受動喫煙防止対策の強化があります。
このころから分煙される施設が多くなりました。
2006年に老人保健法に基づく健診は廃止され、65歳以上は介護予防検診に、
65歳未満は 2008年から特定健診・特定保健指導、いわゆるメタボ健診が始まります。
このころからメタボリックシンドロームという造語が生まれ、この新しい取り組みのPR活動が行われます。
(健康講話で「メタボリックシンドロームってどんな事ですか?」と、一般の方々にお聞きすると、名称を知っていても、危険因子が何か?、予防のための取り組み、放置しておくことの危険性など正しく内容を答えられる人が少ないのが現状でした。)
2010年:健康日本21の評価が行われますが、達成度は約17%。
身体活動・運動の項目では この10年間で1日あたりの歩数は1000歩減少。消費カロリーに置き換えると1日あたり30kcal。1年で約1~1.5㎏の体重増に匹敵します。
そして、その反省を踏まえ、今年2013年4月から新しい健康日本21第2次が施行されます。
この内容は 明日、記載します。
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