『なまえのないねこ』のスウェーデン語版ができました。
これまで海外版といえばアジア圏が多く、北欧は初めてなので、とても嬉しいです。
翻訳はストックホルム在住の高橋麻里子さん。
「スウェーデンの子どもたちにもわかるように」ということと、「日本らしさを伝える」ということのバランスを考えてくださって、たくさん出てくる猫たちの名前も、レオ、げんた、じゅげむなど、大半が元のままになっています。
メロンも、メロン。スウェーデンに緑のメロンがあってよかった。
パン屋の「クララとハイジ」は、「ルッサンとブッラン」に。聖ルチア祭に食べるサフランパン=ルッセと、シナモンロール=ブッレを連想できる名前になっているのだとか。
今回初めて翻訳者さんと直接メールでやりとり(日本語で!)できたのも嬉しかったです。
カバーなし。日本ではカバー袖に入るような紹介文が裏表紙に。
スウェーデン語って初めて見ましたが、フィンランド語よりとっつきやすい…っていうか…もちろん読めるわけではないんだけど、じーっと見ていると、なんとなく読めそうな気が、しません?(笑)
冬が長くて厳しい北欧では、野良猫って、いないんだろうな。
家も名前もない猫が町をさまよっているという設定そのものが「日本らしい」ことなのかもしれません。