グッモーニン。
朝早いうちは秋の空。昼間はまだまだ夏の雲。
そういえば、あれはそろそろ出ているかな…と探しに行く。
ススキの根元のナンバンギセル。
あ、残念、一日遅かったね。ここはもう店じまいだ。
あまり長持ちしない花だし、キノコのように場所が毎年変わるので、ちょうどうまく出会えたときは嬉しい。
シロバナマンジュシャゲ(というのが正式な和名らしいです)。
赤いヒガンバナと黄色いショウキランが自然交配した雑種だと、図鑑にあった。赤と黄色で、オレンジではなく白になる不思議。
トレニアの、このピンクは、全体の0.1%くらいしかない。
(といっても全部数えたわけではありませんが…)
長年見ているけれど、いろんな花粉が混ざっても、新色が出現する様子はなく、紫には紫の、ピンクにはピンクの種しかできないような気がする。
色とりどりに片手いっぱい摘んできたり、濃い紫のだけを選んで卓上に飾ってみたり。
手品のように咲くタマアジサイ。
きらきら。
レインリリーの二期生。
ホタルブクロの枯れ花。こういうものが、なぜだか好きで。
ホオズキも。
さて、ここからは、虫さんクモさん苦手な方はご注意。
会いたかったこの子にようやく会えた。
ギンメッキゴミグモちゃん!
ずっと前から名前だけは覚えていて、初めて実物を見たので、感激しているところ。特に珍しいものではないそうですが。
2日連続で庭のブルーベリーの枝にいてくれたので、ゆっくり観察できました。
こんなふうに…
↓
拡大するとエイリアンで、すみません。
実物はとても小さいのです。足をちぢめてしまうと5ミリくらいしかないので、見失うと探すのに一苦労。
「銀めっき」の名は、この金属光沢に由来するもので、銀というか、アルミニウムというか、最初に見たときは、クモの糸の一点がきらきらするので、金属片がひっかかっているのかと思ったくらい。
青く見えているのは、空が映っているから。
しかし、いる場所がおかしい。
ジョロウグモの大きな網の端っこに、間借りするような形で、自分の小さい網を張っている…のか、いないのか、輪郭がはっきりしないし、どこまでがジョロウグモの糸なのか、境目もあいまいだ。
こんな小さなクモが、ちゃんと獲物をとって生きていけるのか。それよりも、こんなところにいて、何倍も大きな家主に食べられちゃうことはないのかしら。
クモは餌をとるために網を仕掛けるけれど、自分のほうだって食べられては困るので、それぞれに工夫がある。隠れるもの、逃げるもの、カモフラージュ、わざと毒々しい色をまとうもの。ギンメッキの謎の金属光沢も、何かの役に立っているに違いない。
(9月16日追記)
その後も調べていたのですが、どうもこの子はギンメッキゴミグモではなくて、シロカネイソウロウグモというらしい。
白銀居候蜘蛛!
その名のとおり、自分では網を張らず、ジョロウグモなど他の種のクモの網に居候して、すみっこにかかった小さい餌をこっそりいただいて暮らしているんだそうです。