元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

気合・掛け声

2013-01-20 00:16:57 | 身体
今年は 体操教室の皆さんにレジスタンストレーニング(筋力運動)を行う際、大きな声で数を数えていただいています。

それには色々な意図があります。
ひとくくりで、その目的を言えば、みなさんの元気をもっと引き出したい!という事です。

①ひとりひとりの声を聞きたい。
声に身体の調子も現れます。
私からの一方通行でなく、コミュニケーションを。
私ばかりがリードするのではなく、自分主体に。全員で積極的参加を。

②トレーニング効果を高めたい。
上記の自分主体に積極的参加の意識も高まれば、筋出力も上がります。
筋肉が最大収縮する際、声を出すことで息を堪えず吐気し、筋出力が向上します。
声を出すことで、呼吸循環系の機能も高めます。


スポーツでは 「気合」、「掛け声」が大変重要なのかもしれません。
部活の1年生は まず掛け声から・・・道具も触れず、プレーする先輩の周りに立って、掛け声だけをかけている風景を見かけることがあります。
ランニングするときでも、各クラブごとに違った掛け声が聞こえてきたりもします。

武道では・・・ 
「気合とは技の決まる瞬間、内に充実したエネルギーが、心と技と体とが一体となった瞬間、繰り出す技と共に体の中から目標の一点に向けて突き進む気のエネルギーの爆発音。」
と定義されています。
動作とともに自然と出る声の気合に対して、掛け声は 極めの技を伴わないで出す声で、掛け声には自分の気持ちを奮い立たせたり、相手を威嚇したりなど様々な使い方をする。」
とのことです。


私が エクササイズの途中、数を数えるのを忘れて注意事項を話すとき・・・
生徒さんが・・・「13! 14!! 15ぉ~~!!」
と私を威嚇・・・
「いつまでやらせるのよ~~~!?」ってことですね。
こちらが仕組まなくても、声は出るべくして出るのね!

さて、問題です。
スクワットで声を出して数を数えるとき、どちらで声を出しましょう?
A.膝を曲る時  B.膝を伸ばす時
・・・・・・・・・・・・・・
ウエイトリフターは どちらで声を出し叫ぶでしょうか?
答え:B 
スクワットで使われる大腿四頭筋は膝を伸ばした時、大臀筋は股関節が伸びた時に最大短縮して力を出します。
動作は 伸びているのに、筋肉は縮んでいる・・・・・ややこしいですね。
膝を伸ばした時、大腿四頭筋は カチカチに盛り上がります。
スクワットで声を出して、時に筋肉を触って、体感してみてください。
運動は 知と動のコラボレーションや~(グルメリポートの彦摩呂風に・・・)


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