いばって言うようなことではありませんが、
わたしはお掃除は苦手。
「人は誇りをなくしては生きていけない。
しかし多少の埃くらいで死ぬことはない」
という名言(誰の?)を信じて生きています。
苦手だ、というのは、つまり、やればできる、ということで、
やってできないわけではない。
しかし、なるべくならやりたくない。
そして、どうしてもせっぱつまってやることになると、
今度はとまらないから困る。
つまり、日頃ちゃんとやっていないため、
やりはじめるとあっちもこっちも目についてキリがなく、
お掃除は永遠に終わらなくなっちゃうのです。
先日も、天井のクモの巣を掃除機でとりはじめたら
腕が筋肉痛になりました。
だからそもそもやりたくないんだ(という悪循環)。
ふだん見えない、手の届かないところの汚れも
キレイになります、という掃除用品のCMを見ながら、
見えないならいいじゃないねえ、とうっかり呟いて、
Mにあきれた顔をされました。
たんすの下に、ものさしがやっと入るほどのすきまがあり、
ものさしを入れてみましたら、砂が出てきました。
埃やごみではありません。砂です。
あとからあとから、ざらざらと、きりもなく出てきます。
うちの猫どもが、その可愛い小さいあんよにくっつけて
持ち込んだ何年分かの砂でしょう。
たんすを動かしたらどうなるか、と思ったけれど、
ちょっと重くて動かないのでやめました。
うちのたんすの下はどこかの砂浜につながっている、
ということにしておいて。