元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

パパ、肩故障! 四十肩か!?

2007-10-03 22:36:24 | 健康
先週金曜日…
「腕が上がれへん!? 肩が痛いねんけど…」と、主人からの依頼!?
面倒くさぁ~~と思いつつ、ケーススタディの良い機会だと思って、可動域テストや整形外科テストを行いました。
火曜、水曜とゴルフに普通の行き、特に木曜も異常もアクシデントはありませんでした。
既往歴として、左肩は 高校時代に野球をしていて脱臼をし、大学時代にも繰り返し脱臼し、可動域も悪く、あるポイントで怖がっていました。
やっつける時には 左肩を取れば、勝ち☆・・・?!?!?!
脱臼ぐせがある人は その肩だけでなく、反対側も、そして全身の関節も緩い…
関節弛緩症で関節が不安定である場合もあります。
今回、痛めたのは 右肩です。
筋肉を見ると、アウターマッスルが大きく、関節を安定させるインナーマッスルとのアンバランスも考えられます。
しきりに、インナーマッスルの強化とストレッチをするように言っていたのですがね~プン!プン!
「会社の人には 四十肩やろ~って言われた!」らしいですけれど、チェックした限り四十肩の様子ではありませんでした。
肩峰下インピンジメント症候群のようでした。
これは 鎖骨の延長にあるボコボコとした骨(肩峰と烏口突起)が作りあう狭い空洞に筋肉の端の腱が通っています。
原因は…姿勢が悪かったり、肩の使い方が悪かったり、オーバーユースをしたりで、脱臼したりで、この位置で腱が挟まれ、衝突して炎症または 断裂する事もあります。
うちのおっちゃんの場合、痛みが少しずつ起こっていたわけでもないし、強烈なオーバーユースや衝撃も考えられないので、もともとの素因(関節不安定性)と、ちょっとした何かの拍子(→リビングで妙な位置で寝てしまう…結婚生活13年と少し、いくら言っても、その行動は治らない=罰があたったんだぁ~ウシシシィ~)
…で、亜脱臼しているんでないかな~??
「腱が切れてるかもよ~」と、ビビらしておいて・・・
とりあえず、腫れもあったので、金曜・土曜は アイシングとテーピングで、できるだけ安静に。
日曜日には すこし腫れが引き、「右手で、おしりが拭けるようになったぁ~」と、可動域も上がり、患部の遠位をマッサージ。
それでも、それ以上、肩は 動きそうにないので・・・
月曜日に God's hand:柔道整復師Nさんに診察の受け、やっぱり亜脱臼…
Nさん曰く…「整形外科に行ったら、レントゲン映して、なんともないって言うわれるよ~」
で、ばっちり肩をはめてもらって、可動域は 正常に戻りました。
まだ炎症の痛みはありますが、来週には良くなるでしょう。

このように、、、四十肩や五十肩だと素人判断をして早期に診察を受けないで放っておくと、基の疾患が分からないまま、症状が悪化して、肩の他の場所にも悪影響が起きて、難治性のものになって行きます。
大抵、私が運動指導をしているスポーツ医学センターに来られる人は 発症から何ヶ月も経過して来られる方が ほとんどなので、腱断裂していない場合でも、筋肉を再生させるのに時間がかかります(半年程度)。
しかし、発症してすぐに来られた方は 1~3ヶ月程度で治る場合が多いです。
他の関節や筋肉の痛みも 早めの診察をおススメします!!
うちのおっちゃんが 四十肩になるなんて!? 私の責任において、考えられない!
家族が 生活習慣病になれば、私の商売あがったりですわ~。
おっちゃん、頼むでぇ!!


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