河津桜も咲きだしました。
いま二分咲きくらいかな。まだ小さい木だけど、花の数は年々増えていく。
黄色い水仙もひとつだけ。
キャベツ…にしてはずいぶん厚くて硬いので、はて?と思ったら…
あ~、芽キャベツだ!
隣のブロッコリーも、いっこうにブロッコリーらしくならないので、葉っぱの奥をのぞいてみたら…
ロマネスコ!
どうもこの手の苗はみんなまぎらわしい。何になるのかと、いつも半信半疑で見ている。
わたしは普通の緑のブロッコリーが好き。ゆでて、細く裂いて、おかかをかけて、ほんのちょっとお醤油をたらして食べるのがいちばん好き。
本日のきにゃにゃ。
ときどきおでかけします。
おそとにいると野生動物っぽいって言われます。
キジトラは保護色なので、草むらでは目立ちません。
新しいドアマットの座り心地は、まあまあでした。
でも、やっぱりおうちがいちばんです。
最近、きななは「おねだり」を覚えた。
小テーブルの上にきちんとお座りして、目が合うと、小さい声で「んーにゃあ?」という。
おやつの小袋を開けるぱりぱりという音に反応し、「それください」と意思表示をする。ぱりぱりいう袋は何種類かあり、どれが一番おいしいかも、ここひと月ほどで覚えてしまったらしい。
この子は、うちに来たときは飢えきっていて、当初はひたすらガツガツ食うことだけに専念していた。家猫暮らしはもう11年になるのに、相変わらず他の子と一緒の食事では落ち着かず、誰もいないときにこっそり来て残り物を食べるという野良猫の習性が抜けない。
なにしろ手から食べられるようになるのに5年もかかったほどで、それだっていまだにびくびく、びくびくしている。
おねだりして、もらって、見ている前で食べる、という飼い猫なら普通の行動ができるようになったのは、ほんとに最近のことなのだ。
しかし、食べるといっても、一度にほんのすこし。カリカリのちっちゃいのを10粒とか、ちゅーるを1本の4分の1とか。
次の「んーにゃあ?」を、ばあやはいつでもお待ちしておりますよ。
ドイツ語は Katze (猫)しかわかりません。
またしばらくグリムを読んでいた。
「かわいそうな粉ひきの若い衆と小猫」(#KHM106)というあまりメジャーでない話がみょうに面白い。
主人公は粉屋の下働きで、恵まれない境遇にあるけれど、べつに「かわいそう」な話ではないし、タイトルが悪くて損をしていると思う。わたしは勝手に「ねこのおひめさま」と名付けた。
何のとりえもない若者が、たまたま出会った三毛猫に7年間お仕えした結果、立派な馬をもらい、美しいお姫様と結婚し、一生困らないほどの大金持ちになって、めでたしめでたし。
その7年間奉公するお城というのが、猫だらけで、猫の召使いたちが靴下をはかせてくれたり、しっぽで顔をふいてくれたりするのよ。いいでしょう?
そういえば、有名な「長靴をはいた猫」も、始まりは粉屋だ。財産分けで、長男は粉ひき小屋を、次男はロバを、三男は猫をもらう。
製粉所にはねずみがつきもので、ねずみといえば猫だから、粉屋にとって猫は大事な存在で、そこから「猫が人を助けてくれる」話がいろいろできた…のかもしれない。
でも、日本だって、同じように猫はねずみ退治に欠かせない動物だったのに、日本の昔話で猫が出てくると怪談が多いのは、なぜでしょうね。
ついでに。
ペローの「長靴をはいた猫」はオス猫だけど、ジェイコブズの " The Earl of Cattenborough" (キャッテンボロー伯爵)ではメス猫になっている。そして、内容はほとんどペロー版と同じだけれど、めでたしめでたしのあとに10行ばかり付け足された後日譚が、メス猫ならではのもので、ちょっと背筋がぞくっとする。
別におすすめはしないけど、気になる方は読んでみてください。
Joseph Jacobs "European Folk And Fairy Tales" (1916)
本日の「いいね!」…ではなく「そうだったのか!」
巻いて開けるコンビーフ缶が販売終了
製造上の何らかの理由で、コンビーフはあの缶でなきゃいけないのだと信じていた。違うんだ?
脂のべったりついた空き缶は洗うのが大変なので、そっちが改善されるといいと思うけど。
(もう30年以上食べてないし、この先食べることもないですけどね)