元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

使命感

2008-12-07 21:56:32 | 健康
お天気の良いのどかな日曜日・・・
このまま家にいたいな~って、ちょっと思いつつ、いやいや行かなければ!と、Oさんのお宅へパーソナルトレーニング。
行かなければ・・・と思うのは 仕事だから・・・ではなく、、
「来てもらわなければ困る」
と、言っていただけることが ありがたく、行かなければ!
先週は 学会で お休みさせていただいたし、Oさんのお身体が 心配です。

昨日、Sドクターがパーソナルトレーニングで、パートナーストレッチを施術していると、こんな事をおっしゃっいました。
「ストレッチは とても気持ちが良いですね~
昔、ギリシア時代は 医者と体操の先生は 同等なぐらい偉い人やと思われたんですよ。だから、ギリシア彫刻に残された英雄は みんな筋骨隆々でしょ。
健康のために運動することが かなり重視されていたみたいね。・・・」

体操の歴史を勉強していると、病院や治療所と運動施設が併設され、今のエクササイズと同じような事が実施されていたことを知り、驚いたことがあります。
今、ベーシックと考えているエクササイズは もう既にその頃にも行われていたのです。
昨日のSドクターの言葉も思い出し、さらに気合を入れて玄関を開けると、、、

やさい青空











サンタさんからのプレゼント??にしては ちょっと早いな。
大好きなカブと、葉っぱつきの人参!!が 門に掛っていました。
ありがとうございます!!

ルン☆ルンな気分で、Oさんのお家まで、ウォーキングしていきました。
青空が広がり、気持ちいい~!


Oさんは 85歳。心臓病を患ってから、軽い痴呆にもなり、ベッドで過ごすことが多くなりました。
週3回ディケアにも行き、おうちにもヘルパーさんが来られて、介助があれば、歩行が可能です。
私は 週に1度、お伺いして、Oさんの関節運動やストレッチ、マッサージを行っています。
Oさんは 特に「ふくらはぎが痛い」と訴えられます。
案の定、Oさんの左足の足首、足の指の動きが 悪く、これでは ふくらはぎの筋肉も動きが不可能です。
足の指や足首の動きが悪いまま歩くと、ふくらはぎに かなりダメージがあります。
(外反母趾など、足の変形がある人も ふくらはぎが疲れやすく、膝にもダメージがあります)

今日も、足首や足の指の可動域を見てみると、なんと、いつもより動きは悪く、指も丸まってしまっていました。


足関節足関節


左の写真は 運動前、右は 足首や足の指を動かし、ストレッチした後。
角度にしてみれば、ほんの20度ほどの改善です。
でもまだ、床に対して垂直には達していません。
正常な場合、足首は つま先が、床と垂直のラインを通り越し曲がります。
そうすることで、ふくらはぎの筋肉が伸びて、良い状態(血行など)が保てます。

『あ~先週、お休みしたから 硬くなっちゃった~』
放っておいたら、どんどん硬くなる。
「ここね・・こうして、動かせる??」
Oさんに できないことは分かっているけれど、願いを込めて思わず言ってしまいました。
やはり、Oさんは 首を振るだけでした。

足首や足の指を動かす・・・ 
簡単なことなどですが、ディケアに行っても、1人ずつ関節を動かしてはもらえないのが現状のようです。
御家族も、力加減が分からなくて、触るのが怖い・・・と、おっしゃいます。


ちなみに 先ほど登場したSドクターは 90歳のお父様に、週に3度、ヘルパーさんを雇って、水泳施設へ同行してもらい、週に1度は ご自分も一緒に卓球場に行って、玉打ちをしているのだそうです。
「そうしているから、なんとか生きてるし、それをしなかったら、とうに死んでいるやろね。」と、おっしゃっていました。


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