一面うろこ雲の、ある日。
雲の動きはかなり速く、みるみるうちに様子が変わっていく。
半分ほど葉が落ちた山桜。そのてっぺんに…
ジョウビタキ君。先週からやってきて、しきりと鳴いている。この木はテリトリーの重要ポイントのひとつらしい。
近くにもう1羽来ているのか、ときどき声が別方向からも聞こえる気がするけれど、まだ目撃できない。
アザミ。
フリージアの芽、水玉つき。
「ベルコーサ」か「ライヒトリニー」か、どっちかですね。
やっぱりビオラがきれいだと思う。
じつはビオラじゃないパンジーも植えたのだけど、その場所が、ちょうどモグラのトンネルの真上にあたってしまったらしく、翌朝見たら、9株のうち端のひとつだけが、ぽこっと根ごとキレイに土の上に押し出されていた。
すぐ元に戻したが、その翌朝もまた同じのが、ぽこっと。
モグラさん、よっぽどコレが気に入らないらしい。
しかたがないので、場所を変えました。うちの花壇はモグラファースト。
本日のにゃんこ(と、姿の見えない招かれざるゲスト)
ここ掘ったの、ボクじゃないよ。
クレ兄ちゃんでもないよ~。
というわけで、またまた猪さん登場。
わが家と畑の一帯は、いちおうすべて金網柵で囲んであり、理論上は鹿も猪も入れないはず(アナグマとタヌキは通れる)。それでもどこからか入り込んだのがいるらしく、このところ2、3日に一度くらいのペースで、派手に掘られている。
隣家の水道が急に出なくなったので、Mが調べたら、沢ぞいの斜面に、おそらく山芋を探して掘り返した跡があり、大きな石がころがり落ちて、送水管の継ぎ目がはずれていた。
これらの現場を見ると、いずれも掘り方は比較的浅い。がんばってはいるけれど、凄みというか底知れないパワーみたいなものが感じられない。今年独り立ちした若い個体かもしれない。
今年は山の栗が極端な不作で、どんぐりも少ないようだから、食べ物を求めて境界を強引に突破してくるのだろう。子どものうちは親が守るが、成長すればライバルと見なされる。従来のテリトリー内に餌が不足すれば、若くて経験の浅い者がはじき出される形で、あらたなテリトリー開拓に出かけることになる。
たまたま柵を抜けたら、美味しいものがあって、シメタと思ったのもつかのま、人に追い回されるはめになってしまった。
気の毒ではあるけれど、だからといって、うちの庭を好きに掘っていいよと言うわけにはいかない。困ったものです。
本日の「いいね」じゃない
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